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毛玉ドブログ・またもやドイツ語学習の話

はい…どうも、KedamaMiです。
質問箱にお答えすることで何とか成り立っているブログ、
いえ、私の場合はドブログです。(発酵進んでそう)

とか言いつつ前回から大分経ちました。
割とガチめのご質問が大半なので脳細胞死滅してない限られた日にしか
書けないんですよね。おまけに茶化せない…

今テーマは「語学学習」

え、また…?って思うでしょう…?

私も思ってます。
多いんです。やはり。ドイツ語学習関連は。
私的には前回のドブログでもう出し尽くしたつもりでした。
https://note.mu/kedamami/n/naa654227b6c8?magazine_key=m52a14291d4b8

だって私、底が浅いから…。
念を押しますが、私の語学力なめないで下さい。

先日、入院した時、深夜鎮痛剤打ちにきた看護師に
他に何かある?と聞かれ

「お腹が張って痛い」って
ちゃんとしたドイツ語で言えず

「お腹におならがいっぱいあって痛い」

って伝えた本年、29歳です。
わかりますか?少ないボキャでやりくりしてるだけの底の浅さ。

ここまで読んだ方は既にお察しでしょう…、
「あ…」と思った方はどうぞYoutubeでけみお君の動画でも
見て笑った方が余程有意義な時間を過ごせますので…
(やたらけみお君を推す)

またも長文です…。

Q.
ドイツ語のスピーキングが上達しないのですが
喋れるようになるために何かコツなどありますか?

A.
スピーキングは読んで字の如く、喋るしかないんだと思います。

▲前述の通り
お時間とって申し訳ないですが前回のブログ
「私のドイツ語学習」をべべべっと読んでみて下さい。

それで私のスペックを承知のうえ、私なんかの学習法ですら
取り入れたいという貪欲な方、続きを読んで下さいね…。

「私のドイツ語学習」
https://note.mu/kedamami/n/naa654227b6c8?magazine_key=m52a14291d4b8

の終盤、「でも結局…」と始め私の知る限り、
語学の才能がある人について語ってます。
語学の才能がある人たちは決まって、おしゃべり好き。


これが全てを表していると私は個人的に思ってます。


自分が言いたい事を相手に伝えたくて伝えたくて仕方ない人。
そのパッション。それこそが語学の才能に直結してるんですよね。

私みたいにボソボソ喋るしできる限り知らん人とは
交流したくないという根暗人間とはそもそも伸びてる部分が違うのです。
ぜひ、比較しないで自分の良い所を、ね、探して下さい。
天は二物以上を与えるけど人間誰しも一個は伸びてます。
…きっと、…ね…(遠い目)

同じく根暗だけどドイツの純文学を愛するあまり
留学してきてレベルC1(大学入試レベル)だけど
あんまり喋れない子を見たことあります。
試験パスするし専門用語のボキャも膨大だけど
いざ日常会話となると言葉が出てこないパターン。

でもこれもまた彼は文学が大好きという
ほとばしるパッションがあったわけだし、
このレベルになるとあとはもう会話する回数こなすだけ。
文法は超上級で既に備わってるのでネイティブレベルで
喋れてしまうわけです。えらいこっちゃやで…。
英語で例えるならシェイクスピアとかの原文英語がわかるわけです。
えらいこっちゃやで…。

▲そのパッションが…
無い、少ない、という人。ご安心下さい。
KedamaMiはあなた側です。
そんなことはどうでもいいけど諦めないで下さい。
要は喋る機会を設けるんです。

それと、この質問は質問者さんの現在の語学レベルにも
かなり左右します…。それは勿論そのはず、
私のように喋れはするけど文法?へぇ…??? 的な
ファンタジーランゲージの使い手なのか、
あるいはまじで初心者なのか。
上級者の方は時間の無駄ですこんなクソみたいなドブログ。

それから
日本国内で学習中か留学中か。これも大きな差が出ます。
留学ってそれだけインパクト大。でも、日本でドイツ語勉強して
タンデムもせずただひたすらドイツラジオで発音を覚えて
ペラペラの状態でドイツに来た留学生も見たことあるので
努力の天才は存在するし、日本国内だからできない、
というわけではないです勿論。私がオススメする
初心者向け学習法は2つ。


●ルー大柴法
これはね、私のワーホリ時代の戦友・椿が編み出した学習法。
当時は冗談でやってましたが、今はあいつやっぱ頭良いなぁ
って思ったシロモノ。いえね…、もうおわかりでしょう。
ルー大柴ばりに単語を日本語の日常会話にぶっこむだけです。

