マーケターに必要なソフトスキルとは?
こんにちは、現役外資マーケターのKeiです。
今回は、マーケターに必要なソフトスキルについて書きます。
マーケターというと高度なマーケティング手法を沢山知っているように思われるかもしれませんが、それ以上にソフトスキルが重要というのが私の意見です。
理由としてはありきたりかもしれませんが、事業会社のマーケターはブランドの全てに責任を持つという意味では、1人ではできることに限界があって、周りの力が必要不可欠なためです。
ある意味、ブランドマネージャーになるには精神的成熟も求められるということもできると思います。
ではソフトスキルとは具体的に一体何のことでしょうか?以下に私の定義を書いていきます。
1. オーナーシップ
自分事とも言うことができると思います。
自分の担当しているブランドもしくはプロジェクトに関する全てのことに気を遣うということです。
例えば、あなたが担当しているプロジェクトの進捗を聞かれた時に現状の進捗を即答できれば、あなたはそのプロジェクトにオーナーシップを持っているということができるでしょう。
これはある意味、社長目線で仕事をするということですが、周辺分野の習熟にもつながり自身の成長に非常に効果的です。
そしてオーナーシップが周りから認められ信頼が蓄積すれば、重要なプロジェクトにも指名されるようになってくるでしょう。またマネージャーへの昇進の可能性も出てくるでしょう。
2. コミュニケーションスキル
1のオーナーシップはあくまで個人として結果を出すということです。
2のコミュニケーションスキルがないと組織で結果を出すのは難しいでしょう。
コミュニケーションスキルとは他人と円滑な人間関係を築く能力だと思います。円滑に人間関係を築く上で大切なのは、何があっても感謝の気持ちを伝えることです。
仮に話している相手が感情的な発言をしたとします。捉えようによっては人格否定に繋がるような発言としましょう。
その場合でも、自分自身の中で何か改善できることがなかったかに目を向け、その機会を与えてくれた相手に対して、感謝を伝えて見てください。
勿論、その瞬間あなた自身も感情的な高まりを感じると思います。ただし、その際は、こう思うようにしてみてください。
マウントを取りたい人というのは世の中に一定数います。そして彼らに共通しているのは、自分に自信がないということです。
もし何もせずとも周りから承認されているような人であれば、わざわざ人にマウントをとらないからです。
つまり、感情的な相手にあえて感謝を見せることで、あなた自身は大人の振る舞いをするということです。
勿論全員がこれで味方になる訳ではないと思います。しかし、ほとんどの人は、これで嫌な気持ちはしないはずです。
またいつの間にか大半の人が自分の味方になっていることに気づくと思います。
勿論、どうしても馬が合わない相手というのはいます。その人に対しては無難な対応をしつつ、あえてあなたから近づいていく必要はありません。
なぜなら、そういう人の周りには結局人が集まらないからです。あなた自身が感謝を周りに伝え続ければ、その人抜きでも十分周りに仲間を作ることができるでしょう。
仕事をする上で極めて重要なのは、いかに周り人が自分のために仕事をしてくれるかです。
これがうまくできれば、メンバーの力を借りながら効率的に業務を進めていくことができます。
3. リーダーシップ
リーダーシップと聞くと何のことかよく分からないかもしれません。
リーダーシップとは、一般的には、明確なビジョンと目標を示し、フォロワーのパフォーマンスを最大化させることによって目標達成を実現する能力のことです。
マーケターとしては、消費者のニーズを捉えて、積極的にマーケティング 施策の提案を行い、施策を実施する際は、「なぜ」その施策を行う必要があるかメンバーに理解してもらい、動いてもらうことです。
私がリーダーシップを3番目に持ってきたのには理由があります。まずは1のオーナーシップを持ち、かつ、2のコミュニケーションスキルを身につけることで、3のリーダーシップを発揮する素地ができると考えているためです。
理由としては、オーナーシップを持っていることで大事なプロジェクトを任されるでしょうし、かつ、コミュニケーション能力が高いので、ビジョンや目標を掲げた時に周りがついてきやすいためです。
4. まとめ
よくスキルの話をする時に、ハードスキルの話に偏りがちで、ソフトスキルないがしろにされますが、ソフトスキルこそがマネージャー以上に必要なスキルだと思いますし、日々の業務を通して培っていくべきではと思います。
私はマーケティング の知識ゼロから未経験で外資マーケに転職しましたが、今振り返ると、ソフトスキルのポテンシャルを評価してもらえたのではと感じています。
是非とも参考にしてみてください。
ではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?