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死ぬまで、起業家。

明けましておめでとうございます。
2019年お世話になった方々、本当にありがとうございました。
2020年もどうぞよろしくお願いします!
初めましての方は何かしらで繋がれると嬉しいです。

自己紹介後述しますが、
株式会社papiの代表取締役 CEO
中岡 一真(なかおか かずま)と申します。

さて、初のnote投稿。いったい何を書くのか?

新年なので、2019年振り返りと、2020年の意気込みを書くのですが、創業した経緯、どんな会社なのか、起業ってどうなの?経営ってどうなの?みたいな内容です。こんな方はぜひ。

・起業したい方
・人生を楽しみたい方
・挑戦が大好きな人
・何か新しいことしたい方
・papiや僕に少しでも興味がある人

2020年何か新たな一歩を踏み出そうとしている人や起業を考えている人など僕の経験や考え方が少しでも参考になればいいと思い書きます。(忘備録でもあります。笑)気軽に読んでやってください。

1.自己紹介

まずは自己紹介から。

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▼自己紹介
中岡 一真(なかおか かずま)(25歳)
関西学院大学商学部 卒業
株式会社papi 代表取締役 CEO

▼経歴
8-18歳:野球少年(ピッチャー)
19-21歳:通信会社の完全歩合制営業で稼ぐ→営業部長→採用人事
21-22歳:上京して、男5人でシェアハウス。短期インターンで15社、長期インターンでRettyにてSEOディレクター、サイバーエージェント広告事業本部でアカウントプランナー
22-24歳:株式会社サイバーエージェントへ新卒入社、子会社CyberZに配属。広告営業、運用、クリエイティブディレクション、全社採用、新規顧客開拓責任者を経験
25歳:退職、独立(共同創業)、1人で会社再スタート

小学生〜高校生までは野球ばっかりの人生でした。レギュラーや甲子園出場という目標があって死ぬほど熱狂し、努力しました。イップスになったり、大きな挫折もしました。

でも大学に入り、目標も夢もなくなり、燃え尽き症候群となってしまいました。そんな時期が半年ほど過ぎた時、高校からの同期である留田紫雲(Dot Homes代表)の誘いで通信会社の営業をはじめることになりました。

この時に、人生で初めて自分の将来を10年、20年、30年先、死ぬ直前まで考え、真剣に想像しました。

毎朝満員電車に揺られるサラリーマン、居酒屋で愚痴ばっかこぼす毎日、家に帰っても酒に溺れて家族や奥さんと会話もない生活。

どれも絶対嫌だ。

男に生まれ、大切な人や家族を養い、かっこよく生き抜くには、自ら人生の目標を持って、挑戦し続ける。そんな大人になりたい。ビジネスの世界でTOPを目指すなら、経営者しかない。

そう思いました。

この時の出会いや通信会社での営業・マネジメント・採用の経験が、25歳で起業した今の源となっています。

■通信会社時代

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2.2019

そんな経営者という夢を抱いて、色々なアプリやサービスのマーケティングを学ぶべく、2017年にサイバーエージェントに入社しました。最終面接でも経営者になりたいと話し、入社してから5年〜7年ぐらいはこの会社で働いて経験を積む。そう思っていました。

ただ、そのタイミングは社会人になって2年でやってきました。

同僚の2人から「今居酒屋で飲んでるから来る?」と連絡があり、いつもの飲みの誘いだと思っていくと、最初は何気ない話でしたが、そのあと、彼らと新規事業の話をしました。「今こんな事業を考えている」「この領域は今後伸びてくる」「海外でも類似サービスが伸びている」など、話を聞いていてすごくワクワクしました。

ただ、この時点では、「まだ今の会社でやる。まだ学ぶことがたくさんある。」そう言って家に帰りました。

今思えばこの時すでに、僕の心は「起業」に傾きはじめてたのでしょう。

しばらく経って、仕事が終わって家に帰ると、ふと自分の中にこみ上げてくるものがありました。

「新しい挑戦がしたい」
「新規事業の話チャンスあるんじゃないか・・」
「まだ会社に残ると言ったけれど、いつまでそれを言い続けるんだ?」

自分に素直に生きたい。
挑戦し続けたい。

こみ上げてくる感情に嘘はつけませんでした。

そして、後の共同創業者である2人に「一緒にやりたい」そう言いました。

これが2019年の始まりの出来事。

3.退職

2019年3月に、退職したいと上司や人事に伝えました。

僕が働いていたCyberZは若手経営陣が多いですが、スマホ革命の波に乗り驚異的な早さで成長し、広告事業、メディア事業、eスポーツ事業を展開している勢いのある会社です。

