兵庫ジュニアグランプリ考察・予想~園田競馬場とはどんな競馬場なのか?~
12/2(水)に園田競馬場で開催されるG2兵庫ジュニアグランプリ(1400m 2歳限定)の考察・予想となります。
例年11月の下旬に開催されているこのレースだが今年は12月の上旬開催となった。これに伴い全日本2歳優駿へ参戦の場合は中1週のローテーションとなってしまうことから中央勢はメイチ調整となることが濃厚。
まだまだダートの適性は未知数、能力も未知数な馬が中央、地方問わずに多いが今回はそんな馬たちが戦う園田競馬場とはどんな場所なのか?という点にポイントを置いて考察をしていく。
枠順
コース解説
正面ポケットからスタートしてコースを1周する形態となっている。4回のコーナーワークが求められる中で同時に最後の直線が210mと短いことから後方から競馬を運ぶ馬は向こう正面で捲りながらスピードを維持する競馬が出来ることも求められる。
ここ数年は中央馬の掲示板独占傾向が強いが、門別勢が能力の高さで逆転をするシーンも多くみられる。地元勢は不利(ただし園田所属でも純粋な地元馬と、門別移籍馬の2種類がいるので登録先だけでなくデビュー場所も確認が必要)
考察
ポイント① 砂質と砂厚
まず、先に解説するとこれまでのデータと今年からのデータはまったく異なると考えるのが良い。理由は園田競馬場の砂が変更された点だ。
従来の園田競馬場は酷使の影響で砂質が悪く、雨が降ったりすると異常に滑りやすい砂を使用していた関係で事故が多発。これに伴い今年の春より画像のような白い砂に変更となった。
参考資料 きときとヴォイス@三宅きみひと チャンネル
こちらの動画でも詳しく解説されているので併せて参考にしてもらえると何が違うかわかると思います。
ただし、砂厚自体は以前同様に11㎝と深いので中央のダートコースより力を要する馬場であることに変わりはない。当たり前の話だがダート色が強い馬ほど好走しやすく芝適性のある馬は苦戦傾向にある。
※中央競馬のダートの砂厚は一般的に8㎝と言われる
また、園田競馬場は定期的に砂の補充が行われる。
園田競馬場は砂を補充すると基本的にインが伸びにくくなり時計がかかるので砂の入れたては馬場の内を空けて走るのだが、何も知らないで稀にインに突っこんで撃沈する中央勢の騎手や馬がいるので注意が必要。
砂の補充に関しては、園田競馬場のホームページにて逐一報告されるので確認をするのも良いだろう。
2 トリッキーコース=騎手の腕
小回りの競馬場、スパイラルカーブ、難しい仕掛けどころなど馬の実力と同時に騎手の腕も試される条件。砂も深いことから先行でスムーズに抜け出して・・・などという甘いことは言ってられず馬をどんどん動かせる騎手の剛腕性が非常に求められる。
それを裏付けるようにこのレースの過去の傾向を見ると地元の川原騎手、中央で剛腕として名高い和田騎手、岩田康誠騎手、そしてデムーロ騎手やルメール騎手といった外国人騎手の好走歴も見られる。
今年は中央勢では元園田でトップ騎手として活躍した岩田康誠騎手や、南関東の元リーディング騎手である戸崎騎手が騎乗予定となっている。
岩田騎手は中央で2勝をしているゼンノアンジュ、戸崎騎手は函館2歳Sを2着と好走しているルーチェドーロにそれぞれ騎乗予定となっている。
ポイント③ 地方馬の取捨
近年交流重賞レースに置いてその取捨を悩ませるのが地方所属馬の存在。明らかに近年世代関係なく地方勢が強いだけに今回も軽視とはいかない存在だろう。
地元園田からは5頭、門別から1頭、南関東からは1頭の出走が出走してくる。
門別から参戦してくるグロリアスルカは地元のリーディングの吉村騎手が騎乗、更に園田で3戦3勝、他の園田勢の1400mの持ちタイムが1分33~34秒の中で1分31秒3という好時計を記録しているツムタイザンの2頭は注意するべき存在であり馬券に絡むと配当妙味も期待できる。
※グロリアスルカは出走取り消しとなりました。
まとめ
中央馬で勝ちきれそうな馬を想定としたうえで配当妙味が期待できる穴候補に地方馬を絡めながら順当決着と穴決着の2面待ちをしてみたいこのレース。
少々悩んだが、今回はこのレースに向けての意気込みの高い馬を本命とし、相手3頭に絞った予想をしたいと思う。
それではここからは有力馬の考察と買い目の公開になります。
推奨馬
本命
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