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役職よりも自分の機能に注目しよう

■役職が先か?役割が先か?

あなたの会社では役職ごとの役割は明確になっているだろうか?

私の所属する部署では数年前まで業務上の多くの決裁権が係長に集中しており、規定上”管理職”とされる課長は何の役割も持っていない という状況が続いていた。
例えば

・試作の承認は係長
・伝票の決裁は係長
・社内の方針発表者も係長
・課員の考課、査定をするのも係長

といった具合だった。
課長はとても影が薄かった。
そうした状況はマネジメントが機能しない状況を作り上げていた。
数年前に私も参画した社内の業務改革プロジェクトでは、そのような状況を鑑みて、それぞれの仕事の決裁者を見直し、”役割の集合を役職”と定義し直した。
役職の名前 を先に決めて、後から役割を当てはめていくから、空っぽの役職が出来てしまっていた というわけである。

■役職者は自分の機能を明確にしよう

よその会社では、本部長・副部長・部長補佐・課長補佐と言ったどんな役割、権限を持っているのか一見わからない役職を見かけることがある。
役職階層が複雑になってしまった組織は無用な管理職が増大していることを意味しており、階層のピラミッドが崩壊していることが多い。

※協力会社様と打ち合わせをすると、私よりも若そうに見えて課長という肩書、でも部下はいない という方もいらっしゃる。それつまり平社員ですよね、とはとても言えないのだが。

役職がついている人は、自分の役割を、役職の定義を確認した方がいい。
役割があいまいならば、まずどんな役割を果たすべきか、何が自分の機能なのかを明確にするべきだ。
自分の機能を明確にし、その機能の発揮具合を高めることが、自分の価値を高めることにつながる。

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