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№5010:「幸せの3冠王」と「不幸の3冠王」

こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。

さて、第4金曜は私が運営するFBL大学の「読書強化週間」ということで、本noteでもここ1ヶ月以内におすすめした本から一冊を紹介します。

直近だとこの本はとても納得感が強かったです。

ちなみに私は「幸福」という言葉自体は好きではありませんが、本のタイトルにもなっているのでそのまま使います。

あと本書で連発される「健康第一」的な考え方も嫌い。

「健康第一」とか「健康じゃなきゃなにもできない」とか平気で言う人がいますが、実に無神経だと思います。

話は戻って。

著者によると「幸福の正体は脳内物質にある」ということでした。

そしてそれは「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」「ドーパミン的幸福」の3つに大別できると。

「セロトニン的幸福」とは「心身がより良い状態にあること」。

感情的には「体調がいい」「清々しい」「リラックスできる」「(自然の中にいて)気持ちがいい」といったもの。

「オキシトシン的幸福」とは「誰かと一緒にいる時の幸福、つながりによる幸福」。

感情的には「夫婦、親子、恋人、友人などと一緒にいる時に感じるスキンシップ感とか嬉しいとか楽しいとか癒やされる」といったもの。

「ドーパミン的幸福」とは「成功の幸福」「達成の幸福」。

具体的にはお金、成果、富、名誉、地位等を獲得した時に得られる幸福。

まずこの分類に納得しました。

で、大事なポイントは「3つの幸福」に優先順位があるということ。

それは「セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福」です。

著者は精神科医として数多くの患者と向き合ってきましたが、セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福をないがしろにしてドーパミンで幸福を目指すとメンタル疾患や身体疾患になる確率が上がる(=不幸になる確率が上がる)傾向を見出しています。

これは非常に納得できます。

私は常に言っていますが、ビジネスの成功と人間性はまったく相関がありません。

だからイケイケの経営者はかなり高い確率で家庭や人間関係が崩壊しています。

はたまた肥満体型になったみたり、病気になってみたり。

これは「富と名声(ドーパミン的幸福)」ばかりを追い求めて「セロトニン的幸福(心身のより良い状態)」と「オキシトシン的幸福(人とのつながり)」を軽視しているからだと説明できます。

要は「幸せになるための順番」が狂っている。

実際、そんな人を見ても全然幸せそうには見えません。

また、このことからは「不幸せな人とはどういう人か」も説明できます。

「3つの幸福」の逆を考えればいいので。

「セロトニン的不幸」はいつも苦しそう、辛そう、苛々している、病気がちなど。

「オキシトシン的不幸」は家庭が崩壊したり、仲間が離れていったり、孤独だったり、孤立しているなど。

「ドーパミン的不幸」は低収入だったり、貧困だったり、ギャンブル等へ依存していたりなど。

こういう人いますね。

3つ揃えば「不幸の3冠王」です。

というわけで、既に長くなっているのでここまでとします。

ちなみに現在の私はありがたいことに「幸せの3冠王」でございます。

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