Linkedinの自動化ツール「LinkedHelper」
今回の記事は、Linkdedinの自動化ツール「LinkedHelper」を紹介します。Linkedinはアメリカ発のビジネスソーシャルメディアですが、アメリカ以外にも欧州、アジア、オセアニアなど全世界で使われており、そのユーザー数は8億3千万人に上ります。
日本ではそこまで多くの人がアクティブに使っていないようですが、アメリカではLinkedinのアカウントを持っていない人を見たことがありません。
Linkedinはコネクションになっていない人にリーチしたり、企業ページを通して宣伝したり、グループを作ってエンゲージメントを高めたりと、さまざまな活動ができます。
LinkedHelperとは
LinkedHelperとは、Linkedin公式アカウントを活用して顧客の育成(リードジェネレーション)や集客・マーケティングを行うためのツールです。
Linkedinアカウントからのメッセージの送信やアクションを自動化することで、マーケティング活動を効率化してくれます。
LinkedHelperは、さまざまなビジネスと相性がいいツールです。ECサイトやWebマーケティング、不動産、ライター、新プロダクトの初期のユーザー獲得など、多くの場面・業界で使用することが可能です。
LinkedHelperでマーケティングするメリット
ここでは、LinkedHelperでマーケティングするメリットを4つ紹介します。
1. メッセージ配信を自動化できる
LinkedinアカウントとLinkedHelperを連携すると、今まで手動で行っていたLinkedinからのメッセージ配信が自動化できます。
とくに便利なのが、グループメンバーへのメッセージ送信の自動化です。あまり知られていないハックですが、Linkedinではグループメンバーへのメッセージの送信は無制限にできます。通常、特定の繋がっていないLinkedinユーザーにメッセージを送信するためにはプレミアムアカウントか、セールス/採用アカウントにアップグレードする必要があります。しかし、同じグループにいるメンバーに対してはメッセージ送信できるので、かなりの額の節約になり、かつ、効果的です。
また、1stコネクションの人々に関しても、メッセージの送信を自動化できるので非常に効果的です。
2. ターゲット顧客の情報が収集できる
LinkedHelperの機能で、ユーザープロファイルから得られる情報を取得できる機能があります。それには、名前やタイトル、勤務先と履歴、教育の履歴、スキルなどの一般的な情報から、メールアドレスや電話番号などの貴重なデータも含まれます。意図する人物へのコンタクトを得たり、ターゲット顧客のデータが得られるので優秀です。
3. コネクション・フォロワーを増やせる
Linkedinには2つのタイプの繋がりがあります。1つ目は、コネクションでこれはフェイスブックの友達と同じです。一方のユーザーが他方のユーザーにコネクションを申請し、承認されたらコネクションに追加されます。コネクションになると、そのユーザーに対してメッセージを送ったり、ページやグループへ招待することが可能になります。2つ目はフォローで、それはツイッターのフォローと同じです。この状態だと、フォローしている人にメッセージを送るには、プレミアムアカウントにアップグレードする必要があります。
LinkedHelperでメッセージを送ると、申請を受けたり、申請が承認される可能性が高まります。また、LinkedHelperには、ツイッターやインスタグラムの自動化ツールのように、特定の言葉を含む投稿や特定のユーザの投稿にリアクションする機能があるので、効果的にコネクションやフォロワー、インプレッションを増やすことが可能です。
4. 企業ページのフォロワーを増やせる
Linkedinには個人アカウントと企業アカウントがあります。企業アカウントはフェイスブックのビジネスページのように、企業からのアップデートを投稿したり、コミュニティのように機能します。そして、フェイスブックと同じようにユーザーは、企業ページをフォローし、アップデートを受け取ることができます。
企業ページのフォロワーには2つの増え方があり、1つは自然に増加するものです。企業ページの投稿がユーザにシェアされたり、コメントされたりすることで、そのユーザのフォロワーに対して表示されます。2つ目は、1stコネクションへのフォローの招待です。企業ページを運用する管理者のコネクションに対して招待を送信することが可能で、LinkedHelperはこの作業を自動化してくれます。ただし、フォローの招待は1ヶ月に250人までしか送れないので、急激に増やすことは難しいことを理解しておく必要があります(招待が承認されると、承認された分だけ追加で招待できます)。
LinkedHelperでできること
ここでは、代表的な機能を紹介します。
1. メッセージ送信
上でも述べたように、LinkedHelperを使用して、グループメンバーと1st コネクションへのメッセージ送信を自動化できます。ただし、LinkedinやLinkedHelper自体にはメッセージ送信の上限はないのですが、1日に600を超えるメッセージを送ろうとするとアカウントに対するアラートや一時停止がされることがあると聞いていますので、その点については注意が必要です。
2. ユーザープロファイルの取得
Linkedinに存在するユーザー全員のプロファイル情報を取得することができます。名前や職場などの一般的な情報から、メールアドレスや電話番号のような情報まで取得できる可能性があります。
3. 企業ページ・グループ・イベントへの招待
1stコネクションのユーザーに対しては、自身が運営する企業ページやグループ・イベントへの自動招待が可能です。ただし、上で述べたように、企業ページへの招待は、1ヶ月に250人までしかできないので注意が必要です。
4. リアクションやコメント
LinkedHelperを使うと、特定のユーザーの投稿や記事に対するリアクションやコメントを自動化することが可能です。Linkedinでのリアクションは、次のアクションに繋がりやすいので効果的です。
5. ユーザーのフォロー・フォロー解除
上で述べたように、Linkedinには2つのタイプの繋がりがあります。LinkedHelperを使うと、フォローとフォロー解除を自動化することができます。
LinkedHelperの料金プラン
LinkedHelperの料金プランはサブスクリプション型のライセンスを購入する方式です。
14日間のフリートライアルの後、スタンダードとプロのプランにアップグレードします。一般的な機能であれば、スタンダードで良いですが、メッセージの送信を自動化するには、プロプランが必要です(以前は、1ヶ月のフリートライアルがあり、3ヶ月で$40だったのですが、料金が上がったようです)。
また、長期契約になればなるほど、1月あたりのコストが下がります。以下は、6ヶ月契約した場合の料金です。
もし、LinkedinHelperに興味がありましたら、こちらからフリートライアルが可能です。
→ LinkedHelper
この記事では、Linkedinの自動化について紹介しましたが、コンプライアンス違反行為やその他迷惑行為を推奨するものではありません。また、Linkedinを稼働させ過ぎると、アラートが来たり、アカウントが停止される可能性がありますので、ご自身の責任でご利用ください。
その他、何か質問等がありましたら、コメントいただくか、ツイッターにてご連絡いただければと思います。
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