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フェイカー展2021 ネタバレ

【フェイカー展】
2021/3/26~4/4
ギャラリーアートスープ(群馬県)
フェイク、嘘をテーマにした展覧会

http://hosikuzudo.com/mloh/faker
この展示、私たちの作品は色んな嘘で出来ていました。

今回はそんなフェイカー展の
「私から見たネタバレ」です。

オリジナルアニメーション企画を打って

「現実にはいないフェイクの存在を
題材に作品制作をしました!」


とのていで出展させて頂きました。

魔法☆少女Magicol Palette!
アニメーション告知その①

魔法☆少女Magicol Palette!
アニメーション告知その②

魔法☆少女Magicol Palette!
アニメーション告知その③




■1つ目の嘘


技法の封印

正直、辛かったです……

私は普段、アナログ、しかも木を焦がした「ウッドバーニング」という技法を使って作品を制作しています。

同じ絵を描くと言っても正直、デジタルとアナログは別物です。

大声で言います。




「デジタルとアナログは別物です!」




本気で泣きながら描いてました。
ガチ泣き。
何度メンバーに「もうやだーーー!」と泣きついたかわからない。


しかも私は「ウッドバーニング」という「技法」がとにかく強い作家です。

その「ウッドバーニングが使えない」

「こわい!!!!!」


同じ「絵」ですが私は「技法」で食ってます。


「こわい!!!!」



しかもデジタルはほぼ素人です。
それをあたかも「ずっとやってるプロでーす☆」みたいにしなければいけない。だれも疑問に思わない、を目標に頑張りましたが……キツかった

描いたことは勿論ありますし前回の画集の表紙もデジタルでしたけど、ずっとさけてたんですよね、デジタル絵……。

わからん。泣いた。

まず線が引けない!!

なんやねんこれ!!!
難しい!!!
意味わかんない!!!

とにかく線が綺麗にひけない!!!!

色は…まだ塗れる。

線が引けない!!!!
短期間での修行のようでした……。

絵柄を変えなかったのは
私の「絵」は「技法」で食ってるのか、それとも何か別のものがあるのか……

というのが知りたかった。


正直、めっちゃこわかったです
デジタル展示はこの何十年作家活動をしてきましたが……実は初めて。

デジタル作品を一点物として展示販売した事は過去に1度もないはずです。

初めてなんです…。

素人。完全に素人。
こわかった……。


2つ目の嘘
私のオリジナルキャラクターのアニメ化

嘘です。
楽しみにしてくださっていた方には大変申し訳ないのですが、こちらフェイク企画となります。

嘘ですが、本当はOPとEDアニメーションのみつくりたかった……
それを会場で流したかったんだ…!!!
(本気で時間がなかった)

かろうじてOP、ED主題歌、挿入歌(戦闘シーンでの使用イメージ)は制作できました。
でもこれでギリギリでした……。

意味わかんない事に制作期間がガチの全国アートコンペと被っていたんです。

しかもこのアートコンペのDMに私の作品が掲載されているので余計に半端なものはつくれない状態で慣れないことをしていたので死にそうでした。

でもやりたかったからどっちも全力出した。


こちら実際にCDはリリースしてます。
ただ「公式ビジュアルファンブック」として売っていて、CDはおまけの扱いです。


どう見てもCDですけど……
アニメの公式イラストファンブックが出したかったんですもん……
CDも出したかったんですもん……
でも時間が無い、やばい………
オールインワンにしました。


カラオケにも実際に楽曲は入れてます。
印税の手続きやらなんやらやりましたよ。
やってやりましたよ。
本気出した。

カラオケ配信はギリッギリフェイカー展の開催期間中に配信出来るはずです

なぜここまでやったのか…

「本物感」を出したかったから!!!!


でも本当はOPアニメ、EDアニメ、そして予告をバーンと流したかった!!!!


悔しい、悔しい、悔しい、出来ることはやりきったけど、悔しいーーー!!!


ちなみにアニメーションは制作したことはあります。
勿論、アナログです。
受賞歴も実はあります……。


今回無謀にもアニメーションもデジタルでやろうとしてました。
でも私は今回アナログ封印してるので。


公開しませんが、実は3秒くらいキャラクターが動いてるシーンは泣きながらかきました。
動いてる動画は実はあります。


でも中途半端だから公開しない!!


