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アクティブラーニングとは?教育現場で実施される理由

 最近よく耳にするけど、いまいちピンとこないなぁ、何のためにするのだろう、と思う方が多いのではないでしょうか?
 ここでは、「アクティブラーニングとは何か」「最近になって教育現場で実施されている理由」についてお話していきます。


アクティブラーニングとは何か?


 簡単に言うと "参加型の授業" です。

 通常の学校授業は、先生が事前に準備した内容を聞いて、生徒はノートに写して覚えていきます。
 一方でアクティブラーニングは、生徒同士が授業を作っていくイメージです。あるテーマについて、生徒同士が意見を交わし、互いに知識を深めていく学習です。

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 もちろん、無目的にただ話し合うわけではありません。何らかのテーマ(お題)についてグループで話し合い、自分の意見をアップデートしていく、あるいはグループ内で最適な答えを作っていく、ということを目的にしています。

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 その際、「正解のないこと」をテーマにするのが多いです。例えば「流行る店と流行らない店の違いとは?」や「子供部屋は必要か?」といったテーマには“絶対にこれが正解ということがない“ので、人それぞれの考えが出てきます。
 そういった”1人1人が自分の頭で考えて意見を持つ”ことが大切で、それを“自分以外の他人と話し合う”のが、「アクティブラーニング」なのです。

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 ちなみに、例に挙げた「流行る店と流行らない店の違いとは?」と「子供部屋は必要か?」は、「よのなか科」というアクティブラーニングで実際に行われています。
 よのなか科は、都内初の民間校長を務められた"藤原和博氏"が提唱されたアクティブラーニングで、キープオンでも2022年から新カリキュラムとして導入していきます。



教育現場で実施される理由


 近年、教育現場で実施される事例が増えており、文部科学省でもアクティブラーニングを推進しています。
 理由はいくつかありますが、“AI×ロボットの発展”が大きな理由だと言われています。ここ2,3年で、様々なものが機械化・自動化されるようになりました。「セルフレジ」や「自動運転車」などが作られていますよね。

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 すると、“単純な作業を行う仕事”は続々とロボットに置き換わってしまいます。すなわち、”速く正確に処理する能力”は重要視されなくなっているわけです。
 それに代わって、正解のないテーマについて自分で考える「思考力」、全員の意見を聞いたうえでグループとしての答えを出す「判断力」、自分の考えを発信する「表現力」が重要視されています。文部科学省も2020年からの新学習指導要領「生きる力」で、"「思考力・判断力・表現力」を育むことを目指す"と記されています。
 思考力・判断力・表現力は、まさに「アクティブラーニング」の学習によって育むことができます。だから、次世代の学習方法として注目されているのです。

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 今後も、アクティブラーニングの導入は増えていくと思います。キープオンでも2022年から”オンライン”で実施していきます。少しでも興味がございましたら、ご連絡いただけると幸いです。
 ご拝読いただきありがとうございました。


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