(本家)「今日トゥギャザーしない?」
っていうあれです。

(独語)「今日ツザメンしない?」

ドイツ語と英語に限らず、あらゆる言語とグローバル言語の英語を
比較すると、同じ意味の単語でも使い方が割と違うので、
「厳密にいうと間違い」はサラっと流して下さい。
何事もね、実践が大事です。細かい事でつまずいてると
永遠につまずきます。

【使用例】
「Heute、一緒にSpazierenしない?」
「LustならEssenしない?」
「椿ちゃん、顔色Grünだよ」
「Gestern、クソSpaßだったわ」
「あ〜…Die TageくそSchmerzen」
(Die Tageは生理のスラング)

こんな感じです。動詞とか名詞とか冠詞とか
細かいことは忘却の彼方へ。

これは、喋る相手がいなくても自分一人でもできちゃうし、
(朗読型日記でもいいし)
イタイと思われても大丈夫ならどんどん人に使いましょう。
周囲の貴方を見る目がぐんぐん変わっていきます。
(そう…、ぐんぐんとね)

私は愛犬と話す時はかなり酷いルー語です。

そもそも、会話の要というのは単語に集中しています。
勿論「を」「が」「に」「の」(der die das)が無いと
理解に難しい文は沢山あるけど、最低限、コミュニケーションは
できます。めっちゃ嫌な顔されますけどね。めげない。

つまりこのルー大柴法は、発したい単語を反射的に使える
トレーニングなわけです。

頭でっかち語学学習者のよくある落とし穴は
「完璧な文法で話そうとする」
だから、文法やって単語覚えて〜いざ、ネイティブスピーカーを
前にしたスピーキングで単語が出てこない。
ゆっくりなら喋れるもん!…とはいえ現実はそんな
「ゆっくり会話」に誰も付き合ってくれないものです。

だからもう、間違ってもいい。
とにかくテンポ、テンポ、テンポ
口が単語に慣れている状態にする為のルー大柴法です。

よく、最初に間違って覚えると間違ったままずっと覚えている。

という、都市伝説を耳にしますがあれは割と都市伝説です。
知識って、吸収すれば吸収した分応用がきくようになるはず。
間違って覚えても、ある日「あ、これ間違いなんだ」と
認識できればすぐに改めます。…普通ね。

ある程度の知識が身につくと、

「この単語って何ていうんだろう?」
ってゼロのはずの知識も過去の蓄積から予測して

「もしかしてこう言うのかな?」
ができるようになります。喋りに関してもそうだと思います。

「こういう言い回し方しそう」
っていうのが出てきます。応用編が出てくるわけです。
そこまでいって、ようやくドイツ語のDer Die Dasは
意識すると良いのかもしれません。気がラクなんでね…。
ストイックな人は最初から意識するに越したことないです。

ドイツ語に関して、その辺はね、私もいまいちわかってないし勘です。
噂じゃ8割Derなんで。
Der Den Demを使い分けてりゃ8割勝てます。(博打語学)

友達のママ(フランス人在独20年)も私と似たようなミスをするので
二人して「ね…」ってなります。

そのラインまで来ると、
勉強もすんなり身につくし
楽しくなってくると思います。
…それか胡座をかくか(再び遠い目)

▲真実という名の怨念
ただし、これはもう単語とかのレベルじゃなく
普通に会話ができているけど、より流暢にという人には
勿論、無用の長物。(楽しいですけどね、ルー語)

私は、ドイツ語わからない人が聞いたら
すげぇペラペラ喋ってますけど、内容が年齢と伴ってないですからね。
そろそろ恥ずかしい通り越してイタイです。
同じく「英語喋れるぜ〜」とイキり散らしている人の
英語も大体ベイビーです。ええ。私の経験上9割そう。
私一人がイタイ世界なんて私許さないわよ…ぎちぎち…っ(歯軋り)
(※これが怨念というやつです)

出来る人ってね、それが当たり前なんでね、
イキったりしないんですよ。イキる必要ないんですよ。
人生充実してるから。そんな人間に、私、なりたかった。


●タンデム
2つめの学習法はこれは、前回ドブログでも登場済みの
学習法にして王道中の王道。言語エクスチェンジです。

日本国内でもジャパンガイドとかで募集できた、はず…?
あるいはTandemというサイトが一番大手でしょうかね…

語学学校の掲示板とかにべっと殴り書いて貼り付けるとか…?
(日本でタンデムしたことないので詳しくないですが日本に引っ越した
ドイツ人の知り合いはネットでタンデムを見つけたらしい)

あるいはそういうバー。
銀座にも昔はあったけど今はどうなんでしょう…
あとはドイツ料理屋とかマイナーですから、そこの店主と
仲良くなれれば何かしらコネクションはできると思います。

