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№6323:「病院へ行かない人を増やす」のが、私たちの重要な行動指針

こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。

さて、昨年末に「少なくない病院が必要のない治療を行っている」という話を聞きました。「少なくない」の解釈は皆さんにお任せします。これは「医師自らが言っていること」なので、あながち間違ってはいないと思います。言うまでもなく「必要のない治療」は病院側の売上に貢献するだけで、患者側にとっては何のメリットもありません。だって「必要がない」のですから。

では何故「必要のない治療」が行われるのか? 私見を3つ挙げます。1つは「経営の悪化」です。が、これは「医師の経営能力」に問題があるからです。これはどの専門職でも同じことですが、「専門力×ビジネス力」を兼ね備えたリーダーがほとんどいません。その結果、経営が困難だからといって税金を投入する意味があるのか疑問です。過疎地等の医療は保護する必要がありますが、だったらそもそも行政で経営すればいい。経営力のない病院は一度、ガラガラポンで潰せばいいと思います。「住民が困る」といいますが、一気にゼロになるわけではないし、血税が無駄に使われている方が「よっぽど困る」と思います。

2つは「競争環境」です。例えば、歯科医院の数はコンビニの総数を超えており、特に都市部では競争が激しい状況です。(歯科医がそうであるという意味ではなく)このような環境では「必要のない治療」を実施することで経営を安定させようとする誘惑が生じやすくなります。

3つは「患者側の無知」です。患者が治療について十分な知識を持っていない場合、医師の提案に対して「専門家が勧めるのだから必要だ」と受け入れてしまうのが当然の流れです。また、日本は安価な自己負担で治療を受けることができるので、患者側は「必要のない治療」を受け入れやすいし、医師側の罪悪感も軽減されます。

私も今から5~6年前に歯医者に行ったら「治療には週1回の通院で約半年かかる」と言われ、バカバカしくなってその後は1回も行っていません。それでも現在何も困っていません。が、私のような疑い深い人は少ないでしょう。こういった状況の改善には政治のリーダーシップと国民のリテラシー向上しかありません。が、医療業界と癒着している現在の政治には期待できない。となれば、私たちが頑張るしかない。そもそも論ですが、国民が全員健康なら病院は要らないのです。その状況を目指すこと、身の回りでその状況をつくることが、私たちの重要な行動指針だと思っています。

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