ちむどんどん、母の問いが凄すぎた。
NHKの朝ドラ、ちむどんどん。
優子(母)の暢子(娘)への「問い」が素晴らしかったという話。
内定先で「女のくせに」と言われ、「辞退します!」と感情的に言ってしまったことに落ち込む暢子。
その後、母優子と話す中で、「本当はね、自分で自分にもやもやしてるからかもしれない」「心を燃やせるものを見つけたいってずっと思ってるけど、それが何か全然わからない」という本音が出てきたのは、まさに優子の問いが素晴らしかったから。
その問いとは、「何に一番腹が立ったの?」というもの。
もしここで、母:優子が「なんで腹が立ったの?」と聞いていたとしたら?
「なんで?」と聞かれると、人は主観的に考えたり、責められてるように感じて防衛的になる。
そうなると、それ以上、自分の奥深くを思索しなくなる(できなくなる)。
だからきっと、暢子の言葉も、「女のくせにって言われたから。そんなことを言ったアイツが悪い」というところにとどまっていたに違いない。
しかし、「何に腹が立ったの?」と問われたら、自分を客観視することになる。
だからこそ、「何が私にそうさせたのか?」と考え始め、自分の中でうごめいた何かを探そうとする。
その結果として、「心を燃やせるものを見つけたいのに見つからない焦りや葛藤」という、奥深くの自分の思いに気付くことができたように思う。
まさにこれは、コーチングでとても大切にしている「問い」。
「なんで?」ではなく、「何がそうさせたのか?」
お母ちゃん、ナイスコーチ!
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