見出し画像

【データ予想】桜花賞・2024

阪神競馬(芝・右外)1600mでおこなわれる、三歳牝馬クラシックの一冠目。
2400mのオークスよりもスピードの絶対値が求められ、繁殖牝馬としての価値が高まる。
例年好メンバーが集まり、数多くの名牝がここをステップに一流馬へと羽ばたいた。
昨年はリバティアイランドが圧巻のごぼう抜きで勝利した。

1番人気で勝利したのは23@リバティアイランドと14@ハープスターの2頭。
G1レースの中でも、高松宮記念・エリザベス女王杯に続いて1番人気の信頼度が低い。
昨年はひさしぶりにリバティアイランドが人気に応えたが、単勝1倍台の馬が6頭いて4頭が負けているので過信は禁物といえる。

一方、2番人気が4勝2着2回と逆転。この中にはデアリングタクト・アーモンドアイ・グランアレグリアらも含まれる。
3番人気も複勝率50%で複勝回収値は100円。
4番人気がなぜかまったく馬券になれていない。
5~8人気が3勝をあげていて、データからは1~3人気に中穴人気馬を絡めた馬券がおすすめ。

三連単の平均は5万円。
10番人気以下で馬券になった馬はいない。近年は堅くおさまるケースが増えていて極端な人気薄は厳しい。

上位人気(想定)・・・アスコリピチェーノ、ステレンボッシュ、チェルヴィニア、クイーンズウォーク

G3時代と別集計になっているが、チューリップ賞組が3勝2着8回と他の前哨戦を圧倒している。
ただし、近年は間隔を開けたステップが主流となり、G2昇格後は勝てていない。

非トライアルレースの馬たちが連勝中。とくに阪神JF組は連対率44%と高い。

フィリーズレビューから勝利したのは17@レーヌミノルのみ。昨年はスターズオンアースがクイーンCから勝利したがこちらもデータからは不振。
アネモネステークス・フラワーCは消し材料となる。

阪神JF・・・アスコリピチェーノ、ステレンボッシュ

チューリップ賞・・・スウィープフィート、セキトバイースト、ハワイアンティアレ、ワイドラトゥール、ショウナンマヌエラ

キャリア2戦で勝利した20@デアリングタクトは例外的存在で、この年はコロナの影響で無観客かつ極悪の不良馬場だった。
馬券になった馬の多くがキャリア3~5戦で、7戦を超えると消し材料となる。

キャリア6戦(減点)・・・コラソンビート、スウィープフィート、キャットファイト、シカゴスティング、セキトバイースト、エトヴプレ、マスクオールウィン

勝ち馬のすべてが前走で3人気以内に支持されていた。
理想は前走1番人気で、6番人気以下だった馬は消しとなる。

前走1番人気・・・チェルヴィニア、クイーンズウォーク、コラソンビート、ライトバック

6番人気以下(消し)・・・ハワイアンティアレ、ワイドラトゥール、セキトバイースト、ショウナンマヌエラ、エトヴプレ、セシリエプラージュ、マスクオールウィン

勝ち馬の10頭は前走で3着以内だった。
4着以下だと大幅な減点となる。

前走4着以下(減点)・・・ワイドラトゥール、シカゴスティング、ショウナンマヌエラ

デビュー1・2戦目の着順

過去10年の勝ち馬すべてがデビュー戦で1・2着だった。デビュー戦で3着だった馬は19年に2着だったシゲルピンクダイヤのみ。デビュー戦で3着以下だった馬は減点が必要。2戦して勝利がない馬も脱落。
意外と重要なのが2戦目の着順で、20頭中16頭が勝利していた。2戦目で4着以下だった馬は連対は厳しい。
今年の出走馬で該当するのは、アスコリピチェーノ、ステレンボッシュ、チェルヴィニア、クイーンズウォーク、セキトバイースト、ショウナンマヌエラの5頭。このうちショウナンマヌエラは前走着順が二桁なので脱落となる。
コラソンビートとスウィープフィートはデビュー戦が3着なのでデータからは1着は難しそう。

超高速馬場になるほど、スピード能力が求められて筋肉量の多い大型馬が有利となる。
近年の桜花賞もこの傾向が強く、勝ち馬はすべて460キロ以上になっている。
459キロ以下の馬は減点対象。

前走時・459キロ以下(減点)・・・コラソンビート、ワイドラトゥール、キャットファイト、セキトバイースト、セシリエプラージュ

もはやおなじみのデータだが、ノーザンファーム生産馬が5勝2着7回と活躍。
2年連続1・2・3独占なので、同牧場の生産馬を必ず馬券に組み込みたい。

該当馬・・・アスコリピチェーノ、チェルヴィニア、ステレンボッシュ、クイーンズウォーク、テウメッサ

逃げて勝利したのは15@レッツゴードンキ。この年は1.36.0とかなり時計がかかっていた。
近年は開幕終盤になっても上がりが速くなる傾向にあり、良馬場であれば先行タイプがやや有利になっている。

外回りコースで直線が450mほどありまんべんなく連対馬が出ている。
しいていうなら3~13の真ん中ぐらいから勝ち馬が出ている傾向がある。

まとめ

阪神JFの勝ち馬アスコリピチェーノは、ノーザンファーム生産馬で減点材料がない。過去10年で9頭の阪神JFの勝ち馬が出走して【1・4・1・2・4・2・3・4・2】と掲示板を外した馬はいない。馬番もいいところに入ったので推奨馬に。
阪神JFでタイム差なしの2着だったステレンボッシュも当然勝ち負け。こちらもノーザンファーム生産馬。
穴はチューリップ賞から1頭は馬券になりそうなので、勝ち馬のスウィープフィートをあげる。
チェルヴィニアは大外枠に入ってしまったのが・・・。クイーンズウォークは500キロを超える馬は勝てていないデータが引っかかる。

推奨馬:アスコリピチェーノ
次点:ステレンボッシュ
穴:スウィープフィート

サポートしてくれたら、馬券の役に立つデータやコラムをまとめます。