もろもろのはなし
先日球団からリリースがありましたが改めて報告します。
2021年を僕のプロ野球選手としての最後の年にして、次の道へ進むことを決めました！
みなさん、5年間お世話になりました🙇♂️
いろいろ振り返って書きたいことがたくさんあるんですけど、今回はいくつか選んで書いてみます。うまくまとめる自信はありませんが。
自分自身の"納得感"
"5年間一軍で活躍するために日々を過ごし、取り組み続けられたことで、自分自身、納得感を持って競技スポーツとしての野球から離れられます。"
ぼくは大学の野球部を2日間で退部して、
その3年後にBCリーグ(ROUTE INN Baseball Challenge League)で競技スポーツとしての野球に戻ってきました。
大学野球部を辞めてからサークルで野球を楽しんでいる時も、「まだやれる/伸びる」、「あいつよりいい球投げれるのに」と悔しさや嫉みを感じたり、それを証明することはできない自分の情けなさなど一言では表せないもやもやした気持ちになることが多くありました。
このもやもやをなんとか解消して野球から気持ちを離して、次の道に進まないといけない。
そのためには選手として成長するために自分が考えうることを全て実行して、上のレベルに挑戦してみることしかないと考えました。やってみてダメならダメ、行けるなら行けるとこまで行ってみる。
僕が競技スポーツとしての野球に戻ってきた一番の理由は、"納得感"を得て、野球をしっかりやめるためです。
いつか必ず来る「もう君とは契約しません」と言われる日、その日に自分がどう感じるか。それを一番に考えて信濃グランセローズで1年、横浜DeNAベイスターズで5年間過ごしてきました。
2021年10月5日
「もう君とは契約しません」と言われて(前日の球団から電話で分かっているけども)、なんだかすごく清々しい気持ちになれました。
周りからどう見えていたかは分かりませんが、自分ではやれることはやったし、十分に挑戦したと思います。
実際6年間でものすごく選手として成長できたし、通算20試合だけどNPBの一軍でも登板できた。「そんなもんで満足しているからその程度で終わったんだ」と言われると何も言えないけど、最後に大事なのは自分自身の"納得感"だからおっけい！
たられば
正直に言うと、あの時こうなっていたら・こうしていれば、もっと良いキャリアになったんじゃないかとか思うことも当然あります。
今後も野球が上手くなる方法論は世の中に無限に出てきて、その度に「自分が現役の時にこれがあれば！」と思うかもしれないけど、逆もまた然り。
もしあの時グランセローズに入団できていなかったら、指名されたのがベイスターズじゃなければ、コーチ・トレーナーさんが違う人だったら、あの人に出会わなければ、いまとはなにか違った状況になっていたと思います。
圧倒的な実力を持った選手ではなかったので、本当に運に助けられてここまでやってこられました。
最後の年も色々と考え込むことが多く、野球に対してまっすぐに進めないこともありました。
もしかしたらチームメイトやスタッフの方々に情けない姿も見せてしまったかなとも思ったりします。
そんな時もファームのピッチングコーチ陣が僕の気持ちが整うまで時間を与えてくれて、また、再び頑張れるようにサポートして助けてくれました。チームメイトやトレーナーさんを始めスタッフの方もよく話を聞いてくれました。まさに、この球団じゃなかったら、このコーチ陣じゃなければ、です。
本当に感謝しています。
noteを書くこと
何年か前からSNSのアカウントを作って、たまに更新していました。noteは前回のものがはじめてで今回が2回目です。
ぼくは自分のことを伝えたり、話したりするのは得意ではありませんが、読むのはもちろん、書くのも割と好きみたいです。
今年は特にいろんなことを考えた年でした。
「こう感じてしまうのは自分だけなのか？」とか「こういう時はどうすればいいんだ？」とか疑問を持ったときに、身近な人には逆に言いづらいこともあったりします。
そういう時にだれかが書いたnoteやインタビュー記事などが解決してくれたり、同じようなことを思っている人がいると自分に共感してくれたようで安心したりできました。
いつも黙々とトレーニングしている先輩が「今日トレーニングやる気でえへんなあ」って言ってるのを聞いてすごく安心した思い出もあります。
「あの人でもそう思うことがあるなら、自分がそう思ってしまうのも当然だよな！」って。
だからぼくも思ったことなどを書いて残しておこうかなと思っています。
ひとりだけでも共感してくれたら嬉しいので。
あまり好ましくない、というか、これでもプロ野球選手だったんだ、と思われることもあるかもしれませんけど。
なので、もし何か知りたいことだったりあればコメントでおねがいします！Twitter、Instagramにでも大丈夫です🙆♂️
ここまで長々読んでくれてありがとうございました。またいつか！
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