私の地元ですらあります。群馬のくそ田舎なんですが
ALTの先生が集まるようなパブがあって、結局みんな酒も入るし
日本の田舎で出会いもないから英語勉強したいって話しかける
とかなりオープンな印象でしたが…もう10年以上前の話だからなぁ。
でも今年一時帰国した時、まだ営業してたし英会話教室までやってて
頑張ってるなぁ…と。多分どこにでもあると思います。

特にドイツ人は出会いに対してとてもフラットでフランクなので、
本当そういうのアリだと。
(色んな国の人とアポとる機会ありますけどフレキシブルさ
と健全さにおいてはドイツ人、本当秀でてる…)

更にベルリナーは
「今日時間あるしビア行かん?」
っていうの何だか大好物。

話戻ると
日本に住んでる外国人の大半は日本人と仲良くしたいですから
ある程度、安全な場所でなら勇気をだして声をかけるの
ありだとは思います。

なんの根拠で言ってるかって、残念ながら完全なる
私の経験上の主観です。私は外国渡って、
もちろんその土地のローカルコミュニティに入り込みたかったです。
多くの留学経験者がそうなのではないでしょうか…。

まして私みたいに特別に大学などの教育機関と結びついていない人間は
自分で手探りするしかないわけです。
だって右も左もわからないから本当なら手取り足取り教えて欲しいけど、
そんな都合良く物事は運ばないわけです。だからせめて、
ローカルな先住民たちの知恵をお借りしたい。

これが超難しい。いまもローカルコミュニティに入り込めてる?
って聞かれると、全身じゃないですね。両足と片手ぐらい
じゃないでしょうか…それでもベルリナーが外国人に対して
とても寛容だから片足突っ込むのはとても簡単だったんだと思います。

日本国における日本人のローカルコミュニティに入り込むって本当に本当に
ハードルが高いことなので、そういう地に足つけず勝手のわからない
外国人にどうすべきかを教えてあげる、っていうのはとても大事な事。

余談ですけど、日本って割と外国人に対して冷遇なのは
「あいつらマナー悪いから」
っていう理由が筆頭にあると思うんですけど、
極東日本とウェストカントリー或いはその他の国の文化が
まじで違うから勝手がわからないっていうのは
十二分にあり得る話です。

まして彼らには「察する」っていう文化がないので。
「話し合う」文化なのでね。
郷に入っては郷に従うって日本人は言うけれど、
まず郷に従おうにも辺り一面に漂うその郷の空気を読むスキルが
備わってないから教えてあげないとわからない。

しかも
「だめ」って決まりだから「だめ」じゃなくて、
「ここで騒ぐとここにいる人の中には不快に思う人もいるからだめだよ」
と教えないと理解してくれない。だって、彼らは
そういうアイディアを持ってないですから。

(※もちろん、日本国外の人間がみんなそうかって言ったら
これは違います。ものすごく繊細なドイツ人もアメリカ人も
いるし、空気読みまくるイタリア人だってカメルーン人だって
いるわけです。最終的にはあくまで個人の性格ですが、
国民性であったりその土地の教育に染まれば勿論、日本の
常識が通じない事はままあるわけです)

我々は生まれながらになんとなく親や先生友達にこれをすると
だめなんだよ、と耳打ちされて何でか?を察し続けてきた
過程がありますからね。

面倒臭いですけどね、それが異文化コミュニケーション
ってものなんだと思います。面倒臭いし抑圧や譲歩だけじゃダメ。

もちろん日本大好きで日本にきてる外国人は予備知識を
携えて来ています。思いやりとは何ぞや、察するとは、何か。
何故こんなに小皿を使って飯を食うのか、とか。
でもそこまで予習してくる人って限られていると思います。
私に関してはドイツがどういう国かとかほぼ予備知識ゼロでした。
でかい壁、ナチス、ラムシュタイン、ビールとソーセージと芋。
パートナーシップ制度がある。…ぐらいでしたね。

日本人シャイだったり、外国人=なんかアブナイ奴ら的な
謎のレイシズムが根付いてて日本のコミュニティに入れてあげられない
現状があると思うんです。助けたいけど言葉通じないかもしれない、
お節介かもしれない。恥ずかしい思いもしたくない。
でも結局は人と人ですからこいつマトモな人間だなぁって
感じるんなら仲良くなれればそれに越したことないですよね。
お互い言葉も学べるし一石二鳥です。
やだ…、素敵。

とはいえ別にローカルコミュニティを
特別必要としていない人もいるし
(日本語一切喋れず10年も日本いる外国人はそれはそれでどうなの…
と思いますけどね…どうなの。逆も然りです。ドイツ10年いて
ドイツ語全然喋れない日本人とか、どうなの…。)

