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[自己紹介] 野菜の日に独立した育児起業家の話し 〜前編〜

こんにちは!MeTownの田中です。

#野菜の日 (8月31日)に新卒から10年働いた会社を退職して独立することになりました。

9月からは、ひとまずフリーランス(屋号:MeTown←ミータウンと読みます)になり、起業準備期間に入ります〜

2022年8月31日(ヤサイの日)の独立記念に「7,500円の机」を購入。
着用しているのは「1,000円で作った一丁羅のオリジナルTシャツ」。
この自宅の一角がMeTownの本社だ!

・・・ということで、まだ事業内容は投稿できる段階ではないのですが、ひとまず自己紹介ということで、私のパーソナリティについて投稿してみます

北海道でのびのびと暮らし、コンサドーレ札幌とバンドにハマった学生時代


僕は、高校を卒業するまで、北海道札幌市で生まれ育ちました。

小学校時代は、サッカーが大好きでしたが、技術的にはあまり上手ではなかったため「自分でやるより応援する派」で、地元のサッカーチームであるコンサドーレ札幌の応援に夢中に。小学6年生の時には、ホーム戦を1試合も休まず全てスタジアムで観戦するほどの熱狂的なサポーターでした。今思うと、この時に「地元だから応援する」そして「ファンであることが誇らしく自分のアイデンティティになる」ことを体感した経験だったと思います。

中高時代は、男子校の一貫校で寮生活。寮生活で勉強を強要されるスケジュールの中で、勉強もそこそこ好きで要領よくこなしていた気もしますが、だんだん勉強より課外活動に注力していくようになります。

その一つが、学校祭。学校祭実行委員長をやらせてもらい、新しいことを企画すること自体が楽しく、高校2年生の夏には勉強そっちのけでのめり込み、全校生徒をどう熱狂させられるかを考え続けることが出来ました。これは、自分が新しいことを企画して楽しんでもらうことに喜びを覚えるんだ、という発見ができた良い経験だったと思っています。

学校祭が終わった後に学校祭実行委員会の仲間達との一コマ

他方、上述したように、僕の高校時代は「男子校」の「寮」で「勉強漬け」というある種の三重苦のような状況であったため、を発散したい気持ちが抑えきれず、バンドにもハマっていきました。

特に自分のバンド主催で、高校生ながらライブハウスと直接交渉し、札幌を中心に活動していた大人のバンド達に直接オファーを出して、ギャラを払って出演してもらうような企画ライブを開催し、黒字で終われたことは今更ながらよくやったな〜と思っています。この経験も、他の高校生がやっていないようなちょっと凄そうなことを成し遂げた、という自信になった経験だったと思っています。

音楽的な技術は全く上達しなかったが、ライブを企画するのが得意だったバンド時代

夕張市が破綻。農業を軸に地方創生を目指すことに

そんな状況の中で、大学の進路を決めなければならない局面が訪れますが、自分がなにをやりたいかなんて分からない典型的な高校生でした。

一方で、大学を選択する意思決定は、その後の人生を大きく左右するかもしれない気がしていたので、すごく悩みました。

そこで、転機となったのが「夕張市の財政破綻」です。

当時の自分にとっては「地方自治体が破綻?!なんそれ。そんな裏技ありえるの?」という感じでしたが、夕張市は札幌からもほど近い距離にあって、すごく親近感がある街だったために、衝撃が強くて…

夕張市が財政破綻した理由は色々あると言われていますが、高校生ながらに「夕張メロンという全国的に有名な農業のブランドがあるのに、何で自治体が財政難に陥ってしまったんだろう〜」と思い、色々と調べていきました。

そして「過疎化の負のスパイラル」という課題にたどり着きます。夕張市は炭鉱の閉鎖が最初のきっかけですが、「人口流出→税収減→財政難→暮らしにくさ→人口流出」という負のスパイラルが原因じゃないか?と。

そして、この問題を解決したいと思い、慶應義塾大学SFCに進学することにしました。

慶応SFCにAO入試でプレゼンした時の資料の一部抜粋。若いですね(笑)

大学時代に出会った「農業」が面白すぎて、、、


そして、晴れて大学生になり、過疎化の負のスパイラルをどうやったら解決できるか考えるぞ〜!!と息巻いて、1年生からゼミ(当時は、元宮城県知事だった浅野先生がいらっしゃいました)に入ったりしましたが、イマイチ現場感がつかめずにいました。

それならと思い、夏休みを利用して、高知県の南の風社が展開していた「いなかインターンシップ」というプログラムをインターネット検索で発見!

「泊まり込みで有機農業に従事するプログラム」があるとのこと。高知県は縁もゆかりもない場所でしたが、有機農業の先駆者である山下一穂さんに師事できるプログラムということで、思い立ったが吉日!すぐに申し込み、現場に飛び込みました。



いや〜、これがマジで体力的にも精神的にもきつかった。笑
大学1年生でお金がなかったので、夜行バスで東京から高知に入り、農家さんの元へ到着。
本当に自然豊かなところで、空気も綺麗で、やる気満々でスタートできたのはよかったのですが、僕を待っていたのは、白ネギ畑の全てのネギにつく芋虫を連日に渡って退治し続けるという仕事。

「農村暮らし」や「自然体験」は聞こえはいいんですが、「農業」となるとキツさのレベルが全然違って、初日の午前中に速攻でダウン。仲間の農業者の皆さんに助けてもらいながら、何とか立ち上がり、最後までやり遂げましたが、本当にきつかった。。。

高知県本山町 山下農園の白ネギ畑

今思えば、この2週間の農業の経験こそが、農業に従事している方々がどれだけ凄いかを体感するきっかけであり、それ以降、農業者の方々に対して心からの尊敬の念を持つようになりました。

この体験がキツかった分だけ、逆に嬉しいこともありました。自分が栽培に関与した野菜を東京の友達に送ったところ、すごく好評だったのです。

昨日の夜、東京都に住む仲の良い友達から連絡が来ました。

ちょうど、24時間テレビのエンディングの時間にメールが来たので、テレビでは「サライ」が流れてました。

「田中が収穫した野菜めっちゃ美味しい!家族みんなで大絶賛しながら食べたよ!ありがとう!」っていう内容のメールでした。

感動してしまいました!笑

なんかじわじわーって嬉しくなって。
頑張って農業やって良かったという気持ちと。農業っていいなぁっていう気持ちと。

そんな嬉しいことがありましたとさ。

当時の自分のブログから抜粋

この「自分が生産した成果物を、人に贈って、喜んでもらった時に、すごく感動した経験」をきっかけに、農業の世界にどハマりしていくことになります。

と、少し長くなってきたので、前編・後編に分けたいと思います。後編は、「ニュージーランドでのファームステイ」と、「農業ビジネスを仕事にして感じてきたこと」などなどを書いていければと思います〜。

それでは、今日はこの辺りで。

まとめ

  • [具体]小学校時代にコンサドーレの熱狂的なファンになった経験→[抽象]『自分はファンである』ということ自体が、自分を他者に表明する重要なアイデンティティになる

  • [具体]高校時代に自分が企画した学校祭やライブが盛り上がり成功した経験→[抽象]自分が汗をかいて準備したことで、大勢を熱狂させることができると嬉しい

  • [具体]大学時代に農業の現場に飛び込んでみてキツかったけど嬉しかった経験→[抽象]自分が汗をかいて生産したモノで、たった1人にでもしっかり届いて喜んでもらえると嬉しい

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