№5003:「正義中毒」
こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。
さて、昨日は「欲について考えるべき視点は2つある」と記しました。
昨日は1つ目のみを記したので、今日は2つ目です。
それは「欲の正体が『自分の正しさを相手に認めさせたいという欲』ではないか」ということです。
この話は本日配信したFBL大学の「ものの見方・考え方」という講座でも触れたのですが、この「自分の正しさを相手に認めさせたいという欲」を「正義中毒」というそうです。
脳科学者の中野信子さんが提唱した概念です。
「正義中毒」とは「自分が絶対に正しい」と思い込み、自分の考えに反する他人の行動等を「間違っている」と捉え、相手に対し攻撃を浴びせることを脳科学的に表現した言葉です。
「正義中毒」はトレーナーやインストラクターにも少なからずいます。
視野が狭く、人間関係の好き嫌いが激しく、自分の主張に従う人間としか付き合わないのが特徴です。
で、例外なく常識的な世界ではまったく認められていない師匠的存在に傾倒し、医科学的にこれまたまったく認められていない情報を「正しい」と信じ込みメンバー等に吹聴しています。
新興宗教の世界を想像してもらうとわかりやすいでしょう。
中野さんは「SNSの普及によって正義中毒が増えた」と言われているのですが、そうなるのは「似たもの同士が集まりやすいから」です。
中野さんは「似たもの同士でつながっていると、脳が自分が欲しい偏った情報だけを受け取りがちになる」といいます。
さらに「同じ思考の人といる時、幸せホルモンの1つであるオキシトシンが分泌されるのでとても心地よい状態になる」とも。
そして「そこに自分の考えに反する意見があると脳が嫌な気持ちになり、それを早く消すために相手を攻撃してしまう」ということです。
こういった人たちの最大の特徴は「自分は相手のためにやっている」と思い込んでいることです。
が、その実体は単なる「正義中毒」であり「思い込みの押しつけ」「正しさの押しつけ」でしかありません。
中野さんによると「正義中毒の人は脳が衰えている可能性が高い(前頭前野の退化)」ということです。
理由は「脳が衰えてくると自分を客観視できなくなり、他人を許せないという感情が抑えられなくなる」とのこと。
本当にそう。
「正義中毒」の人は自分を客観視できていません。
だから自分が「正義中毒」になっていることに気づかないし、認めようとしないのです。
では「正義中毒」にならないためにはどうすればいいか。
それは講座内で示したのでFBL大学の皆さんはそちらで確認してください。
▼FBL大学のホームページはこちら
▼無料メルマガ「継続するオンラインビジネスの考え方」のご登録はこちら
▼有料メルマガ「思考変容のスイッチ」のご登録はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?