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やりたいことには意地になれ

どこまで仕事を進めておこうか考える。
家に着きたい時間が決まっていて、帰りがけに買いたかった本が発売されているかも確認したい。
ただ、仕事もできる限り進めておきたい。となると、自ずとデッドラインは決まってくる。

時間のアタリをつけた段階で、進め始める。
自分が決めていた時間が来る。
もう少し進めたらこの後楽になるな・・・・・・もうちょっと先まで進めてみる。
一つ先のところまでくる。時間を確認する。
今出れば確実に書店に行けて、余裕のある時間帯で電車に乗れる。ただ、もう一つ先に仕事を進めると、キリがいい。

どうするか迷った末に、仕事をもう一つ先に進めることにした。その瞬間に、余裕を持って家に帰り着くことは諦めた。
キリのいいところまでやり切ると、当初思っていた電車の発射時刻になっていた。

今から駅に向かえば、余裕で次の電車には乗れる。思っていた時間よりちょっと遅れるけれど、ほぼ誤差くらいの時間帯で家には着ける。だけど、書店で本を確認するのは・・・・・・。

準備をして、考えながら社屋を出る。最初は書店には寄らず、余裕を持って帰ることに決めた。大丈夫、明日は休みだから、明日だって確認できる。

でも買いたい本が発売されていたら・・・・・・?もし何かの拍子に売れてしまったら・・・・・?
と思った瞬間に、書店に向けて走っていた。こんな勢いで走るのはここ最近記憶にない。走って書店に行って、まだ書店に置いていないことが分かればすぐさま駅に向かえばいい。発売されていたら、そのまま買って帰ればいい。
確認せずにモヤモヤするくらいなら、ギリギリのところまで動いてみればいい。

結果、目当ての本はまだ店頭に置いていなかった。それが分かればまずはスッキリだ。
そのまま駅に向かって、ちょうど良く電車に乗れた。余裕は無かったけれど、大して遅れずに家に帰り着くこともできた。

最終的に、仕事は(完璧ではないけれど)進めることができて、当初決めていた本の確認もでき、(少しだけ遅れたけど)目当ての時間に帰ることもできた。

考えることも、やってみることも、諦めることも、粘ることも、この数時間の中に入っている。
何もかもを完璧にすることはできないけれど、自分がやっておきたいと思うことはある程度できた。全部スッキリとはいかないけれど、あからさまにモヤモヤした感じはない。

やりたいことには意地になればいい。やるだけやって、まずは自分がその場で思い残しがないようにする。
やりたいことはできる限りやる。それだけ。

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