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581 CFTC 為替先物の投機筋のポジション 2024年8月6日時点 凄まじい巻き戻し

最初に、いつものように、念のため、
相場は投機筋のポジション動向で決まるわけではない。むしろ、彼らも相場の後追いをすることが多く、彼らもしばしば間違う。
しかし、投機筋の情報収集力は凄く、その情報に基づいてポジションを張っているので、投機筋の動きは参考になるときがある(いつも参考になるわけではない)ということだ。

前回記事
2024年8月5日 578 CFTC 為替先物の投機筋のポジション 2024年7月30日時点
2024年7月28日 568 CFTC 為替先物の投機筋のポジション 2024年7月23日時点

今、為替市場の最大の注目は「投機筋のポジションの巻き戻し」がどうなるかだ。なので、今は、毎週、日本時土曜日の朝にCFTCから発表される、前火曜日時点の投機筋のポジションのウォッチは欠かせない。

では、為替先物における投機筋の円、ユーロ、豪ドルのポジションを見てみよう。また、投機筋のポジションと日米金利差の関係(これが重要)も見てみる。

(1)円/ドルポジション (先物市場ではドル/円ではなく円/ドルである。)

米国の金融政策がインフレ抑制から雇用市場のサポートに転換し、利下げ気運が急速に高まったことを受け、投機筋の円売りポジションは急速に縮小した。円キャリートレードの巻き戻しも出ているはずで、強い円の買い手になっている。
但し、足元では、景気後退観測がやや緩和している。

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