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2019.11.17「愛情としての、怒り。」

阪神尼崎駅近くの、ベローチェにいる。

先日、壇珠さんとトークライブをした。最高に楽しかった。だが、反省点も多い。このイベントは、参加費が7000円程度と(自分的には)高額だった。だから、自分のような人間が7000円も値打ちがあるのかと苦悶したり、7000円相当の話をしなければなどと身構えたりもした。最終的に「まあ、7000円払ってもいいと思っている人が来るのだから、いいか」と思うことにしたが、やはり、どうしても身構えてしまう自分がいた。そのせいか、当日も、お客様に「できるだけ、気持ちよく帰ってもらおう」と考慮しすぎた。

質疑応答の時、参加者の女性が「自分は服飾をやりたいのだけれど、学校に通ったりすると時間がかかるし、技術も複雑で、あれこれ考えているうちに身動きがとれなくなる。どうすればいいと思いますか?」という質問をくれた。壇珠さんは、それに、猛烈に優しい感じで答えた。素晴らしいと思った。だから、私も、やれることからやっちゃえばいいんじゃないですかみたいなことを言った。その場は丸く収まったが、私の中に、もやもやが残った。誤解されると困るが、このもやもやは、質問者に感じたもやもやではない。自分が、自分に感じたもやもやである。言いたいことを言えなかったとき、本当は「これを言いたい」という一番星があるのに、その何歩か手前の言葉を言ったとき、もやもやが残る。では、私の本音はなんだったのか。質問された瞬間、自分の心が感じた本音とは何か。それは「お前はなんにもやらねえよ」だった。私は、お前はなんにもやらねえよと、思っていたのだ。

しかし、そんなことを公衆の面前で言うことは危険だ。角が立ちまくる。だから、私は、その数歩手前の言葉を言った。これがダメだった。これが自分のダサさである。言っちゃえばよかったのだ。公衆の面前で「お前はなんにもやらねえよ」と、言っちゃえばよかったのだ。傷つける言葉かもしれない。だが、傷つくことで気づくのである。傷つき、気づき、築くのである。何を。自分を。人生を。なんにもやらねえよと言われることで、逆に、やる力が爆発する。悔しがってください。俺を、恨んでください。そして、その力を利用して、やりたいことをどんどんやっちゃってください。谷川俊太郎風に言えば「これが、わたしの優しさです」ということになるのだと思う。中途半端な優しさを示すことが、7000円ではない。7000円だからこそ、言うべきだった。言っちゃった方が7000円だった。言わないならば、0円だ。

イベント中、私は「無難こそ死」みたいなことを話した。無難であることを選ぶことは、生きていないことと同じだ、と。終了後、その言葉が妙に胸に残ったと話す女性から「坂爪さんにとっての無難とはなんですか?」と、声をかけられた。私は、正直、イラっとしてしまった。そんなこと、俺に聞いてもしょうがないだろう。その言葉が残ったならば、俺じゃなく、自分に問え。自分が、無意識に選んだ『無難』のひとつひとつを、突破していくしかないじゃないか。と。そんなことを言った。すると、その女性は「ほええ」と震えながら、去った。悪いことをしたかもしれないと思いながら、清々しさを覚えた。そして「ああ、いま、いい仕事をしたなあ」と思った。これが7000円だとかちょっと思った。このやり取りを見ていた別の女性から「怒ってあげるのは、愛ですね!キュンとしました!」と、言われた。7000円だ。

実は、二徹してしまった。眠れるとなった瞬間、眠れなくなる病気だ。また眠い。俺はなにをやっているのだろう。今日はこれから尼崎でミニライブ出演の可能性を控えつつ、夜は梅田でチケットを直接手渡しする。ライブと言えば物販だ。だが、物販なんてやったことない。Tシャツやタオルを売るのは普通だ。どうせやるならオリジナルなもの(やっている側が楽しくなるもの)を作りたい。ということで「バンドメンバーひとりひとりが、独自の商品を当日までに用意して、それを物販棚に陳列する」ということになった。だから、当日まで、他のメンバーがなにを持ってくるのか、わからない。文化祭のノリだ。みんな、笑いを取ることに一生懸命な人々だから、非常に楽しみだ。私はなにを売ろう。実は、まだ、決まっていない。しかし、コンセプトはある。それは「坂爪圭吾が、数日間『愛しているよ』と言い続けた○○を売ろう!」というコンセプトだ。たとえば、おいしい水というペットボトルの水がある。それを常時持ち歩き、隙を見ては「愛しているよ」とか「大好きだよ」とか「可愛いね」とか、水に語りかけまくる。数日間、愛情を注ぎまくった水を『もっとおいしい水』とか名付けて、千円で売りたい。