だからこそ、この人達と一緒に大きな会社を創っていくというより、この人達を超えたい、負けたくない、同じようにチャレンジし続ける会社を創りたい。という感情の方が強くなっていました。

もちろん、辞めることに対して反対されることもありました。「起業の成功確率なんて1%もない」「まだまだ社会人としてこれからだ」会社経営の厳しさを知っている先輩としての言葉でした。

ただ、起業を舐めていたわけでも、経営ができる気になっていたわけでもなく、ただ純粋にリスクをとって事業にチャレンジしたい。それだけでした。

退職が決まってからは、業務の引き継ぎをしつつ、仕事終わりに渋谷のミヤマカフェで閉店ギリギリまで3人で議論しました。土日も集まり、議論やリサーチ。現場に足を運んで、テストマーケティングやユーザーアンケートを泥臭くやった時もありました。

投資家やVC、先輩方の反応をみても、事業の手応え、伸びしろを感じ「これはいけるぞ」と3人で声をそろえ、日々ビジネスモデルや戦略のブラッシュアップをして行きました。

そして、5月末で正式に退職となりました。

お世話になった方々の中で挨拶しきれなかった人もいましたが、サイバーエージェント、CyberZの皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

■同期との写真

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4.独立(共同創業) 

そもそも共同創業とは、創業者が2人以上で互いに資本金を出し合って株主となり、会社を設立することです。
※GoogleやFacebook、AppleやAirbnbも共同創業。

3人で話し合った結果、僕が代表取締役に就任することになりました。

ここからは
会社名は?オフィスは?サービス名どうしよう?
などワクワクする会話も増えました。

3週間ほどで登記資料作成を済ませ
3人で法務局へ提出しに行きました。

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2019年6月25日
株式会社papi 設立

設立前から色々進めていましたが、
正式に設立となると、あらためて身が引き締まりました。

ここからがスタート、ここからやってやろうぜ。そう3人で意気込んでいました。

5.事業ピボット

僕たちのメイン事業は、エンターテイメント領域で、toC向けのアプリケーションでした。

創業前からアプリ開発費用を投資しており、シードラウンドで外部資本を入れる前提で進めていました。

経営戦略、事業戦略、資金調達、バックオフィス、営業、開発、テストマーケ、開発人材採用、アライアンス交渉などすべて同時で走らせて行く中で、リリースするまでは売上も利益もゼロ。3人とも凄く焦っていました。

プロダクトがない状態でも、事業アイディアやトラクションがあり、未来のスケール戦略がはまれば、資金調達もスムーズに決まり、資金面の問題は解消されたでしょうが、サービスの肝となる提携企業側に大きな課題がありました。

いくつか提携が決まっていたところもありましたが、複数社ヒアリングを重ね、課題やリスクに対してクリティカルヒットしていないと言われることもありました。

なかなかうまく行かない時期が1ヶ月ほど続きました。

弊社はシェアオフィスであるco-ba渋谷に入っていますが、議論が白熱しすぎて、外に出て話す事も度々ありました。

3人が本気で向き合っていたからこそ、ぶつかり合うこともあり、この事業を、この会社をどうして行きたいか気が済むまで話し合いました。

そして、議論を重ねた末、8月にこの事業を撤退することにしました。

この事業で創業を決意した3人だったため、心も折れそうで、悔しい気持ちでいっぱいでした。

当たり前だけれど、会社を設立したからには、経営者として会社の存続、成長に責任を持つ必要があります。

情や思い入れで事業撤退が遅れ、会社を傾けることもあるので、これも大事な経営判断だと思います。

そして、次に新規事業を立ち上げるまでは、外部からの資金調達はせず、営業代理やマーケティングコンサルなど、自社で売上と利益を確保するという経営方針に切り替えました。

そして、このタイミングで経営の方向性、経営陣各々のやりたいことを再確認し、腹を割って話し、それぞれ別の道を歩むこととなりました。

創業から3ヶ月も経たずして、3人から1人になってしまいました。

自分の経営判断が間違ってたんじゃないか?
もっとうまくできたんじゃないか?
など悔しくて、家から出れない日もありました。

ただ、冷静に受け止め、次に進むしか無い。
起業したということは、これから山ほど
辛いことや悔しいことが待っています。

昔に比べれば、デットやエクイティでの調達もしやすい環境ではあると思いますし、起業もしやすくなっていると思います。ただ昨今のスタートアップで大型の資金調達をした末に潰れてしまっている企業のほとんどの理由は、大きく下記の2つだと思います。

