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福岡とイベント(「福マルシェ」@鳥飼八幡宮)

福岡市・中央区の鳥飼八幡宮。
今日は朝から「福マルシェ」が行われていた。

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神社の境内にところ狭しと並ぶテント。そこでは、フルーツや調味料、お菓子などが売られている。カレーやピザ、ソーセージなどその場で食べられるものや、レモネードなどのドリンクもある。

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境内の一角には丸太いすがいくつも並んでいる。そこに座って食事をする人たちの前では、音楽を演奏する人たちがいた。
決して大きくはない神社の境内で、本当にマルシェ(市場)のように入れ替わりで人がやってくる。訪れる人も家族連れが多ければ、テントの中で販売する人たちの中にも、手伝いをする子どもの姿が見られる。
賑やかなんだけどほのぼの、そんな空間だった。

福マルシェは定期的に開催されていて、特に鳥飼八幡宮は「いつもの」開催場所とされているそう。
福岡・九州ならではのものを、農家さんたちと直接話をしながら購入する。それだけではなく、その場でご飯が食べられたり、企画や音楽を楽しめたり。
地域密着の、あたたかいイベントだなと思う。

開催場所になっている鳥飼八幡宮。昔から行われている行事はもちろん執り行われているけれど、カジュアルなイベントも行われる。
過去には肉フェスや音楽イベントも行われていたような・・・・・・。

というのも、これは「直会(なおらい)」という行事に由来するものなのだとか。

神社には神事の後、神様に備えた食物を下げて、みんなでいただく「直会」があります。フェスやマルシェ、鳥飼八幡宮で開催される催しは直会を皆様にわかりやすく、今の時代に合わせアレンジしたものです。
神社にあまり縁がない人にも、神社に足を運ぶきっかけになったり、いろんな人の交流で新しいプロジェクトやビジネスが生み出され、人も地域も活性させたいとの思いから、催しを開催しています。 催しを通じ「ひと、こと、ものが集まる場所」にしたいと思います。

という考えから、マルシェやフェスなどのイベントを現代版の「直会」と捉えて開催しているのだそう。
神社や八幡宮で行われる行事は、厳かなものが中心。お祭りも、屋台が並んで賑やかではあるけれど、どこか穏やかさもあるイメージ。
それはそれで、昔の日本の伝統を引き継ぐ良い催し。でも、ヒト・コト・モノが集まるように、今の時代に行われるようなイベントも率先して開催していく。
すごく良い考え方だと思うし、気軽に訪れることで、馴染みの場所になったらいいなと感じる。

福岡市は、都市の中心部に複数の神社がある。ビルやマンションといった現代の姿の中に、木々に囲まれた鳥居の姿や昔から変わらない境内が溶け込んでいて、その姿が好きだ。

鳥飼八幡宮は、福岡市の中心部からは少々離れている。すぐ隣の道路をまっすぐ行った先には福岡タワーとPayPayドームが見えてくる。ベイサイドと言って良いのかは分からないけれど、海を近くに感じられる場所にある八幡宮だ。

そんなに大きな場所ではないけれど、色んな人が集まる取り組みを行う、心地の良いスポットだ。
昔からの姿を保ちながら、どんどん新しい取り組みを行ってほしい。

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