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ナポリタンをご馳走になってしまった。杭瀬駅。音大に通うM様と話した。高校時代から音楽を続けてきたM様は、一般企業に就職する道を選んだ。周囲の評価がノイズになり、自分が純粋に音楽を楽しめなくなっていることを痛感し、一回、音楽から離れることに決めた。だが、再び戻る予感もある。誰かの期待に応えるため、とか、周囲から嫌われないために生きると、自分がひとのものになってしまう。承認欲求という言葉がある。私は、承認欲求を『罠』だと思っている。自分が楽しめているなら、承認なんていらないじゃないか。楽しくないから、承認を求めているだけなんじゃないのか。この世界には、巧妙に仕組まれた罠が多い。生きていると「自分なんかダメだ」と思わされる瞬間もあるが、ネガティブなことを考えているときは、実際に自分がダメなのではなく「ただ、罠にはめられているだけ」だ。自分なんかダメなわけがないのだ。外野の声が、ただ、そう思い込ませているだけだ。

大事なことだから、もう一回言いたい。否定的な考えに囚われている間は、ただ、罠にはまっているだけだ。あまりにも巧妙な罠が日常に仕組まれているために、ああ、自分はダメなんだと『思い込まされる』場面は多い。だが、しかし、気をつけよう。これらはすべて罠である。お前は間違っていると言われた時、そう言ってくる人々は『世間』を引き合いに出す。みんなはこうしているとか、普通はこういうものだ、とか。だがしかし、世間なんてものは幻想だ。普通なんてものは幻想だ。それは、ただ、そのひとがそうなだけだ。だから、そういう時こそ思い出そう。本当に素敵なひとの存在を。

尼崎でミニライブ出演。16時。素晴らしい時間。女性H様と、そのお母様が運転する車に乗せていただけることになり、梅田駅に向かう。車内。H様に、ふと「こんな人間にはなりたくないなあと思うひとって、どんなひとですか?」と聞きたくなり、聞いた。ら、H様は「社会にのまれているひと」と即答。隣で、お母様が微笑している。H様は反骨精神の塊で、のみこまれてたまるかと思っている(お母様・談)。なんて痛快な言葉なのだろう。H様いわく「社会にのまれているひとは、自分の人生を生きていないと思う。親のためとか、嫌われないためとか、それじゃ自分の人生を生きているとは言えない」と。そんなH様は、実は、シンガーソングライターになりたいらしい。夜な夜な、河川敷に足を運び、こっそりギターの練習をしている。H様は言う。純粋なエネルギーで音楽を楽しみたいのに、SNSにあげたりすると、いいねが欲しいとか、馬鹿にされたくないとか、そういう思いが自分の思いを濁らせる、と。わかる。わかるぜH様。俺も、ずっと、そうだった。

18時。梅田駅。これから京都在住の男性に会い、チケットを直接手渡しする。それ以降の予定は未定で、今夜の寝床は決まっていない。まだ、慌てるような時間ではない。なにかあれば、どなた様でもお気軽にご連絡ください。こんな人間ではありますが、精一杯、あなたにご奉仕いたします(なんだそれ)。さっき、歩きながら長渕剛の「泣いてチンピラ」を歌った。泣いての部分を『媚びて』に変え、チンピラの部分を『キンピラ』に変えて歌ったら、楽しかった。私は、キンピラが好きだ。媚びてキンピラを食いてえ。

「Before Ash」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

会いたい 君の手が 欲しいよ
ただ 君の瞳に 映し出して いたいよ
この 冴えない現実が 目の前を灰に染め
戻れなくなる前に
透明なその声で 俺を白にして 欲しいよ

夜になって 星に乗り出して 歌になって
どうなるかなんて わからないなんて 言葉あてにして

ねえ 泣いたり 騒ぎ出した 君はどこにいる
もう 帰らない 思い出は 見たくない
この 焼け落ちる球体が 沈み行くその時を
ただの君と待っていたい
会いたい情熱が 灰になる前に 欲しいよ

会いたい 君の手が 欲しいよ
ただ 君の瞳に 映し出して いたいよ
この 冴えない現実が 目の前を灰に染め
戻れなくなる前に
透明なその声で 俺を白にして 欲しいよ