Magicol Palette!アニメ化は嘘でしたが、私はまじぱれの世界をここで終わらせるつもりはありませんし、この嘘を何年か後に本当になるように頑張っていきたいです。



ただ、私は先程も言ったように「ウッドバーニング」「アナログ」の仕事が忙しすぎる。

ずっとずっとずっと「やりたい」と思っていましたが……

出来ない、時間が無い…。
そして「デジタル作品」は売れる保証がない

作家として食っている身としては
「やりたくてもできない夢」
なんですよね……。

これで食べている=売れないと生活に直結する。
しかも私はシングルマザーで子どもを一人で創作の仕事で育てています。
冒険はものすごくこわいのです。


今回フェイカー展ではやりたくてもやりたくても出来なかったことが完璧ではないにせよようやく出来ました。
本当に感謝しています。


■3つ目の嘘

内容。


告知では日曜朝に放送される幼女向けのような雰囲気を目指して告知しておりましたが、簡単に言うとこの作品の中身は血の流れるタイプの魔法少女モノです。

キャラクターの設定等を踏まえ主題歌の歌詞を読み解いていくと、色々と見えてくるものがあると思います。

内容やネタバレに関しては実は別でネタバレアカウントがありますのでそちらも合わせて楽しんでください!

これに関しては実際に見ていただいた方がはやいです。

Magicol Palette!公式Twitter
https://twitter.com/magipale?s=09

Magicol Palette!ネタバレTwitter
https://twitter.com/True_of_fake?s=09


■4つ目の嘘

小餅こもも(私)の正体


公式アカウントの「小餅こもも」つまりこのフェイカー展の作品を動かしていた正体は私ではありません

私自身がフェイクとして機能していました。

私はただの「ガワ」です。
正直に言うと私の名前は強い

私であることのブランドは正直、多少はあると思います。


では私の名前を前面に出して中身が別物だったら??

中身が「自分は作家ではないただの会社員」とか言っている人物だったら?



「私の名前をあえて使う」

名前だけを見て中身が全く別物でも本物だと信じるのか

全員名前を出していたのは、そっちの方が面白いから。
こんなに言ってるのに信じるのかな?という疑問

それだけ「名前の強さ」はあるのだろうか…


今回のMagicol Palette!公式サイト
小餅こもも(私だと思ってるだろう)中身はチームメイトのwhezavy。


ちなみにネタバレアカウントもwhezavy。

私はノータッチなので実は何が書かれるかも知りません。


公式アカウントがいつものこももさんの様子と違う、違和感がある……
と感じた方は正解。


私はあえてその違和感を彼に指摘したり、修正はさせませんでした。

なぜならフェイカー展だからです。


小餅こももの中身はいつもは私。

でも今回の中身は30歳を過ぎたおじさまのwhezavy。


しかも彼は「萌え」とは程遠い作品(プラモデル)を普段つくっている人間です。

引き出しがないのでいきなりキュンキュンできるわけが無い。

むしろ彼を知っている人は彼が「萌え萌えキュンキュン」していたら恐怖でしかないと思います。

わたしも彼が萌え萌えしてたら物凄く怖いです。


普段のこももさんが使わない絵文字や顔文字や言い回しもあり、どことなく

「おじさん臭」(怒らないで)

がしているのが私は楽しかったです!



