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初めてのステレオセット - LoD50

確か小学5年生のときだったと思うので時代は1976年になるのかな。近所にまだ大きめな家電店があった頃(その後数年で撤退)です(当時のフジテレビの近く)。

我が家はテレビが2台もあるなどビジュアル面?では充実していたのですが、音楽となるとまるで駄目で、レコードを聴くにもソノシート向けのプレイヤーしかなく、カセットもようやくラジカセを買ったという状況でした。にも関わらずクラッシック全集のレコードセットとかを父親がどこからか貰ってきて、そろそろステレオセットを買っても良いのではないかと、先の家電店に物色しに行きました。

まあ、それはそれは高級なステレオセットも置いてはあるのですが、だいたい家で大きな音を出せば近所に筒抜けになるような都会のおウチなので、入門用と言うか初心者にやさしいお安めのステレオセットを探しました。確かLo-D50というステレオセットだったのだと思うのですが、この名前で検索しても何も出てきませんでした。

Lo-D

アンプは初心者向けのプリメインで高級機のようにプリとメインで分かれていません。セットにはAM/FMチューナーとレコードプレーヤー、そしてステレオスピーカーが含まれていてカセットデッキはオプションでした。

必死に検索をしまくるとオークションサイトなどで懐かしい姿を見つけることができました。

美品&機能良好 1976年製 日立Lo-D ステレオアンプHA-210・AM-FMステレオチューナーFT-220 セット

そうかぁ HA-210 と FT-220 なんですね。 アンプを調べると25W+25Wと書いてあるようなのですが18Wという数字が脳裏に残っています。これはスピーカーの出力だったのかなぁ。カセットデッキはメカニカル感満載で、まだドルビーなんて言うものはどこにも無くてハイポジの切り替えボタンだけは付いていたような。レコードプレーヤーも当然のようにすべてが手動で針はそおっと下ろして使うものでした。しかし、この当時FM放送って2局しかなかったんですよね(NHK地方局は別にして)。

結局、このステレオセットは家を出るまでずっと使っていました。ちょうど部屋で撮ったビデオに、その勇姿が残っていたので貼っておきます。

自室のステレオセットの姿

とある映像作品の一部なので出演者である同級生が映っているんですが、そこは忘れてください(数学者の写真は https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Marin_mersenne.jpg より)。スピーカーは部屋の四隅に設置してあって、後ろに当たる場所にはアキバで買った小型スピーカをL-RとR-Lを入れてそれっぽい音楽を楽しんでいました(※同級生がだれなのかは、その写真から追えばわかるかも)。

後年、結局アンプのボリュームがガリってしまって自分で交換した覚えがあるのですが、チューナーのバリコンが死んだ時には諦めました。まだ使おうと挑戦するヒトがいるんですね。凄いなぁ。

Lo-D HA-210 修理

そういえば音だけのシステムというのは、これが最初で最後だったことに気が付きました。もうテレビを中心とした映像が中心のシステムになってしまったんですよね。そちらの話はまたいずれ。

ヘッダ画像は、以下のものを使わせていただきました。
https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=24714778&word=昭和レトロ(オーディオ)

#はじめてのステレオ #LoD #ステレオセット #レトロオーディオ


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