コスト意識の甘さ:採用とマーケに金を突っ込んだが利益伸びなかった
リスク分散の甘さ:1つの事業がダメでも会社として生き残る生命力のなさ

すべてに当てはまるわけではないですが、会社として「自力」をつけなければ事業に伸び悩むし、新しいチャレンジをしたくても打席に立ち続けられないと思います。

挑戦し続けるためには、コスト意識をしっかりもち、固定費を削り、1つの事業がダメでも会社が傾かないだけのキャッシュエンジンを持ち、自社の利益だけで最低限のPMFまで持っていくことが大事だと思います。

最低限の検証を終えて、KPIを伸ばすフェーズ、事業シナジーを生むためなど、一気に事業にドライブかけるタイミングで資金調達することがいいと個人的には思います。

これが今回の自分の甘さと、最大の学びでした。

6.再スタート

悔やんでも仕方ない。1人での再スタートだ。
そう思い、動き出しました。

9月:仕入れ、提供サービスを固め、営業と紹介で人に会いまくる
10月:売上が出始め、さらに顧客数を増やす
11月:単月黒字達成
12月:開発投資額を全て取り返し、2020年1月から累計黒字へ

今はマーケテイングコンサルティング事業が柱となっており、複数の企業様とお取引させて頂いています。

2019年内に撤退した事業の投資分を全て回収できたのは、良い締めくくりとなりました。

さあ、2020年。
利益の積み上げ、新規事業の仕込み、いろいろやってやる。そう意気込んで、帰省の新幹線に乗り込みました。

7.2020

2020年がスタートしましたが、どんな年にしたいか。
明確にテーマを決めました。

「仕込みと飛躍の年」

長々と書きましたが、ここからが本題です。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

株式会社papiは何を目指すのか?

まずは社名に込めた想いから。

papiって可愛い名前だね!?
お父さん?とか色々言われますが、こんな意味があります。

■papiの由来
puppy = 子犬、青二才
happy = 楽しい
puppy + happy = papi

青二才の僕たちですが、世の中を楽しくしていきたいという想いを込めてつけました。

■ミッション
楽しいを、もっと楽しく

■ビジョン
楽しみの中の負をなくし、楽しいを生み出し続ける

人生には楽しいイベントがたくさんあります。

ライブ、フェス、旅行、テーマパーク、映画....あげるとキリがないぐらい人類は発展し、色々な娯楽が生まれました。

また、スマートフォンやインターネットによって、遠くにいる人、世界中の人ともすぐに繋がれる世の中になりました。

人々の生活がどこまで便利になっても、面倒なことはたくさんあり、AIがすごく発達しても、人が楽しいと思う感情や経験はなくならないと思います。

だからこそ、株式会社papiは、楽しみの中の負をなくし、楽しいを生み出し続ける会社を目指します。「楽しい、をもっと楽しく」をミッションに事業を展開していきます。

そんな株式会社papiは一緒に楽しい世界を創っていく仲間を探しています。いきなりフルコミットはハードルが高い、複業で働いてみたい、まずは話聞いてみたいなど、少しでも興味がある方はお茶やランチでも行きましょう!

▼募集職種はこのあたりです
・アプリエンジニア(フロント・バックエンド)
・WEBエンジニア(フロント・バックエンド)
・マーケター

TwitterDMや問い合わせフォームなどで連絡お待ちしてます!

■連絡先はこちら
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8.メッセージ

最後に、これから何か新しいことをしたい人や、起業を考えている人に何者でもない僕からメッセージです。

新しいことをするのは簡単ですが、継続しないと意味がないです。起業もすぐにできますが、経営・生き残ることは全然甘くないです。どんな起業家も経営者も日々勉強と実行を繰り返しています。

ただ起業して思うことは、こんなに楽しい仕事はない。新しいことにチャレンジするのは最高に楽しいです。

小手先の知識や本を読んだり、勉強会や交流会に行くぐらいなら、小さくてもいいから何か1つ、自分ではじめてみるといいと思います。それは必ずしもビジネスじゃなくてもいいと思います。

自分の強みや好きなことで何か1つ「継続」していく。その繰り返しがいつか大きな成果や財産になるはずです。

僕もまだまだ未熟ですが、一緒に人生を楽しみましょう!

株式会社papiと中岡一真は挑戦し続けます!

死ぬまで、起業家。やってやる。

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