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記憶を無くした少女と凍った黒騎士の物語『Flan』レビュー

ど~も、けぃし~です♪

Steamにて販売中の『Flan』について実際にプレイした感想をお話ししたいと思います。

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【ゲーム情報】

本作は少女と黒騎士の二人のキャラクターを同時に動かして協力しながら進めるパズル要素のあるアクションアドベンチャーです。
協力しながらといってもフレンドやNPCと協力するわけではなく、あくまで二人とも自分で同時に操作するのが最大の特徴です。

少女は記憶を失い迷宮で目を覚まし魔物に襲われているところ黒騎士の封印が解け助けられます。そこから少女と黒騎士のお互いを思いやりながら協力して進める冒険が始まり迷宮の各階層のボスを倒すと少女の記憶の断片が垣間見えますがテキストなどはほとんど無いため雰囲気で感じるゲームとなってます。

このゲームはキーボードにも対応はしてますが、わりと狭い空間で二人を同時に動かし続けなければいけないシーンが多いのでアナログスティックコントローラーでの操作の方がおすすめです。
コントローラーでの操作はそれぞれのキャラクターが左右のアナログスティックで移動、L1R1ボタンでダッシュと非常にシンプルで黒騎士のみが敵に近づくと自動で攻撃してくれます。

プラットフォーム:Steam
発売日:2019年4月30日
価格:980円
ジャンル:アクションアドベンチャー
日本語対応

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【良かった点】

・二人のキャラクターを左右のスティックで同時に動かすのは慣れるまで難しいが他には無い新鮮さを感じる。
・少女にしか解除できない仕掛けがあったり、黒騎士にしか攻撃ができなかったり、それぞれの役割がありパズルのように考えて進めるのが楽しい。
・少女と黒騎士が離れすぎると黒騎士が凍って動けなくなるのもちゃんと二人を操作しようという気にさせてくれる。
・少女と黒騎士を同時に上手く動かしてピンチを切り抜けたり、ボスを倒したりできた時は気持ちが良い。
・980円という価格も手を出しやすい。

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【残念な点】

・基本魔物は少女のみを襲ってきて、ダメージや死亡の判定も少女にしかなく黒騎士は凍ったり落下したりしても少女の近くに復活させられるため、結果的に黒騎士を犠牲にするような操作になりがちになる。
・後半に見えない床を歩く場面があり、特に何処が通れるというヒントがあるわけではないため、やはりここでも黒騎士を犠牲にして進める形となり「互いを思う」というコンセプトに反しているような気持ちになる。
・細い通路や一人が乗るのがギリギリな移動する床などが多く、黒騎士も一緒に乗せようとしたり復活させたりすると、少女が黒騎士に押し出されて落下する事故が頻繁に発生する。
・敵の出現場所はある程度固定だが、敵を倒しても復活するのが早く、敵の出現場所付近ではゆっくりパズルを考えている時間がない。

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【総評】

キャラを交互に動かしたり、フレンドと協力して謎を解いていくゲームはいくつかありますが、一人で同時に動かして進めていくゲームはなかなか珍しいと思いますので興味がある方はぜひプレイしてみて頂きたいゲームです。
またエンディング後の要素として、好きな階層をプレイでき未回収の記憶の回収ができたり、各階層のハードモードをプレイすることが可能となり、タイトル画面から回収した記憶の内容を小説のような形で見ることができて、ストーリーの詳細からFlanについての作者の思いのような内容を見ることができます。未回収の部分は歯抜けで読めないので記憶を全部集めたいと思える要素になります。(全て集めるにはハードモードにも挑戦が必要ですが…)

【最後に】

このゲームのプレイ動画を公開しておりますので参考にしていただければと思います。


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