ねえ 泣いたり 騒ぎ出した 君はどこにいる
もう 帰らない 思い出は 見たくない
この 焼け落ちる球体が 沈み行くその時を
ただの君と待っていたい
会いたい情熱が 灰になる前に 欲しいよ

みっともないことばかり、蘇る夜だ。

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

人生は続く。

🌸🌸🌸バンドプロフィール紹介🌸🌸🌸

Agape(アガペー)

https://agapeofficial.com/

2019年2月14日、水の都ヴェネツィアにて音楽の道を歩むことにした坂爪圭吾をはじめとし、月毎にメンバーが増えていき、現在は7人体制の倒錯系ロックバンドとして活動している。

メンバーのほとんどが音楽経験皆無という状況の中、「最初から何でもできるひとに誰が共感するのか」と開き直り、まずは質よりも量の精神で、およそ二百曲の音源を作る。

大型台風が関東直撃後の【9.9吉祥寺変】で鮮烈なインパクトを残した後、坂爪以外のメンバーが個々のレベルを上げるため、企業内企業ならぬバンド内バンドを立ち上げる。

若手三人組が結成した『ハイパーカミオカンデ』は、爆発力のあるヒップホップユニット。年長三人組で結成した『慈 御陀武流』は、大人の渋さを醸したいフォークバンド。それぞれが切磋琢磨し合いながら全体の底上げを図っている。

🌸🌸🌸メンバー紹介🌸🌸🌸

Guitar & Vocal の坂爪圭吾(34)O型の牡羊座。1985年4月7日新潟県(実際は山形県西置賜郡小国町)生まれ。三人兄弟の末っ子。動物占いは狼。夢なんてないですよなどとほざきながら「実は、音楽から逃げていた」ことにヴェニスで気づき、一念発起。2019年2月14日、ど素人ながら音楽活動開始宣言後、一年でどこまで行けるかを自身に見せつけるためのワンダフル・ジャーニーなう。Agapeというバンド名が決まった瞬間に「勝った」と思ったけいご坊やの予感はぶち当たるのか・・・2020年2月14日、乞うご期待!!

http://ibaya.hatenablog.com/

Bass 保科亮太(31)O型の蟹座。1988年6月29日生まれ。新潟県生まれ。幼少期に兄が習っていたピアノ教室に足しげく通うも、周囲から「もう少し大きくなってからね」と言われて腹を立て、「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか? オレは…オレは今なんだよ‼」とスラムダンクよろしく、屈辱感のもと刹那的に生きる素地が出来上がってしまう。

十歳の夏休み、プール通いに夢中で伝説の『横浜高校 対 PL学園』の死闘を見逃し、テレビの前で呆然としていた母親から「凄いものをみた」という報告を受けた後、準決勝の明徳義塾戦を観て、大舞台でのサヨナラ劇場に衝撃が走り、一気に高校野球に魅せられた。

その後、二十代前半までの青春をほぼ野球に捧げた。打つ方は得意だったのだが、いかんせん守りに関しては「リズム感がないお前はザルだセンスがないやめちまえ」と散々蔑まれ、才能がなければ駄目なのか、いやそんな好きなことを一言で済ませてくれるなという屈辱感のもと、青年期がスタートする。

そんな中、嘉向徹(コンビ名はteam-0)と出会い、嘉向が親交を深めていた坂爪圭吾という存在を知ったときは、まさに青天の霹靂だった。その後、無職の者たちで破滅的に遊びはじめ、現【Agape】のメンバーたちとも交流を深めていった。

全くのど素人からスタートとした音楽も、「才能があったから」とか「センスがあったからできた」訳ではないことを証明するために、日々克明に無様を晒しながら活動中。
本人曰く、「“リズム”という概念を知った今が、一番野球が上手くなる時期」と豪語している。

バンド内バンド『慈 御陀武流』では、「亮太千住観音」として“御仏の御縁”に導かれるまま各地で演奏している。ベースもそこそこに作詞も手掛けている。『慈 御陀武流』の一人で「亮太千住観音」の異名を持つ。

https://note.mu/hosshy

Guitar 竹谷純平 (34)B型の牡羊座。1985年4月3日新潟市中央区生まれ。小学6年時にhideの「Rocket Dive」に衝撃を受けてギターを志すも挫折。中学時代はゲームオタクとして過ごす傍らLUNA SEAとSIAM SHADEにハマり、ギターを志すも挫折。高校時代はイギリスのロックバンドoasisにハマる。お年玉をすべて来日ツアー参戦に注ぎ込んだりするほど好きになり、ノエル・ギャラガーに憧れギターを志すも挫折。大学時代は前半をギャル男、後半をバックパッカーとして過ごす。今度はJohnny Marrに憧れギターを志すも、挫折。2019年5月、Agape結成と同時に加入。今度は挫折していない。その玉虫色の人生をサウンド上に表現したい、との欲求が今の彼を突き動かしている。愛機Fender Stratocasterは、高校時代の友人から譲ってもらったもの。

