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改めて「読書」に向き合う日(キナリ読書フェスDay1)

読書が好きだ。というよりは、読書が好きになった。という方がより正確だと思う。
いつからか、きちんとは覚えていないけれど、少なくとも学生時代は今よりも本を読んでいなかった。今は、ジャンルは偏っているものの、読む本が増えた。面白いし役に立つ。読みたい本や気になる本が増えすぎて、学生時代からは考えられない状態だ。

とは言え、読むのには時間がかかる。
速読がまだまだ出来ておらず、そもそも前後を振り返りながら読む部分もあって、なかなか進まない。何より、ラジオも聴きたいし、街に出て歩き回りたい。少しずつ時間を作って読み進めているつもりではあっても、読みたい本が増えるペースに追いついていかない。

そんな中で開催されたのが、『キナリ読書フェス』。

「はじめに」には、まさにそんな自分のことを指したような言葉が並んでいる。

大人になってから読書感想文を、書いたことはありますか。
時間がなかったり、苦手だったりして、書けずにいた人が多いはず。

そうなのだ。読むのに時間がかかる上に、読んだことを自分の言葉にするのにも時間がかかる。今まで読んだ本でも、読んでみて自分の感想や本の好きな部分を、書こうと思いつつ書けていないものが結構ある。

読書の秋の2日間だけ、みんなで一緒に、読書をしませんか。

元々、岸田奈美さんの催しには積極的に参加するつもりだった。だから日程が決まった瞬間に、絶対に休みを取って参加することを決めていた。
と同時に、「読書をして自分の思いを書く」ことに、改めて時間を取って取り組もうと思った。

課題図書の中から自分が読むことに決めたのは、岸田奈美さん『家族だから愛したんじゃ無くて、愛したのが家族だった』。
発売されてからすぐに購入したので、一度読んだものではあった。けれど、何よりこの本の感想をしっかり書く時間が欲しいなと思い、この2日で再度読むことにした。

「かんたん読書感想文講座」も視聴し、迎えた今日。

開会式で、朝日新聞「好書好日」編集長・野波健祐さんに「書評と読書感想文の違い」を教えてもらって、読書がスタート。

一度読んだ作品だったので、初見のものよりはスラスラと読み進められたかなと。
それでも、自分に刺さった部分や気になった箇所をチェックしつつ、休憩を取りつつ。読み終えたのは、16:00くらい。

(ちょっとだけ他のことをした部分もあるけれど)読書に集中してこれだけの時間を使うのは、本当に久しぶりの経験だった。
途中Twitterを見ていると、参加者の皆さんが各々の状況を伝えてくださったのも、読み進める自分を手伝ってくれた感覚がある。

1日の中で、自分のしたいことに使える時間は、現状限られている。その中で色んなことをしたいものだから、読書のための時間はさらに限られてしまう。
でも、もう少し読書の時間を取ろうと思った。読みたい本がまだまだあるのだ。

明日は読書フェス2日目。感想文を書く日になる。
しっかり時間を取って、今日を通じて感じたことを書けたらと思う。


学生の読書感想文が、課題じゃなくてこんなフェスなら、楽しんで読む人も、思いの丈を存分に書く人も、増えるんじゃないかな。

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