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“マンバメンタリティ”【プロフェッショナルの本質】

早速ですが、マンバメンタリティはご存知ですか?

マンバメンタリティとは、バスケットボール界のレジェンド、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)の生き様から生まれました。
コービー・ブライアントのバスケットボールに取り組む姿勢を指します。

“マンバメンタリティとは、最高の自分を目指すという意味“

コービー・ブライアントは自らそう答えます。

コービー・ブライアント(Kobe Bryant)
レイカーズ一筋でプレー。NBAチャンピオン5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、NBA記録となる18年連続オールスターゲーム選出。
歴代最多のオールスターMVP4回。
NBA歴代2位の1試合81得点の記録を保持。
北京五輪&ロンドン五輪、金メダル獲得。
そして、レギュラーシーズン通算30,000得点+6,000アシスト達成。

数々のバスケットボール界の伝説を作ってきたコービー・ブライアントがプレーしていたレイカーズはロサンゼルスを本拠地としています。

コービー引退後、ロサンゼルス市がコービーの戦績を称え、現役時代に身に付けていた背番号8と24から、8月24日を「Kobe Bryant Day (コービー・ブライアントの日)」としてロサンゼルス市の記念日に制定される程のレジェンドです。

コービーが自身で語る【マンバメンタリティ】

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「”マンバメンタリティとは、答えを見つけ出すための終わりなき冒険。
もっと上達したい、もっと知りたいという
無限の好奇心。
マンバメンタリティとは、結末にこだわらずに
とにかく進み、戦う事。
人から何と言われるか、誰かに失望されるのではないか、そんなことは一切気にせず、
その瞬間だけに神経を注ぐ。
それがマンバメンタリティだ。”

コービーは“マンバメンタリティ”をこのように表現しています。

本田圭佑選手の「成功にとらわれるな。成長にとらわれろ」という言葉もありますが、最高峰の舞台で挑戦をし続け、結果も残し続ける方々は成功の概念が目標達成という外部のものではなく、自身内部の部分にあると感じます。
本田圭佑選手の言葉には大きなパワーが秘められいると感じるので、心に響き渡り、モチベーションが込み上げてきます。本当に学びだらけです。

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【ある敗北を喫したシーズン終了後、コービー・ブライアントの発言】

「来シーズンの楽しみが今始まった。」

敗北を喫した試合終了直後、こんな言葉を残しています。

これがまさにどんな時でも最高の自分を目指し続ける”マンバメンタリティ“だと思います。
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「早起きしてハードワークするとき。遅くまで起きてハードワークするとき。働く気にならずとても疲れていて、何もしたくないけど、とにかくやり遂げたとき。
それこそが夢なんだ。夢とは「目的地」ではなく、
その「旅路」のことなんだ。」
コービー・ブライアント

1回の目標達成を成功としてとらえず、人生は終わりなき挑戦=最高の自分を目指し続けるということをコービーは“マンバメンタリティ”で示してくれています。

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バスケットボール界のレジェンド「マイケル・ジョーダン」が語る【コービーの情熱】

「コービーは夜の11時半、午前2時半、朝方3時でも構わずメールや電話をしてきたものです。そして、ポストアップの動きやフットワークについて、時にはトライアングル・オフェンスについて話したがる。最初のうちは苛立たしくてね。
だけど、それくらい彼は熱い奴なんだとわかりました。彼ほど情熱のある奴はいません。そして、その情熱は何より素晴らしく、人を動かす原動力になる。
情熱を注げるものなら何でもいい。それがアイスクリームでも、コーラでもハンバーガーでも。大切なことは、自分が好きなものがあったら自らの足で動いてそれを手に入れること。」

これは千葉真登の好きな言葉です。

マイケル・ジョーダンは情熱を捧げることが大事と言っています。
そんなレジェンドでさえも、コービーの抱くバスケットボールへの情熱は計り知れないものであると語っています。

【マイケル・ジョーダンがコービー・ブライアントに
助言したこと】

「(マイケル・ジョーダンに)とにかく楽しむように言われた。良いことであっても、悪いことであっても、楽しむように言われた。」

コービー・ブライアントが憧れたマイケル・ジョーダンですが、2人の素敵な関係を物語っています。

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【コービー・ブライアントが行っていた意外なトレーニング「本田圭佑選手も取り組むトレーニング」】

現役時代、コービー・ブライアントは具体的にどういったトレーニングをしていたのでしょうか。
これはどの分野の方にも共通すると思います。

ボール無しでドリブルシュートのイメージトレーニング

コービー・ブライアントが実際にやっていたイメージトレーニングです。

【レイカーズ黄金期を支えた当時のチームメイト、シャキール・オニールさんのコービーへの印象】

「体育館に行くと、コービーがボールなしでドリブルやシュートのモーションを練習してるんだ。変なやつだなと思ったが、その練習が役に立ったのは確かだ」

本田圭佑選手もイメージトレーニングの重要性を語っています。

「メンタリティが強くなるには、イメージトレーニングしかない。僕はイメージしたことしか試合中に起きていない。想像を超えることは全部イメージトレーニングでやっている。」