この世界の「中身」を作っていたのは私ではなくwhezavyなのです。

またそれとも繋がるのですが、今回メンバーには「普段の作風」と違うものを制作してもらっています。

whezavy、たがみ2人とも「かわいい」「萌え」とは程遠い作品を制作する2人です。

正直話を振った直後は2人とも頭を抱えていました。
でも、かなり頑張ってもらいました。


■5つ目の嘘

5つ目の嘘は私の中のテーマで彼らも知りません。

「自分は作家であるということ」


彼らには嘘がある。

私は芸術事務所というものを設立し、今は今回関わってくれたたがみ、whezavy、2人のクリエイターが所属しています。


所属基準は私が創作者だと感じた人。
やりたい気持ちがある人。
私よりも1つでも何か出来ることがあると私が感じた人。
なんか、すき。

全て私の感覚によって選ばれています。

今現在バリバリ活躍して有名だったり、クオリティーが既にめちゃくちゃに高いとかそういうのは求めてません。


私と一緒に何かをつくれる人
(色々問題のある)私と仲良くできる人
私が好きと思うか嫌いと思うか
こっちの方が大切だったりします。


つまり、本業が作家でなくても私は構いません。



でも、私は彼らにフェイカー展で自信を持って欲しかった。


「自分は作家でも何でもない」
「他のメンバーに比べて経験不足」
「自分がいてもいいんだろうか……」



うちの子達はそういう事を日常的に言っています。

でも「やりたい気持ち」は確かにある。


自分で自分のことが認められていない。


今回のフェイカー展の募集要項を見た時に、「うちの子たちを出してみたい」そう思いました。

うちの子たちのための企画じゃん
とも思いました。


フェイカー展で作家として活動して、彼らに自分の殻を破ってもらおう。


そう思い、私はうちのメンバーのwhezavyとたがみをフェイカー展に誘いました。

whezavy Twitter
https://twitter.com/whezavy?s=09

たがみ Twitter
https://twitter.com/t____G____a____?s=09


彼らの言葉には時々「嘘」があります。
悪い嘘ではありません。


「クリエイターとして生きたい」という本音の部分を隠している
と感じています。

私はそれをもっと出して欲しい。


うちのメンバーで現状「創作で食べている」のは私一人です。
なので私は言い逃れのできないクリエイター。


「芸術家」として開業届も出しているので職業としてやっています。


彼らは会社員だったり学生だったり……
言ってしまえば他に本業があります。

私は会社員でも学生でも「クリエイター」を名乗っていいと思ってます。

彼らもそれは分かっていると思うのですが……

「不安」が邪魔をするのでしょう。

なかなか胸を張って「自分はクリエイターです!作家です!」と言ってはくれません。


嫌がっているなら無理強いはしないのですが……
心の奥底では「やりたい」という気持ちが私には見えてしまっています…。



でないとそもそも私についてこないと思うのです。

しかも私は結構クセのある人間だと思っているので、基本的に「めんどくさい」んですよね。

変な所に拘りがあったり、常識とは違う価値観で動く事も多々あります。

怒るポイントもなぜあれは怒らないのにそれは怒るの?というポイントでカッカします。

それでも一緒にやると言うのはかなり
「やりたい気持ち」
がないと無理だと思うんです。

他でやった方が楽。


失敗してもいい、成功しなくていい、完璧じゃなくてもいい、足掻いて足掻いて、一緒にカッコ悪くこの世界を生きてみない?


本音出してみてもいいんじゃない?
もっとやりたいって叫んでいいんじゃない?

と思うんですよね。


この展示の最大の嘘は

うちの子らの嘘だと思っています。



だから言い逃れが出来ない所まで今回私は正式に色んな所と書面契約もさせて頂きました。

私と契約して作家になってよ!
きゅっぷぃ!


ギャラリーに展示もしたので、それだけで作家と名乗ろうと思えば名乗れます。


彼らには印税とか入ってきちゃいますし、CDはオリコン反映させました。


音源も全世界にiTunesやspotify等の各種音楽サイトから配信中です。
公認アーティストとして登録されているサイトもあります。
カラオケで検索したら自分の関わった曲が実際に出てきます。


■音源配信サイトはこちら
https://linkco.re/amp/zt8r7D98?__twitter_impression=true

公式イラストファンブック(CD付き)はこちらから購入出来ます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08YQCQ3FW/ref=cm_sw_r_tw_apa_i_YQ86AKNZDT3AC9EBAYWB

OP、ED主題歌は4/3よりカラオケ配信予定
(歌ってくれたら印税入るから沢山歌ってね!)

配信機種
下記の機種が置いてある店舗およびルームで歌うことができます。
JOYSOUND MAX GO
JOYSOUND MAX 2
JOYSOUND MAX
JOYSOUND f1
JOYSOUND 響II

▼店舗検索はこちら
https://www.joysound.com/web/shop/list?m6=1&m5=1&m4=1&m3=1


配信楽曲情報】

■「まじぱれっ!」

作曲:Kazuho.k 編曲:ken
作詞:whezavy
歌手:小餅こもも(Kazuho.k)
(ヨミ:コモチコモモ カズホドットケイ)

「Burn nail」
(ヨミ:バーンネイル)
作曲:Kazuho.k 編曲:ken
作詞:whezavy
歌手:御影火憐(Kazuho.k)
(ヨミ:ミカゲカリン カズホドットケイ)


沢山実績を作りました。

君らはもう、ただの学生や会社員と言うには厳しい所に来ちゃったよ。


これからどうする?


