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初めまして。 keiと申します。 読書が好きで、ジャンルとわずよく本を読んでいます。 …

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初めまして。 keiと申します。 読書が好きで、ジャンルとわずよく本を読んでいます。 自分で小説を書きあげたこともあるので、どうせなら発信していきたいと思い 開設しました。 不定期投稿になりますが、よろしくお願い致します

最近の記事

【長編小説】魔力(7)

こんにちは、keiです。 魔力7回目の投稿になります。 よろしくお願い致します。 魔力(7) 玄関を開けると料理の香ばしい匂いがした。この日は珍しく夕食を用意して帰りを待っていてくれていたらしい。 「おかえりなさい」 出迎えてくれた妻の顔には笑顔が作られていた。リビングには妻の自慢の料理が並んでいた。今日はハンバーグのようだ。もう零時過ぎの遅い時間であったが、それでも奈緒子の料理は美味しそうだった。 「また事件が起きたの?」 奈緒子は既に夕食を済ませていたよう

    • 【長編小説】魔力(6)

      こんにちは、keiです。 魔力6回目の投稿になります。 よろしくお願い致します。 魔力(6) 穏やかな弛んでいる空気の中でもこの人の周りだけは緩んではいなかった。簡単ではない事件だと本質を見抜いているように鋭い眼光を放っていた。 「もどりました」 竜さんは両手をポケットに入れたまま振り返った。 「三浦から報告を受けたが東商館高校では有力な情報は聞けなかったそうだな」 「ええ。事件当日の被害者に変わった点はなかったそうです。既に聞いているかもしれませんが、青木佳

      • 【長編小説】魔力(5)

        こんにちは、keiです。 魔力5回目の投稿になります。 よろしくお願い致します。 魔力(5) この学校は生徒を何より大切に思う素晴らしい教師達が揃っているのに、このような事件に巻き込まれてしまったことが犯人に対する憤りを強く感じさせていた。 それにしてもこれだけ素晴らしくても腐っている者はいるもので、例外というものはどこにでもいて、それが階級が高ければ高いほど下は影響を受けるものだが、ここにはそのような腐敗な影響を受けていないようで安心した。どうやら腐っているのは一番

        • 【長編小説】魔力(4)

          こんにちは、keiです。 魔力4回目の投稿になります。 前回から1,500文字での投稿にする、としていましたが、再び3,000文字での投稿に戻します。 よろしくお願い致します。 魔力(4) 「そう言っていただけると有り難いです。無理なお願いをしてしまってすみません。どうか一つ、よろしくお願いします。それでは」 慇懃に頭を下げたあと、大平は足早に応接室を出て行った。 「気に入らないですね。自分の学校の生徒が殺されてるんですよ。なにを考えてるんだ」 三浦は大平の態

        【長編小説】魔力(7)

          【長編小説】魔力(3)

          こんにちは、keiです。 魔力3回目の投稿です。 正直、前回までの3,000字での投稿がボリュームがありすぎたので、今回からは1,500字での投稿に変更します。 魔力(3)「あの、先生から見た主観で構わないのですが、普段の青木佳奈さんについてもう少し詳しく教えていただけませんか」 メモをとっているだけだった三浦が席に着くなり質問をした。 「彼女、先ほども申し上げたのですが、本当に明るい子でクラスの中心のような存在でした。学園祭や体育祭といった学校の行事ごとの時なんか

          【長編小説】魔力(3)

          【長編小説】魔力(2)

          こんにちは、keiです。 魔力の2回目の投稿です。 よろしくお願い致します。 魔力(2)鬼の竜。菅竜平に対して付けられたあだ名だ。 福岡県警に赴任してきた時、竜さんは一人孤高の存在のように屹然と威厳をはなっていた。 最初の印象では鋭く鋭利な刃物のように近づき難い人物かと思っていたが、辛辣なことを言うこともあれば部下を何よりも大切にする一面もあった。居丈高にすることもない。皆からの信頼も厚かった。 頬にあるナイフで切られた跡のような傷には様々な噂があった。 犯人と

          【長編小説】魔力(2)

          【自作小説】魔力(1)

          こんにちは、keiです。 今回から、不定期ではありますが、自作小説を載せていきます。 長編小説になるので、1回の投稿で、3,000字程度を予定しており、計37回の投稿になるかと思います。 長い投稿になりますが、温かい目で見てもらえると、助かります。 タイトル:魔力   私が20代の時に書いた作品です。 ジャンル:ミステリー 魔力(1)事件現場に向かう車の中から外を眺めていた。 車には水が入ったバケツを逆さにしたような雨が叩きつけられていた。 「金田さん聞いてますか

          【自作小説】魔力(1)

          自己紹介|はじめてのnote

          はじめまして、keiと申します。 初めての投稿になりますので、自己紹介と投稿していくジャンルを書いていきます。 拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると、嬉しいです。 自己紹介【ニックネーム】kei ニックネームの由来は自分の名前をローマ字にしてみました。 【住まい】福岡県 18まで長崎県に住んでいました。福岡に出てきてからは、福岡の住みやすさにハマり、福岡から離れられなくなりました。 【年齢】38歳 気分はまだ20代。でも、もう気づけばアラフォーです😱 【趣味】ラ

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