新刊上梓のお知らせ
本日、19冊目となる著書を出版いたしました。
「ちょっとしたことで差がつく 最後まで読みたくなる 最強の文章術」(ソシム)
私の集大成に相応しい一冊です。
2010 年にはじめて出版してから、10 余年が経過しました。最初の本は、コンサルティング会社から依頼された出版で、自己啓発がテーマでした。書いたことすらない自己啓発書が売れるはずもありません。2 冊めの出版社は新興のベンチャー系出版社でした。重版こそしたものの、世の中に影響力を与えるなどまったくできませんでした。
その頃にはじめたのが「ネットニュース」への投稿でした。当時は今ほどニュースサイトが細分化されていなかったので、きっちり原稿が書ければ自ずと門戸は開かれていきました。
最初は、平凡なコラム記事でしたが、ある日、知りあいの出版社から書籍紹介をリクエストされました。「出版して1 カ月以上経過するが、売れそうな気配がない。可能なレベルで構わないから書評を載せてください!」。
翌日、1,500 文字程度の軽めの記事を載せたところ、Yahoo! ニュースでアクセス1 位を記録します。その書籍はAmazon で一気に完売となり、すぐに重版がかかりました。
それから、評判を聞きつけた出版社から毎日たくさんの本が届くようになりました。記事は毎日のようにYahoo! ニュースに掲載され、そのたびに本がAmazon で完売となり重版がかかる流れがルーティンになりました。今でも、書籍紹介をするときに言われた言葉が忘れられません。
●書籍紹介の記事なんか誰も読まないから
●書籍籍紹介しても売れないし、アクセス伸びないんだよね
ところが、私の記事は読まれました。おおいにバズりました。大ヒットを記録した本もいくつかあります。当時、Yahoo! ニュースに毎日書籍紹介記事を載せているのは、日本で私くらいのものでした。今なら、ステマのそしりを免れないかもしれませんが、当時は競合がまったく存在しませんでした。
現在、多くの書評サイトが乱立しています。紹介方法、文字数、構成など、ほぼ私がやってきたものに酷似しています。記事の内容をそのままパクるようなひどいサイトもありましたが、そのような状況を鑑みると、一定の影響力は与えらたのかなと実感します。
ちなみに、私は「書評」という言葉を使いません。「ブックルポ」(ブックルポルタージュの意味)と命名しています。日本の書評は、大手新聞社の文芸評論家以外はあまり参考になりません。私は「リアル」に伝えることを意識しました。ですから、「ブックルポ」になるわけです。
そんな私ですが、今までに19 冊の作品を世に送り出してきました(本書が19 冊目です)。これは、ひとえに「書く力」+「ネット力」があったからだと思っています。そして、今回の本は私にとって集大成となる1 冊です。
本書は構想からカタチにするまでに3 年を要しました。市場には多くの文章本があります。レッドオーシャンを攻めていくには相応の武器が必要です。私は、他の著者にない差別化のポイントを「実例と実績」に置きました。
「実例」は実際に書いている人にしか説明ができません。「実績」は、エビデンスにもなります。Yahoo! ニュースなどでアクセス1 位になった実績から解説しているので、説得力があると考えました。ほかの本では出せないようなコアな内容に仕上げています。
19冊目でようやく納得できる本が出せました。
よかったら手にとってみてください
「ちょっとしたことで差がつく 最後まで読みたくなる 最強の文章術」(ソシム)