20230817SDGsニュース
資本主義によって奪われる命を数値化した「キルスコア」 利権を持つ人にとって都合の悪い数字になる可能性
※学術的な評価手法を、インパクトのあるネーミングで応用解説する一般向け啓発本でしょうか。たとえばNOxを1t排出するのとCO2を1t排出するのでは、どちらの方が人命への影響が大きいのか。その評価結果によって、環境影響(というか健康影響)を減らすための技術開発の方向性が変わる可能性があります。たとえば寒波と熱波では、どちらの方が人命への影響が大きいのか。その評価結果によって、気候変動問題への態度が変わる可能性があります。
港の海藻で脱炭素…「ブルーインフラ」全国に整備、7年後にはCO2吸収量の12%
※記事によると、日本の藻場・干潟は森林面積の約100分の1、日本のCO2吸収量のうちブルーカーボンは最大で全体の約6%(つまり100分の6)、だそうなので、単純計算すると、面積当たりの吸収量が6倍。いつも思うのは、森林の場合は樹木の形で吸収されたCO2が「固定」されていますが、海藻は樹木ほどの寿命がないので、長期的にどのように「固定」されるのか、ということ。
「脱炭素」で遅れていたインドが急速な巻き返し: 炭素排出、過去14年で33%も減らす
※突如大ニュース!いつのまに!と思ったら、「排出原単位を33%減少」だそうです。それでも大変なことです。ただ、記事の排出原単位の分母が何かはわかりませんが、仮にGDPとすると、2005年から2019年の間に実質GDPは2.64倍になっているので、2.64×0.67=1.77倍、つまり「総量は77%増加」。企業の環境マネジメントでも、売り上げ好調の場合には、規模の経済が働いて原単位改善、総量では増加(逆に売上不調の場合には原単位悪化、総量では削減)になるのはよくあることです。
英国、IFRSベースのサステナビリティ開示基準を作成へ
https://esgjournaljapan.com/world-news/27115
※イギリスは24年7月までに。日本は24年3月草案、25年3月最終案の予定、その間に入りますね。
Google、AI活用の飛行機雲発生回避マップをアメリカン航空と共同開発
※これは面白い対策ですが、回避行動により飛行距離が伸びたり燃費が悪化する要素もあるのでは。
コメンテーター紹介
サステイナブル歴30年+3年の眼
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1回目:キーワード解説集として読む。基本的に、1キーワード3論点でまとめてあります。問題は解かずに、解説を読んで内容を理解する。それから、「どこを問題にしたのかな?」と問題文の選択肢と、解説文を見比べる。そして、不正解肢はどれで、解説文のどこをどう変えたかを確認する。
2回目:知識の定着度を確認するために、問題を解いてみる。そのときに、1回目の思考のプロセスを思い出す。
3回目~:実際に銀行業務検定試験を受ける方は、全問正解になるまで繰り返す。