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芯は持つ。でもフットワークは軽くする。

考え方や対応を180度、とまではいかないけれど、180度近く変えなければいけなくなった時。
素直に変えていくことはなかなかに難しい。

今まで自分がやってきたことに慣れているし、慣れたやり方でやるのは正直楽だ。そのままやる方が、すんなり進む。
180度近く変えるとなると、まずは考え方や対応を改めて自分に染み付かせなければならない。今までのものを一旦捨てて、新しいものを入れるというのは、蓄積があるほど苦労する。
何より、今までのものを捨てる過程で、どこか自分を否定するような気持ちになってしまう。
今まで白だったものを、今後は黒として扱ってください。と言われて、急に真っ黒に染めることに抵抗もある。頭では分かっていても、どうやったって白にしか見えないこともある。

今までやってきたことは間違いじゃない。それで進んできたし、それで進んでこられたのだ。考え方や対応を180度変えてくれというのも、自分が全くダメだからというものではない。こっちの考え方の方が、こう対応する方が、きっと今より良くなる、理想に近づくだろうという提案だ。

すぐにほぼ真反対の考え方・やり方に順応できるわけじゃない。懸念されるような点や、納得のいかない部分があるのなら、提案してすり合わせればいい。
良い方向にいく(と思っている)提案であるのなら、自分のこれまでに固執して頭ごなしに否定するものじゃない。とりあえずやってみたらいい。本当に良い方向にいって、対応も上手くいっている、自分も成長できるのなら、儲けものだ。それでもやっぱり上手くいかない部分が出るようなら、調整をして、更に良い方向を目指せばいい。

どれだけフットワーク軽く動けるか。逆にフットワーク軽く動くことでこそ、芯の部分が見えたり分かったりするかもしれない。その芯はきっと、色々なことを言われても自分で持っておいて良いものだと思う。

一朝一夕でどうにかなるものではないけれど、芯を見つけて、芯はブレずに持つ。その上で、フットワークは軽く、色んなことを試したり、提案には従ってみたりする。
仕事でもプライベートでも、こういう姿勢で臨んでいくのが、大事かもしれない。

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