https://note.mu/junpeitakeya

Synthesizer 稲村彰人(26)B型の双子座。稲村彰人。1993年6月17日生まれ。双子座のB型。新潟県育ち。担当は主にシンセサイザー。

生きていて、いろいろなことを疑問に感じることが多く、様々な局面で事あるごとに「ちょっと考えさせてもらってもいいですか?」と答えるのを繰り返していたのだが、そうこうしているうちに、気が付けば二十代も後半に差し掛かっていた。

そんな折、縁あってAgapeに加入。他メンバー同様、音楽経験はほぼ0の状態で活動を開始したのだが、楽曲制作をしたり他人前で演奏する機会を重ねるごとに、自分の中で何かが如実に活性化。何がどう活性化しているのか自分でもよく分かっていないのだが、分からないことを考えるのは相変わらず大好きなので、引き続きさまざまなことに思いを巡らせながら、心の赴くままに表現活動を展開している。

嫌いな季節は夏。嫌いな食べ物はトマト(生)。嫌いなことは集団行動。集団行動が嫌いな自分が、たぶん自分より集団行動が嫌いそうな人たちと一緒にバンド活動していることを奇跡だと思っている。

https://note.mu/akito_inamura

Rhythm & Performe 嘉向 徹(28)O型の射手座。所持金(全財産)は4万円。好きな動物は狼とシャチ。推薦で受かった大学を入学前に自主退学し最終学歴は高校卒。以来、数々の職業的なものを転々とし、目下人生勉強中。しゅみ、おべんきょう。好きな言葉「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」。心身ともに至って健康。愛車ファミリアバンのハンドル握り今日もいく。将来、日本を...     いや世界を救う男かも    しれない。

http://torusharing.com/

Drums & Keyboard RYU(19)山羊座のB型。2000年1月11日生まれ。福岡県北九州市に産声を上げる。ドラムとピアノを担当。母親のお腹の中でも、音楽を聞けば、踊っていたほどの音楽好き。幼少期から、音楽をかけては踊る毎日を過ごしていた。ピアノでは、合唱団、オペラ歌手、ロックミュージシャンや、ポーランドのオーケストラなど、多方面に渡る方々とコンサートをしてきた。また、東南アジアを放浪し、フィリピンの海上民族に居候していたり、ヒッチハイクでは200台以上の車にお世話になってきた。そんな中、Agapeのメンバーと出会い、導かれたかのように、今宵、ドラムを叩いている。

https://note.mu/ryusuketoita

Reading 千(?)A型の双子座。千。1990年6月4日生まれ。29年間生きてきて未だに本名を名乗ることが出来ない。
『自意識という化け物に名前を奪われ続ける男』
「千」の前は「中村」と名乗り、かろうじて現実世界と繋がっていた。
しかし、それも長くは続かない(4年くらい)。
仮の名ではもはや身に宿るMonsterを制御しきれなくなってきた為、あの手この手を使い本当の名前(自分)を取り戻そうとしている。
誰の為でもなく、自分の為に。
果たして「千」は名前を取り戻し、Agapeで爆発する事が出来るのか、それともこれまで通り自爆するのか。どっちなんだい!?んー!!
人生レベルでの生き残りをかけた戦いが今始まる…のかもしれない。

https://note.mu/nakamura32987

🌸🌸🌸バンドからのメッセージ🌸🌸🌸

葛藤と爆発。それが我々アガペー最大の武器だといわれています。「2020年2月14日までにどこまで進化していけるのか」を標語として、それぞれが日々音楽活動に励んでいます。七色の個性が奏でる音楽をぜひライブで聴いてみてください。

🌸🌸🌸イベント出演情報🌸🌸🌸

11月1日(金)Agape 千さんが平塚から大阪まで歩く「東海道五十嵐次」

https://www.facebook.com/events/340588650123797/

11月22日(金)19時 Agape 単独LIVE@大阪市心斎橋「5th-Street」

https://www.facebook.com/events/678079209357281/

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THE PRESENTS Vo&Gt|LINE id ibaya|Mail keigosakatsume@gmail.com|SCHEDULE on http://urx2.nu/xkMu
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