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№6174:「職人の世界」から脱却せよ!

こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。

さて、昨日の「人気店の閉店が教える後継者育成の必要性」の続きです。それを読んだ方から「たまに行く中華料理店では80歳を超えた店主がフライパンを巧みに操りながら、見事な料理を作っているが、少し見方が変わった」という感想をいただきました。誤解のないように言っておくと「生涯現役」は素晴らしいことであって、それを否定する気持ちは1%もありません。しかしそれでは「店主の体力低下=お店の閉店」となり事業は存続されません。

フライパンを操っていても後継者は育成されません。問題は店主の技術が完全な暗黙知になっていることです。暗黙知とは店主が長年の経験で得た感覚やコツ、職人的な技術など、言葉や文章で簡単に伝えることが難しい知識を指します。所謂「職人の世界」です。ここでは「見て覚えろ」が美学になっています。しかし、そんなことを言っている業界に限って「人手不足」「後継者不足」になっています。「昭和の時代」は「見て覚えろ」が主流でもやっていけましたが、今は時代が違います。

私が説明するまでもなく、現代は暗黙知の共有が容易になっています。その大きな理由はデジタル技術の発展です。高品質な機器等を使えば熟練者の技術や手順を詳細に再現することが可能です。そしてオンラインプラットフォームを活用することで、その技術等をいつでもどこでも繰り返し共有することができます。実際、とっくの昔からそのようなプラットフォームは存在しているし、そこは闊達なコミュニティとしても機能しています。後継者育成のやり方はいくらでもあります。職人気質に依存しているような考え方では衰退していくだけだと思います。

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