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ジレンマの中のシーズン・・・だが

例年とは異なり、6月下旬というナイトゲームたけなわの時期からシーズンが始まったこともある上に、例のCOVID-19が猛威を振るっていることに加えて、自分自身の体調に不安もある(何しろ腸内にできた憩室からの出血に起因して2度も入院する有様)ために、残念ながら今季はまだ試合に行く機会を得ていない。
この先もCOVID-19の状況と自分の体調次第では、鳥取に行けないシーズンが続きそうだ。少なくとも9月中は日程が合わない感じだと思う。

4月ぐらいの頃は、この時期を乗り越えれば夏以降はあちこち行けるかも、などと気楽に考えていたが、7月上旬に自分は入院してしまい、とてもあちこち出歩けるような状況ではなくなった。
そしておまけに、一度は小康期に入ったCOVID-19が勢力を増す形でぶり返してしまい、いくつかのチームでポツポツと小規模な感染者の発生があったものの、ご存知のように感染者が増大しているところも出始めており、自分の住んでいる島根県はもちろん、ガイナーレ鳥取が籍を置くお隣の鳥取県でも楽観できない状況が伝えられており、それを思うと、しばらくの間は長距離移動は困難だろうなあ、などと漠然と思っていたりする。

何しろ、山陰地方を走る列車は、乗客が少ない時はまだ良いが、そうでない場合には密にならざるを得ない。自分も何度となく経験している。隣席にお客さんがいるというのは、わりと気を遣うものだ。
特に自分のような状況下にある人間は。自分が障害者だよなどと隣席の人にいちいちアピールできない。したら「何だこいつ?」と思われてしまうのが関の山で、相手にも迷惑がかかってしまうだろう。

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こういうのが鳥取まで行くわけだが、何しろ2両編成だ。特急列車としてはミニマムなことこの上ない。たまに3両編成になることもあるけれど、通常は2両編成である。
但しもちろん、乗り心地は良いぞ。腐っても特急列車だもの。悪いわけはない。それと、現時点で、山陰本線はこの列車用にスピードアップ対応がされているために、この列車の乗り心地は格段に良い。この列車特有のスピード感が売りになっている。

でも、残念ながら、この列車に今年は一度も乗っていない。何しろ、自分がまたどういう形でぶっ倒れてもイヤだし、それが列車の中でとかだったら、他人様にどうしようもなく迷惑をかけてしまうことが目に見えているので、怖いのだ。

今のところ、出先で倒れたなんてのは会社でしかないけれど、会社で倒れた時でさえ、上司(彼は俺より一回り近く若い)にいろいろと迷惑をかけてしまった。
俺がいくら図太い性格をしているとはいっても、実際にはそんな風に上司にすら気を遣ってしまうのに、見ず知らずの誰かになんて、とても迷惑をかけられるわけがないと思ってしまう。出先でそういうことになりたくないのでお出かけを思い止まる。

出かけることはしたいけれど、他人様に迷惑をかけるわけに行かないので、必然的にお出かけを躊躇うことになる。

残念なことに、現状では、こういジレンマを抱えたシーズンになってしまっている。
もちろん、ひとえに自分の体調がままならないことが全ていけないのだけど、病気も都合良く罹病したりできるものではないだけに、こちらの思わぬところから起きてしまう。4月と7月の入院で、それはよくよく身に沁みた。
なので、今はひとまず大人しく過ごしておこうと思っている。いつスタジアムに行けるのかは、正直なところ全く予測ができない。ひょっとしたら、今季はスタジアムに足を運ぶことはできないのではないか、とさえ思っている自分もいる。むしろその理由は、COVID-19よりも自分自身の憩室出血の状況如何にかかっているのではないかと思う。