本田圭佑選手とコービーが実際にイメージトレーニングの重要性を示してくれています。

イメージトレーニングは、技術の向上・メンタリティの向上に欠かせないトレーニング内容だということです。


【メッシにも共通するマンバメンタリティ】

サッカー界のレジェンド「リオネル・メッシ」
10度のリーガ・エスパニョーラ優勝、6度のコパ・デル・レイ、4度のUEFAチャンピオンズリーグを含む、バルセロナ歴代最多33回の優勝に貢献。
歴代最多6回のバロンドールを受賞。
6回のチャンピオンズリーグ得点王と歴代最多6回の欧州得点王を獲得。
アルゼンチン代表の通算最多得点記録と通算最多アシスト記録の保持者。
(2020年7月時点)

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メッシはサッカー界のタイトルを長年に渡り、勝ち続けています。

長年に渡り、タイトルを取り続けるということに関しては、競技が違えど、コービーと共通しているところがあると思います。

メッシは、自分が苦労している姿や練習シーンをあまりメディアには見せないので、メッシは天才だと表現せれてしまうことが多くあります。

メッシはなぜ勝ち続けることができるのか。

史上最多の6度のバロンドール(世界最優秀選手賞)を受賞しているメッシですが、5度目の受賞となった2016年にFCバルセロナ下部組織の選手たちとある対談がありました。

下部組織に所属している選手たちの質問にメッシが答えていきます。

【バルセロナでは全てのタイトルを獲得しましたが、どのようにモチベーションを保っているのですか?】

「僕はもっともっと勝ちたいよ。
僕のメンタリティは、サッカーキャリアをたくさんのタイトルで終わらせること。
なので、できるだけたくさんのタイトルを獲得したいんだ。」

【史上最高の選手と言われることはどう思いますか?】

「僕にとって、そう言ってもらえたり、そう思ってくれることは本当に光栄だよ。
でもそれとは別に僕はそのことを考えて立ち止まっていられないんだ。
そうではなく、日々を生きること。
すべてを楽しみ、これから起きることを考えるんだ。」

メッシが勝利を常に目指し、追求するメンタリティを持っているからこそ、長年に渡りタイトルを勝ち続けられる要因を物語っていると思います。
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何がコービー・ブライアントと共通しているのでしょうか。

「僕は繰り返すことを考えない。
勝つことだけを考える。」
コービー・ブライアント

これが世界最高峰の舞台で勝ち続ける人たちのメンタリティの象徴だと思います。

勝った栄光を一喜一憂していないということです。

1回の目標を達成しても彼らに共通しているのは、それを成功ととらえないので、満足することがないということです。

1つの目標達成=成功という解釈ではなく、1つ達成したら、また1から新しい挑戦が始まる。
そんなことをコービーやメッシの生き方から学びました。

メッシもコービーも同様に、勝ち続けることを意識していますが、一回一回の勝利の栄光に浸ることなく、毎回毎回同じメンタリティで勝負に挑めるからこそ、勝ち続けられるのだと感じます。

そして、モチベーションが尽きないという表現は、まさにこの2人を示していると思います。

まとめ

1人の生き方にマンバメンタリティという名前が付き、今もなお、語り継がれています。
それだけ影響力のある生き様を見せたのが、コービー・ブライアントです。

朝4時から練習をし、4部練習をしていたこともあるという程の姿勢で生き続け、真のプロフェッショナルとして世界中に影響を与えたコービー・ブライアントです。

例えば、自主練中に集中が切れてきた時に“マンバメンタリティ”と自分に言い聞かせています。
するとまた自然に集中状態に入ることができます。

僕が1番コービー・ブライアントから感じるには、成功とは一生成長し続けること。そして、1つの目標達成が決して成功ではないということです。
人生は終わりなき挑戦であるということをマンバメンタリティから学びました。

成長を追求しているからこそ、どんな心(メンタリティ)を持って生きるかを重要視しているのだと思います。
成功の水準が情熱と成長にあるからこそ、普通なら満足してしまう場面でも挑戦をし続けられるのだと思います。


“If you’re afraid to fail,
then you’re probably going to fail.”
Kobe Bryant
失敗を恐れる人はおそらく失敗するだろう。
コービー‧ブライアント

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【お知らせ 「サッカーは夢」 活動 】

僕たち伊達和輝と千葉真登が「サッカーは夢」という活動を通し、日本を含む、世界の子供たちとサッカーを通じた支援・社会活動を行っています。

【 UNA PELOTA CAMBIA EL MUNDO 】
“サッカーボールひとつが世界を変える”

が活動テーマです。

興味がある方はご覧していただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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