2度目の休職との向き合い方

※2021/8/3 大幅に加筆修正しました

せっかく投稿できるようになったので、今日は自分への備忘と
同じように休職中だったり、休職を考えている状況の方への共有をかねて
・2度目の休職に至るまで
・今回の休職のテーマ
・実際にやっていること
について書いてみたい。

2度目の休職に至るまで

自慢じゃないが社会人1年目にして、しょっぱなからメンタルブレイクしている。その時はパワハラ気味の上司と折り合わず潰れたのだったと思う。

社会人9年目の今回は、10名規模くらいのチームのリードをしていた。
業務内容は割愛するけれども顧客・上司・パートナーとの関係は三方塞がりで、深夜・休日業務はエンドレスで、仕事が終われば自我大爆発中の3歳息子への母親業が年中無休でという生活だった。

そういう生活を2020年から続けて、2021年も頑張ろうとはしたんだけど、やっぱりメンタルが壊れていった。

①ちょっとしたことでボロボロ泣く
②寝られない(早朝覚醒)・食べられない
③(オタクのはずなのに)推し事に手が伸びない
④息子3歳と会話が成立しない

①②③は9年前にも経験があったので、よくないサインだと分かっていた。それより、早く何とかしないと思ったのが④。
仕事は自分じゃなくてもできるし、今じゃなくてもできるけど
3歳の息子(
ありがたいことに強火のママ担)と生活できるのは
一生に一回、今しかないのに、これでいいのか?

上司にはこれまでもしんどさを訴えていたけれど、あまり本気で取り合ってもらえていなかったので、会社の労務担当や保健師に相談。心療内科で休職診断書をもらって今に至る。
かなり無理やり抜けさせてもらったので、顧客にも後輩たちにも上司にも本当に申し訳ないという気持ちはもちろんありつつ、プレッシャーから解放された安堵感は大きかった。

今回の休職のテーマ?

とはいえ、9年前の休職(24歳、独身)とは違って、今回(33歳、子供あり)は
・仕事面:プロジェクトリーダーであり、管理職
・個人面:ローンも教育費もある
という背景がありながらの休職は結構重い。会社的にも次はないだろう。
せっかく休職させてもらったのなら、今度こそ再発させないための時間にしたいと考え、何となく私にとっての今回の休職のテーマを据えてみた。

・再発させない基盤を作る
そのために
・自分と向き合う時間を作る
・家族と向き合う時間を作る

※注1:最初から明確なテーマを設けようと思ったわけではない。何となく見えてきたものを後追いで言語化したらこうなった、という程度のもの。

※注2:以下、活動内容をいろいろ書いているけれども、常に活動できているわけではない。メンタルのアップダウンもあるので、ダウンしているときにはベッドの中で鬱々・悶々としてしまうことももちろんある。

実際にやっていること

①Cotreeの「書くカウンセリング」

日中は家族もおらず一人なので、どうしても色々と考え込んでしまうけれど、モヤモヤを自分の中に溜めておくのも精神衛生上よろしくない。誰かに発散したい、ということでまず、Cotreeの「書くカウンセリングを始めた。

これは、Web上でマッチングしたカウンセラーとの交換日記のようなもの。自分の好きなタイミングで、好きなように書き散らした文章をカウンセラーの先生が読んでくれて、お返事をくれる。
私が書いているのは、
・休職に至ってしまった自分のメンタリティについて だったり
・再発しないための考え方 だったり、最近は
・復職にあたってのモチベーションの上げ方 だったり。

会社からは、心に負荷をかけないように、復調するまでカウンセリング等は受けるなと言われていたものの、これを受けたのは個人的には正解だった。
メリットとしては以下を感じている。

・気持ちや考えを書き出すことで頭と心の整理になる
・フラットな立場の第三者に受け止めてもらえる安心感がある
・一般的な対面カウンセリングと違って、残り時間を気にしなくていい
・その場の自分のテンションに左右されない

いつもありがとうK先生。

②推し事への復帰

それから、これは個人的にめっちゃ大事なので2番目に書くけれども推し事に復職した。
ただいまTwitter、ただいまソシャゲ、ただいまPixiv。
自分にとっては推し事ができているかどうかが生命エネルギーのバロメータになっていると思う。
特に、文章や絵を描いて投稿したり、歌を歌ったりという活動はとても精神を回復させてくれる。集中⇒発散 というサイクルを繰り返すことがよさそう。

③家族との時間を増やす

それから、息子との時間を充実させるべく、2人で遠方の実家に帰省した(感染対策を取ったうえで)。
2週間の滞在中、祖父母に散々甘やかされた息子は暴れ放題で身体的な疲労はあった。でも、日常の生活圏から自分を切り離すことができたし、夫はじめ多くの家族・友人に支えてもらっているありがたさを再認識できたり、ちゃんと家族と向き合う時間を作れたという自己効力感を持てたりと、精神的な回復には有効だったと思う。
それに「3歳児の育成にはパワーがかかる」と気づけたことも収穫(遅い)。復職後の時間配分を見直すよい契機にもなった。

読書

テーマを絞って、図書館で目についた本を読み漁っている。
最初は認知行動療法やマインドフルネス系。メンタルが少し回復してきた最近は、仕事へのモチベーションを取り戻したく、仕事観についてをテーマにしてみている。
自分が欲しかった言葉やストンとくる表現を吸収できるのが快感で、まさに貪るように読んでいる。社会人になってからは義務感での読書ばかりで、読書を楽しむという感覚は久しく感じられていなかったので、これは純粋に嬉しい。

⑤自分の価値観を問い直して、紙に書く

いわゆる「自己分析」かな。
休職を再発しないためには、「どうしたら疲弊せずに働けるか(=マイナスを減らす)」だけではなくて「どうしたら働くことで活力を増やせるか(=プラスを増やす)」というベクトルでも考えるのがよいのではないかと思う。
就職活動中にも似たようなことをやったけれども、当時とは変わっている部分だったり、変わらずに残っている部分(自分にとっての核)だったりを再発見できて結構面白い。

⑥noteへの投稿

上述のCotreeや紙への書き出しは完全に自分に向けてのアウトプットなので、せっかくなので同じように休職している・していた方、休職を考えている方の何かの参考やきっかけの一つになれば、更に嬉しいと思いnoteへの投稿を始めた。自分で書くだけではなくて、同じようなテーマの投稿を読んで、勝手に繋がっている気持ちにさせていただいている。

まとめ

1ヶ月強の休職をしているが、後から振り返ってみると

・何となく休職のテーマを決めてみる
・自分の心に極力正直に活動してみる(「活動しない」ことも含めて)


と、少しずつ精神エネルギーが戻っているような気もする。これはあくまで私個人の体験談ではあるけれども、わずかでも参考になるような部分があると嬉しい。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?