正直、こんなに調子の良いガイナーレ鳥取だからこそ、直接的に目の当たりにしたいと思うのは人情だ。

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この、可児壮隆キャプテンの番号を入れたユニを着て、スタジアムに参じたい。参じて、いろいろと楽しみたい。結果は二の次、三の次で良い。そりゃあ良い結果が見たいのは人情だけど、必ずその結果に結びつけるための様々な努力を選手たちはしてくれている。それでいいじゃねえか、と思う。

たぶん、自分がスタジアムに行けるのは、早ければ10月中旬のガンバ大阪U-23戦(@チュウブYAJINスタジアム)だろうし、鳥取は同じ10月末日のセレッソ大阪U-23戦(@Axisバードスタジアム)になるんだろうとは思っているが、これらはあくまでも予想に過ぎない。
また、その頃、例の5000人制限が解かれるだろうってことになってはいるけれど、これも現状のCOVID-19の状況を見ていると、如何とも想像しがたいのが実情だ。

このように多種多様の制約がつきまとう。チケットの入手も、現状では専用チケットサイト経由であり、コンビニ発券の紙チケットは入手できない。でも、これはこれで仕方がない。トレース対策があるのだろうし、そこで駄々をこねたら、そもそもこういう形の興行なんか観に行く資格がなくなる。
だから、そういう手間というか不便は、今年に限れば受容して当たり前だと思っている。

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ともあれ、AxisバードスタジアムにしてもチュウブYAJINスタジアムにしてもだが、それらスタジアムのいろいろな姿が見たい。

ゴール裏に集まってデカい声を出したり、いろんなアクションをしながら、思い思いの応援をする熱狂的な皆さん。
バックスタンドに時々出て来るどでかいフラッグの下に、協力してなってる皆さん
(自分も何度かなったことはある)
試合に勝った後、選手たちが並んでセレブレイトパフォーマンスをやるのだけど、その時の嬉しそうな表情・・・。

そういうのを見たい。今、そのことを強く強く切望している自分がいる。

だけど、そのためには、まずCOVID-19が終息というか、それに近い状態にまで落ち着いてくれたら有難いし、それ以上に自分の体調が安定することが最も望ましい。

憩室からの出血がもう一度起きたら、その時は手術で切除、という方向性の話にはなっているので、それができると多少が安定すると思うが、まあとりあえずはまだわからない。先行きがとにかく見通せないのはキツい。
脳梗塞の再発は、今のところさほど心配はしていない(全くではない。あくまでも警戒の程度が憩室からの出血よりは低いというだけ)けれど、憩室からの出血についてはなるべくなら落ち着いてほしいし、仮に切除ができて、それがうまく行ったとして、予後が安定してくれたら、それに越したことはないと思う。

再度繰り返すけれども、とりあえず今季はもう(他の皆さんはともかく)自分にとってみれば、ジレンマの中のシーズン・・・だと割り切るしかないと思っている。

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・・・だが、以下のようにも思う。

寂しい気持ちもあるけれど、その分、またスタジアムに行けたら、何やかやでいろいろと楽しめたらいいやって思うことにする。そうなりたいし、なれればいい。今はそのことだけを漠然と、でも日々強く考えながらシーズンを追いかけている。
有難いことにガイナーレ鳥取は好調な形で過ごしている。もしもこの結果、最終的にリーグ優勝でもしようものなら、幸福感に包まれたシーズンとなるのは必至だろう。
もちろん、上のカテゴリに上がった、という事実だけではどうにもならなかったことは、2011-2013シーズンまでの3シーズンでイヤと言うほど痛感させられたわけだが。もちろん、次だってどうなるかはわからない。
ただ、あの頃とは違う何かを示してくれるんじゃないか、という淡い期待は持っている。

今度は違うガイナーレ鳥取が目の前に現れてくれる、と思う以外にない。何しろ今季のTeam Squadは、それを予感させてくれるワクワク感溢れる魅力的なTeam構成になったと思う。

大丈夫。ガイナーレ鳥取は、きっと何とかする。今の自分は根拠もなくそう思うのです。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。