私が本当にやりたかったのはコレ。
ここの部分。


「作家、クリエイターと名乗る勇気、少しは出た?」


フェイカー展の公式サイトにあるように
「作品は全てフェイクです」


でもこれをする為には私は全力で作品をつくる必要があった


私の絵描きとしての実績には正直ならないです

一点物のアートキャンバスもどうしようもないのでお迎えが決まらない場合、永遠に在庫を持ち続ける事になるので

フェイカー展終了後は破棄予定


です。

ちなみに

CDも2021年6月に生産終了します!


サラッと破棄とものすごいことを言ったけど、 今現在あのサイズの私の一点物作品はあの値段ではどう逆立ちしてもお迎えできません。

今回のアートキャンバスは「額あり」25,000ですが、今の私の一点物作品はあのサイズだと「額なし」で60,000は確実にこえます。

そして、今アナログの一点物の在庫は手元に一点しかありません……

つまりどういう事かおわかりでしょうか…?

激レアなのにかなりの安価という訳の分からない作品です。
私もどう扱えばいいか分かりません。

唯一のデジタル一点物はこの展示が終わると破棄されます

なぜならフェイカー展だからです。

永遠に在庫を抱えることになりますし、二度とこのキャンバスを展示することはありません。
アナログでは無いので作家の実績としても今後残るか微妙なところです。


なので、私のアートキャンバスは正直見に行った方がいいですね。


音楽関連はカラオケなどには残すので実績にはなるかと思いますが…

(私は音楽の人じゃないと言い続けてきたので……
今回のこれで自分の首も締めました
もうやるしかないよね)


今回のフェイカー展は私にも課題を与え、メンバーにも課題を与えました。

私は私で次の目標や課題ができましたが

彼らは彼らであとは彼らに任せます。

彼らにはそれぞれ目標をもって

ここから旅立ってほしいです


フェイカー展は次に繋がる展示だと思います。
自分を見直す場だと思っています。


私はもっとみんなに自信を持って欲しい。


今は私に「させられている」という形でもいいと思ってます。
自分は何もしていない自分の価値を認められないと言うのもいいと思ってます。
勝手に人の気持ちを決めんな!って怒られるかもしれない。


でも、どうかな……?
今回色々と形になって、自分の名前が世に出て……
どうだったかな??


作品を「お金を出して買ってくれる人」が実際にいた事、どう思ったかな。

感想を貰った時、どんな気持ちになったかな。


それでも否定し続けるかもしれません。
それでも私は言うけど。

君の作品が好き!


いつか、彼らが自分に自信を持ってくれる事を願って……。


この度、私、そしてメンバーの成長の場を与えて下さったギャラリー様、関係者の皆様、展示をご高覧下さった皆様、ネット上で見守ってくださっていた皆様、本当にありがとうございました。

これからも、それぞれのメンバーの活動を応援してくだされば嬉しく思います。

本当に、ありがとうございました。

【作品まとめ】
■音源配信サイトはこちら
https://linkco.re/amp/zt8r7D98?__twitter_impression=true

■公式イラストファンブック(CD付き)はこちらから購入出来ます。

2021年6月生産終了
https://www.amazon.co.jp/dp/B08YQCQ3FW/ref=cm_sw_r_tw_apa_i_YQ86AKNZDT3AC9EBAYWB

OP、ED主題歌は4/3よりカラオケ配信予定
(歌ってくれたら印税入るから沢山歌ってね!)

配信機種
下記の機種が置いてある店舗およびルームで歌うことができます。
JOYSOUND MAX GO
JOYSOUND MAX 2
JOYSOUND MAX
JOYSOUND f1
JOYSOUND 響II

▼店舗検索はこちら
https://www.joysound.com/web/shop/list?m6=1&m5=1&m4=1&m3=1


【カラオケ配信楽曲情報】

■「まじぱれっ!」

(ヨミ:マジパレ)
作曲:Kazuho.k 編曲:ken
作詞:whezavy
歌手:小餅こもも(Kazuho.k)
(ヨミ:コモチコモモ カズホドットケイ)

「Burn nail」
(ヨミ:バーンネイル)
作曲:Kazuho.k 編曲:ken
作詞:whezavy
歌手:御影火憐(Kazuho.k)
(ヨミ:ミカゲカリン カズホドットケイ)


Magicol Palette!公式Twitter
https://twitter.com/magipale?s=09

Magicol Palette!ネタバレTwitter
https://twitter.com/True_of_fake?s=09


MAGICOL Studio
代表 楠田和穂

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