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はじめての「修了生インタビュー」

今回のウェブサイトリニューアルを機に、初の試みとして「修了生インタビュー」を載せました。取材と執筆は、人気 noter でライターのサトウカエデさんにお願いしました。

実は私、もともとは、いわゆる体験談をサイトに載せることに消極的だったんです。最初にサイトをつくったときには、「載せないようにしよう」と思っていたぐらい。特に KEC の場合、一人ひとりの体験が大きく違うのに、どうして他の人の体験が気になるのか、どこが参考になるのか、理解できませんでした。営業や販売をするつもりもないし。

その後、こういうサービスで体験談がゼロというのはむしろ不自然で、余計な不安を招くおそれがあるなど、いろんな見方を知り、「受講者の声」を載せることにしました。さらに今回のリニューアルでは、事前に「もっと実績を紹介した方がいい」「サイトを見た人が共感できる情報がほしい」などの意見をもらっていました。その中で出てきたのが、「修了生にインタビューしてみたら?」というアイディアでした。

うーむ、なるほど。でも、ちょっと、どうかなぁ。

そもそも、インタビューというのは受けてくれる人がいないと始まりません。そんな人、いるのかしら。試しに、ちょうど修了が近づいていたポプリさんに、「こういう企画があるんだけど…」とダメもとで、おそるおそる持ちかけてみました。意外なことに「私でよかったら」と快諾してもらえました。

流れには逆らわないタイプなので、それならそれで。「でもまぁ、記事を書いてくれる人がいないとね」と思っていました。インタビューのポッドキャストをやっているせいか、友人たちには「えみさんがやればいいじゃん」と言われましたが、いやいやいや。自分で「私のコーチング、どうでした?」なんて、恥ずかしくて聞けません。

「書き手として適任者がいたら企画続行、いなかったらやめる」と決め、ネット上で取材記事を書くライターさんの作品を拾い読みしました。その中で、私の目にとまったのが、サトウカエデさんのこの note でした。

「忘れたくない言葉を、書き残す」。その視点をもらったことで、はじめてインタビュー記事への意欲がわきました。

KEC のコーチング・セッションでは、英語学習にまつわる悩み、迷い、希望、失敗、成功、それに伴う感情の動きなど、さまざまなことについてコーチと受講生が対話を重ねます。受講生とのやりとりは、どれも”忘れたくない”もの。でも、実際には時間が経てば忘れてしまうのです。もちろん、自然に消えていっていいんだけれど、書き残しておくのもいいかもしれない。

カエデさんには、その経緯をお話しし、「集客のためじゃなく、私のために書き残す」という目的をお伝えしました。これまでに携わってこられた記事とは勝手が違うようでしたが、すぐに趣旨をご理解いただくことができました。

というわけで。ポプリさんとカエデさんのおかげで、私にとっては大切な記録、KEC にとってははじめての「修了生インタビュー」ができあがったのでした。

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