新潮文庫のマイブック。
文庫本なのか日記帳なのか
新潮社から、マイブックという文庫本がでています。この本(?)は、曜日と日にちしか書いてなくて、後は白紙となっています。
使い方は自由で日記をつけたり、交換日記にしたり、アイディアをまとめたり本当に十人十色です。
以前から気になっていましたが、日記書くなら別にルーズリーフでもただのノートでもなんならスマホアプリでも良かったので買いませんでした。
しかし
なんか本ぽいデザインなところに徐々に惹かれていき買ってしまいました。価格も400円くらいだったので。
普通の新潮文庫より安いですね。まぁ白紙なので当然なんですが。笑
面白いところ
新潮社の文庫本は、表紙をめくった裏には著者の写真があり、その下にプロフィールが書いてあるパターンがデフォルトだと思いますが、このマイブックでは、「ここにあなたの写真を貼ってください」と書いてます。なんか証明写真貼るみたいな感じでちょっと笑ってしまいました。笑
また、著者の名前が書いてある部分は、「 著」←みたいに空欄になってるので、ここに自分の名前を入れます。普通にフルネームを入れるのもいいですが、小説家を気取ったペンネームを書くことができます。
いっそ本のタイトルも「マイブック」ではなく「 」←な感じにしておいて、タイトルも自分で書くことができる仕様がいいなって思ってしまいました。
あとがき欄もついてます。この欄はなにを書けばいいのやら。
便利なところ
新潮文庫はスピン(本に付いてる紐みたいなしおり)がついていますが、このマイブックにもついています。通常の新潮文庫のデザインを忠実に取り入れつつも、手帳のしおりの役割もしている。なんと有能なことでしょうか。
サイズも新潮文庫と同じなので非常にコンパクト。暑さも1.5センチなので決して邪魔になりません。
小説とみせかけてマイブックをバックに忍ばせて置くというテクニックが使えますね。ちょっとだけ韻を踏みました。
ブックカバーに一年間のカレンダーもついてるので、これも嬉しいですね。
私の使い方
なにかメンタルに良さげな使い方をいくつか考えてみました。
アイディア① 感謝日記
感謝することはメンタルにいいことはこれまでの研究で示唆されています。
なので1日ひとつ感謝したことを書くのを続けるのもいいですね。書くことを前提としていれば、日常の生活において感謝を自ら探すことができるので、より幸福が感じられるかもしれません。
アイディア② デスノート
感謝日記とは反対になりますが、怒りを感じたこと、悲しい気持ちになったことなど負の感情体験を書くこともいいかもしれません。
「こんなことを書いてメンタルは大丈夫なのか」という意見がありますが、ぶっちゃけ大丈夫か大丈夫でないかはわかりません。しかしながら、頭の中でため続けるよりは人に話したり、紙に書いたりするのも一つの手ですね。
アイディア③ 自己暗示日記
「日々に、あらゆる面で、私はますます良くなっていく」をいっぱい書く。
エミール・クーエが書いた「自己暗示」という本でこれを唱えると良いと書いてあったのでそれを紙でやってしまおうという荒業。
これは、「自己暗示」や催眠系の本を一読して理解してやった方がいいかもしれない。笑
アイディア③ 日記療法風日記
日本独自の森田療法も日記療法を取り入れているし、ペネベーカーっていう人の研究では日記を書くことによって免疫機能の向上が見られたらしく、精神には良さそう。
森田療法の日記療法では、日記に対して森田療法家からのコメントがかえってくるのでこれはできない。※ただ森田の本を全部読み森田マインドを理解したら、自分の日記に対して森田的な立場からコメントすることは可能なのかもしれない。
ペネベーカーの研究は、現代ではジャーナリング、筆記開示、書く瞑想などと呼ばれているのかな?
そこらへんは良くわかりませんが、とにかく「時間を決めて思ったことを手を止めずに書く」って感じみたいです。ネットなどには結構載ってるので自分で調べて自分なりに行うのもいいかもしれない。
アイディア④ アイディア①~③までを全てやっちゃうパターン
結局やってみないとわからないので、出たアイディアはすべて試してしまおう。
使い方の幅がいっぱいあるので考えるだけでも楽しい。いい本を買いました。
まとめ
この商品は良くできてますね。独創的でありながら、とてもシンプルなものです。
私の場合メンタルに効きそうな使い方をしたいと思っていますが、よく考えてみれば、楽しんで取り組むものはなんでもメンタルにいいはず。自由に柔軟に使って行きたいと思います。
noteはnoteでいいところがありますが、紙の質感、ペンを滑らせたときの摩擦の感じ、字を書くときの感じは電子機器では得られることができないので、このマイブックは楽しみです。
みなさんはマイブックが手元にあったらどんな使い方をしますか?
参考
新潮社の「マイブック」
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