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資本主義とは何かを理解し考えるための本リスト

資本主義の世の中を生きる我々にとって、資本主義に対する理解は必要不可欠です。
しかしながら、資本主義とは何か?と聞かれても、いまいちパッとは答えられません。
なぜなら資本主義は、歴史と共に変化し続けており、その時代背景によって「資本主義」の意味合いや定義が変わっているからです。

過去の歴史における資本主義とは何か?
今の我々が生きる時代の資本主義とな何か?
これからの未来の資本主義とは何か?

これらについて理解し、考えるための書籍をまとめました。

大学卒業までに一通り読んでおこうと思います。

<資本主義の過去と現在>

①資本主義の歴史

「資本主義という概念を使うのはもうやめにして、たとえば『市場経済』について語ればよいのではないか。」

という鮮烈な言葉から始まる良書。

第一章では、時代背景によってその姿形を変える資本主義の性質を認めた上で、現在の資本主義の定義をしっかりと行っています。

第二章以降で、現在の資本主義に至った歴史的背景と経緯(商業資本主義・農業資本主義・産業資本主義・金融資本主義といった変遷など)がじっくり説明されています。

②世界経済全史

大航海時代や東インド会社設立にあたっての株式会社の起源、ロスチャイルド一族による銀行業発達、イギリスの産業革命や、アメリカのドル覇権など、資本主義を語る上で欠かせないターニングポイントがしっかりとまとめられています。

③資本主義と奴隷制

以前は、資本主義ができたのは「イギリスや西欧の文明が良かったから」という考えが一般的でした。この資本主義と奴隷制では、黒人としてのバックグラウンドを持つエリック・ウィリアムズは、西欧・白人以外にスポットライトを当て、「黒人奴隷がいたからこそ資本主義が生まれた」という新しい視点を与えてくれます。

・資本の世界史

<資本主義の未来>

欲望の資本主義

・21世紀の貨幣論

・資本主義の終焉と歴史の危機

・未完の資本主義

・資本主義の終わりか、人間の終焉か?

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