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【ビジネス】「定時に帰れる仕事」の落とし穴

定時で帰れる仕事、一見世間的には聞こえが良いかもしれない。しかし、このフレーズには大きな落とし穴があり、特に学生の人はこの落とし穴に気づかずファーストキャリアを向かえてしまう場合が多い。以下、私の嘗てあった失敗談をベースに記載する。

大企業でかつ仕事がプロジェクト単位ごとに進む業界(コンサルティング業界、広告業、ウェブ関連事業等)において、定時に帰れることが確約されている仕事というのは基本的につまらない。なぜなら、そのような場で働く人々は定時に帰るということを第1優先に意識するあまり、仕事の中身に思考がコミットできていないからだ。結果として、そこのチームで働く人たちには仕事に対する情熱など皆無であり、仕事のなし付け合いが始まる。すると、チーム内で仕事の共有や効率化のような動きは現れず、結果的に、定時に帰れるジョブには程遠くなる。対して、忙しいことが初めからわかっているような仕事は、ある程度メンバーのモチベーションも高く、仕事を早く進めるためにコミュニケーションを取らざるを得なくなる。すると、チームとして連携が取れ、かつここの意識が高いため業務効率化を図ろうという意識もより強くなり、情報共有頻度も上がる。

するとここで、忙しいことが初めからわかっている花形ジョブと定時に帰れるジョブとで、業務時間に大差はなくなってくる。ましてや、前者の方がタスクが効率化されている分、1時間あたりの密度も高くなる。

また、家庭のために定時で変えるならまだしも、プラスアルファで副業や、キャリアのためのアクティビティをしたい人にとって、定時帰りは極めて中途半端である。定時で帰るというのは、少なくともそこまで働くことはマストであるから、最低1日のうちの7時間はペイしなければならない。フレックス制度で時短勤務ができているならまだしも、そうでないのであれば、もはや定時帰るで変えるということに奮闘することはかえって効率が悪く、それならば、仕事内容にコミットして長くてもよいから学びの工数を増やしたほうが効率的なのである。

何も定時に帰ることに悪としているわけではなく、それが結果論であれば非常に健康的で素晴らしいことだ。しかし、定時後に何かアクティビティがあるからといって多くの人は定時に帰ることを過剰に評価しすぎている。長期的なキャリアを考えれば、育児がピークにきているなどこよほどの特筆事項をのぞいて、定時に帰れるという目標ではなく、楽しい仕事を取りに行くということに世代関係なくコミットしなければならない。

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めちゃめちゃありがとうございます!心広すぎます(笑)
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〚毎週金曜日更新+不定期追加更新〛大学卒業後、会計士としてBIG4で金融・資産運用業界のファイナンシャルサービスに従事。ゲンロンSF創作講座第3期生。【エッセイ】【リンク集】【ビジネス】【経済学】【批評】【小説】の各項目ついて毎週末更新します!たまに英語で書きます!

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