むやみやたら話かけられて迷惑な人も当然います。
うちのスイス人が前回、日本についてきて、一人で普通の居酒屋等
で飲んでると至る所で英語を勉強したい人にキャッチされ、
やはり日本人は皆親切だし、それを知ってる彼も強くNOと言えず、
「めんどくせぇな…」とこぼしていました。

中には観光や中期滞在以外のそういう人もいるし
空気読むのは大事です。見た目白人だけど日本人って人も勿論いますし…
うちのスイス人みたいに、そももそも「ヒューマン、スキジャナイ」
ってねじれまがった性格の人もいますから。

長ぇ脱線だなぁ…

●発音について
特に触れてこなかった発音。なぜって、私もクソレベルだし
大した努力をした覚えもないからアドバイスができない…

でも発音は喋る回数が増えれば耳が慣れてきて勝手に
寄せていってくれるものなので…。
私は英語を喋ればそれはひどい日本訛りがあるんですが(そもそも下手)
ドイツ語は使用頻度が高いのでかなりマシな発音になってきたと
ネイティヴたちには言われます。
自分的な判断基準はありません…嘘か本当かは闇の中…。

「この人わざとかな…」ってぐらい日本なまりのまま
喋る人もいますけど通じてますから大丈夫。
というかドイツ語自体が各地でなまりがすごいので。
同じHoch Deutschでもハノーファー付近を除くとほぼなまっています。
オリジナルベルリナーとか「ん?」ってなる。
バイエルンは場所によりスイスジャーマンの域に片足つっこんでますし…

スイスジャーマンっていうのは、スイスで話されるドイツ語で、
日本語でいう津軽弁です。
(彼らも学校では標準のHoch Deutschを習います)

個人的感想でいくとドイツ語に関しては
東ドイツ出身の人ほど発音に厳しいというか…
外国人特有のアクセントに毎度ツッコミを入れられる感じがあります。
結局は、月並みにラジオ聞いて、耳コピして
繰り返してみるしかないですね…

●裏技
相槌はコミュニケーションを制する。って安西先生も言ってた。

……制しはしないけど、相手が
「あ、この子ある程度理解してくれてるんだな」
とストレスなく話を続けられる空間を作れるってのは
それだけ、会話を長引かせ、耳を慣らせ、単語の瞬発力も上がるわけで。
だから私は、相槌だけはものすごく「それっぽい」です。

Ach so(へーそうなん)
Schon?(もう?)
Fast…(惜しい)
Schon wieder?(またかよ)
Vergiss es (忘れろ)
Wie so(どうしてそうなる)
Welche(どれ)
Toll(すごい)
bitte?(何て?)
ist Ok(大丈夫)
gott…(うわ…)

こういうの。これボン、突っ込むだけで相手は好きなだけ喋ってくれて
自分もだんだん会話に入っていけるようになるという、
私の使えない処世術です。まじでこれができるせいで
ドイツ人には「君すごいドイツ語できるね」ってWH中の時から
よく言われます。話の内容5割も理解してませんがね。
それで良いか悪いかはあなた次第です。

▲どうなんでしょう
これ、役に立つドブログだったんでしょうか…。
毎回自分では謎です。私が言いたかったのは

「最初から母国語レベルで喋るのは諦めてまずは瞬発力」

単語が脊髄反射的に出てきた方が、絶対的に相手が存在する
コミュニケーションには有利なのかと。

ラジオやTVよりも人との会話の方が、圧倒的に勉強になります。
興味がリアルタイムで連動していて、相手が自分に向けて
発信するからだと思います。
「あ、今こういう話してる…?」
って最初は予測で会話を追いかけるんですけど、それが確信に変わる
瞬間があって、相手に確認できるのも会話ならではの強み。

あと私は日本語もあんまり上手じゃないので
(ほぼ擬音、説明下手、要アルコール)
最初から自分への期待値がすげぇ低かったです。
母国語ですら相槌しか打てない奴なんだからドイツ語も相槌ぐらいは
上手になるかぁ…っていう、なんとも向上心の低い…。

でも、だから、もしかしたらストレスとか、ジレンマ少なかった
っていうのもあると思います。葛藤はありましたけどね、
自分の成長スピードの遅さに。

もし留学中や海外滞在中、喋るのが下手で恥ずかしくて…とか
なかなか成長できない、などなどお悩みの方、大丈夫です。
我々はその国では外国人なので。
めちゃめちゃその国の言葉が上手な外国人はいますが
みんながみんなそうじゃないのは誰もが知ってます。
嫌な顔されても冷たい態度とられても、続ける事が大事です。

楽しく学べるに越したことないですね〜

KedamaMi

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