IoTなるものの盛大な勘違い

このエントリは、#ssmjp Advent Calendar 2019 の8日目、12/22の記事です(遅れています)
昨日はjunjunさん 明日はokajiさんです。

運用の勉強会ですが、ちょっと違う内容ですみません。

IoTなるものについて、なんかどうも違うなーと想ってることをふわっと。

IoT=小さい電子機器は違う

私の今のお仕事は、非IT企業に、IoTってなんじゃらほい、って聞かれたらふわーっと行って、こうですよーって教えさせていただくのがメインっぽい感じです。

そういうとき、ハンズオンとかもやるんですよ。ラズパイとか使って。
でもちょっと待ってほしい、ラズパイやマイコン=IoT ではない、ということを理解してほしい。

Things が Things(電子機器)になっている

まあそうですね、電子機器がないと動きません。センサだってモーターだって、電子機器です。でも、そこに囚われちゃあダメ。

Thingsですよ、モノです。なんでもいいんです。服だって、テーブルだって、産業機器だって、計測器だって、家具だってモノです。

データ化する必要があるかないかは置いておいて、モノはそこら中にあるわけです。なんか電子機器が入ってないと、ってとこから発想しちゃうと、目の前にあるモノのデータが実は宝箱かも知れない、ということに気づけなくなってしまいます。

結局やりたいことは、データを取ることだったのでは?
電子機器という枠に囚われずに、取りたいデータを取ることだけ考えてほしい。

何がしたいのかを忘れずに

Cyber Physical Systemだとか、デジタルツインだとか、デジタルトランスフォーメーションだとか色んなワードがありますが、そんなんどうでもいいんですよ。結局あなたは何のデータを取りたいんですか、そのデータで何をどうしたいんですか、それを忘れないでほしい。

お題目だけあったって、実態が伴わなきゃタダの絵に描いた餅、それどころか描こうとしてる絵が無駄に大きくなっちゃって、絵すら描けなくなっちゃうかも知れません。

すぐやること、やったら失敗というデータが手に入る

ラピッドプロトタイピング、Proof of Concept、言い方はなんでもいいです。
ラズパイやマイコン=IoTでは無いですが、それらを使ってすぐ試すことはできるようになりました。

なので、すぐやりましょう。設計もそこそこに、やりたいことを小さく始めて小さく失敗しましょう、その失敗もデータです。改善して次をやりましょう。

手を動かさずに設計だけやっていても、もしかしたらとんでもない思い違いをしてるかも知れないので、先に作ってデータ取りましょう。
それは無駄な時間に感じるかも知れませんが、失敗の先には成功しかないので、バンバン動きましょう。

まとまらない

というわけでまとまらないですが、学習してそれっきりなのはもったいないので、ホント手を動かしていきましょう。学習コストはもうとんでもなく下がってるので、なんでもやってから話をしましょう。


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