不当なAmazonレビューを防ぎたい…予防策となる7つのポイント
Amazonで低評価レビューが書かれたら凹みますよね…
しかもそれが的外れのレビューだったら反論したくもなるでしょう。
また、Amazonがレビューを消してくれることは滅多にありません。
つまり、あらかじめ「書かれないように注意すること」が大事です。
それでも書かれることがあるかもしれませんが…その場合でも「これは本ではなく、レビューした人に問題があるのでは?」と思ってもらえるような、ちょっとしたコツをご紹介します。
①誰向けの本かを明確にする
→たとえば「基本的なことしか書いていなかった」などというレビューですが、あらかじめ「これは初心者向けです」というのをタイトルやカバーで明確にしておきましょう。そういう意味でも読者層の設定は大切です。
②語彙やエピソードを増やす
→これもよくある「知っていること(当たり前のこと)しか書いてない」ですが、人の価値観にそこまで個人差はないでしょうから完全には避けられません。そのためにも語彙やエピソードを増やすことです。「言いたいことは同じでも言っている内容が違う」は効果があります。前者は編集者でも増やせるので、著者さんは後者を増やしてくださると幸いです。
③現役感は大事
→エピソードを増やすために大切なのが「現役感」です。特に”元”がつく方は要注意で、昔すぎる話や使い古した話を見ることが時々あります。今の自分にはどんな具体例を蓄えることができるかを考えてみてください。
④文章力を磨く
→時折り「読みにくい」「わかりにくい」というレビューがありますが、試しに読んでみると確かにそう感じる本もあります。類書研究では売れ筋が選ばれがちですが、逆にこういった本を読んで研究してみましょう。
⑤サクラ疑惑を回避する
→たまに「☆5の人はサクラ」的なレビューがあります。もちろんそんなことないでしょうが…そう書かれても困りますよね。あらかじめ新刊が出る際に「厳しいご指摘をお待ちしています」とかお伝えしておくのもアリ。それでも、お友達やファンの方が☆1や2をつけるとは考えにくいです。
⑥上から目線に要注意
→ビジネス書は読者に教える側面があるからか、Amazonでも「上から目線だ」と指摘されているレビューがあります。そうなる前に、編集者には「はっきり言ってくれる人」を選びましょう。ご主人や奥様、お子様に読んでもらうのも手です。親御さんはお勧めしません。親御さんの出番はむしろ出版後です。100冊は買って頂きましょう笑
⑦説得力を補強しておく
→「参考にならなかった」というレビューの本を読むと「著者のやっていることが紹介されているだけ」というものがあります。エビデンスやお客様の声をご紹介し、説得力を補強しておきましょう。このハウツーで成功したのは私だけではありませんよ、というエクスキューズになります。
以上ですが、①は編集者次第でもあるので、
⑥も兼ねてブレない率直な相方を選びましょう。
②特に③は著者さんにしかできないことです。
④はその点、編集者でもカバーできますが、
逆に言うとそれでは編集者次第になります。
⑤を完全に制御するのは難しいですが、
⑦ならできなくもないので、②③はやはり大事です。
どう頑張ってもAmazonで悪く書かれることはあります。
「自分には合わなかった」とかは防ぎようがないでしょう。
あまりレビューに一喜一憂せずにそれよりも、
長い目で見て精神的な安定を求めたほうがいいです。
きっと著者人生は長いのですから…