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№6209:「趣味の領域」にあるうちはフィットネスは普及しない

こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。

さて、私たちはフィットネスという言葉を極力使わないようにしています。フィットネスという概念は良いものですが、フィットネス業界企業と私たちスモールジムが目指していることはまったく別物であると思っているからです。これはダイエットという言葉も同じ。ボディメイク目的のダイエットには価値を見出せません。頑なにこだわっているわけではありませんが、こちらは適正体重とか体重管理という言い方をしています。

で、そのフィットネスですが、国民に普及しているとはいえません。その大きな理由の1つとして位置づけが「趣味」の領域に留まっていることが挙げられると思います。フィットネスは本来、健康維持や体力向上を目的とした習慣的な活動ですが、それが旅行とかスポーツ観戦とかゴルフとか将棋といった趣味の一環になっています。

このことを言い換えるなら「好きな人しかやらない」ということです。実際、一般的なフィットネスクラブでは半分以上の人が1年満たずに退会していきます。理由は好きじゃないからであり、楽しくないからです。関連した分野でダンスやヨガが続くのは好きだからです。私はこれらも趣味だと思います。趣味だから続くのです。半分以上の人が続かないフィットネスクラブに週3回も4回も行く人がいますが、これも趣味だからです。

実質的に「フィットネス=運動」であり、ここには疲れるとか、面倒くさいという事実があるし、継続するには強靭な意志が求められます。「今日はフィットネスDAYだ!」なんてルンルン気分でいる人は、かなりの変わり者だと思います。私は今でも嫌々やっています。が、これが消費者の感覚そのものだと思います。何故、やりたくもないことにお金を使って、しかもジムやスタジオに通わなければならないのか。続くわけがありません。通わないようにするためにオンラインにしようとか自宅トレにしようと言ったところで、そもそも好きじゃないんだから続きません。このことは現実が証明しています。

では「フィットネスを趣味にするにはどうすればいいか」。こんな問い立てをしたいのではありません。趣味にしているからダメなのです。逆に「趣味にしないにはどうしたらいいか」を考える必要があります。その結果、時間をかけて、趣味ではなく「人生でなくてはならないもの」に昇華させていく。この考え方にこそスモールジムの年間継続率が平均約85%になっているベースがあると思っています。

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