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South by Southeast : 燃え尽き後を生きる

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個人的な経験に関する連載です。
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2019年10月の記事一覧

South by Southeast : (0) Prologue

(有料にしていますが全文公開しています) 様々な背景から精神の不調を来たしかつてのような生…

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South by Southeast: (8) Eruption-8

その日は朝から雪が降っていた。朝の7時前に家を出るとまだ外は真っ暗であり、すでに雪が積も…

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マガジン購読中の方へのご質問

本マガジンをご購読中の皆様へ

South by Southeast: (7) Eruption-7

スイスの日照時間は日本に比べてかなり短い。冬には仕事にいく前も帰るときもほぼ完全に真っ暗…

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South by Southeast: (6) Eruption-6

2011年の秋、単身ローザンヌに到着した私は病院の手続きや在留許可、住居の契約など慣れないフ…

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South by Southeast: (5) Eruption-5

隣の州はフランス語圏であり、スイスの時計産業の中心地であった。大きな湖の辺りにある街で、…

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South by Southeast: (4) Eruption-4

翌日、私はローザンヌ時代の直属の上司に会うために隣の州に向かう列車に乗っていた。自分の決断と今後のことを話し合うためである。 当時住んでいた州から隣の州までは地域列車と呼ばれる鈍行で約1時間であったが、同じくフランス語圏からフランス語圏への運行であるため毎朝闘いのために出かけて行くような気分になるドイツ語の放送ではなく、そのゆっくりとした列車から見える車外の風景を横目にフランス語の車内放送や駅の看板を目にしながら、もはや立ち上がる力もないような気分であったことをよく覚えてい

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South by Southeast: (3) Eruption-3

もうこれ以上続けていくことは無理なことは明らかであったが、実際に荷を下ろすのはそう簡単な…

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South by Southeast: (2) Eruption-2

結局その日は十人弱の患者を外来で診察したが、同じことの繰り返しであった。患者と話をしてい…

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South by Southeast : (1) Eruption

その日は朝から手の震えが止まらなかった。 今から丁度4年前の10月某日、胸部外科コンサルタ…

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