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№6206:講師のフィーの決め方

こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。

さて、私はセミナー等で講師をやることが多々あります。というか、FBL大学では最低毎月3回はオンラインセミナーを実施しています。この時、講師の形態には大きく2種類あります。それは「自分が主催する」か「お呼ばれするか」です。何故こんな話をしているかというと、この違いが講師料に直結するからです。どういうことかを説明します。

自分で主催する場合は自分で集客をします。人に頼むケースもありますが、その判断を含めて自分で集客します。自分で集客したものは自分の収入になります。人に頼んだ場合は見合った額を支払います。いずれにせよ「自分で集客したものは自分の収入」です。一方、お呼ばれしたものは違います。基本的に相手は自らの見込み客等を中心に集客をします。講師は行くだけです。なので一定の講師料が支払われます。そのために講師側は「定価」を設定しておく必要があります。それが10万円でも50万円でも100万円でも、主催側がそれに納得すれば依頼するという構図です。いずれにせよ、私は「集客する側にイニシアティブがある(集客した人が自由に稼ぐべきである)」という考え方をしています。

ここで講師が「私の名前を使って集客しているのだから、売上配分にしてほしい」と言ったとします。このケースは「共同開催」になります。講師側も全力で集客に貢献する必要があります。その上で双方の配分額を決めればよいと思います。問題になるのは講師側が何もしないのに売上配分を求めるケースです。例えば、主催者側が1000名集めた。参加費は1万円。「おたくは1000万円も稼いでいるじゃないか。ならば20%の200万円くらい払うのが当然である」というものです。が、この理屈はまったく通りません。「ならば、自分で集客してください」ということです。

わかりやすい例を示します。私は数年前に超有名経済人のセミナーに参加しました。会場には1000名くらいの人がいましたが、なんと参加費は無料でした。売上配分だとしたらこのケースはどうなるのか。「主催者の売上は0円なので講師も0円でお願いします」。こんな風になるわけがありません。これなどはビジネスモデルの違いです。主催者側がどこにキャッシュポイントを持っていくかで売上経費構造は大きく変わってしまいます。この場合でも変わらぬことは「イニシアティブは主催者側にある」ということです。講師側は「あなたがたの売上は知りませんので、定価額だけくださいね」ということになります。この構造を理解しておけば各種セミナーにおけるフィー交渉はうまくいくと思います。

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