いじめの経験

今回は僕が実際に「いじめ」を体験しどう感じたのか、どう変わったのかを書いていこうと思います。

僕がいじめを受けたのは中学1年生の5,6月頃でした。それまでの僕はどんなキャラクターだったか簡単にいうと、「スポーツ優秀、クラスの中心的存在、皆と友達になれる」という存在でした。

(自分で言うのは恥ずかしいですが、、、笑)

そんな僕がなぜいじめを受けたのでしょうか。決してガキ大将とか自分勝手だったということはありません。急にいじめという存在が僕に襲ってきたのです。

小学校4年生の時に引越しで学校が変わり、新しく友達ができました。その友達と親友のような関係になり小学校時代はずっと一緒に過ごしていました。中学に進級しその友達ともう1人の友達と一緒に登校していたのですがある日から僕は今までに感じなかった違和感を感じるようになります。

登校していても前に友達2人後ろに僕1人の形、会話も2人でしているという状況に気付いたのです。最初は気にせず後ろから会話に入ろうとしていたのですが、徐々にそれすらできなくなり、話しかけても一言返事のみ帰ってくるという状況でした。そこからは全く喋れなくなり、その友達といることすら怖かったです。

部活も一緒だったのですが、僕は耐えきれなくなり辞めて他の部活に移動しました。そこから関わることはなかったです。

これが僕が受けたいじめなのですが、簡単にいうと「仲間外れ」のいじめを受けました。暴力や暴言など直接何かをされるわけではないので、なぜこんなことになってしまったのか、中学1年生の僕には全くわかりませんでした。

分からなかったからこそ自分に芽生えた人格は「自己否定」です。

「自分の何かが嫌われた」と思った僕は人と違う部分に負の感情を覚えるようになります。声、性格、家、髪型など。

その時に生まれた自己否定は今になっても治りません。何をやるに対しても否定から入ってしまいます。

「自分にはできない」「人と一緒じゃないと嫌われる」「自分の全てが嫌い」など。

当時は人生で初めての感情で友達もいなくなりどうすれば良いかわからなくなってしまいました。相談する人はいないし、真剣に自殺も考えたし、学校にも行きたくなかった。全てが怖かったです。

ですが今はあの経験があって良かったと思えます。

あの経験があったからこそ出会えた友達がいるし、人を大切にする気持ちや気遣いの大切さを知れました。

今はその親友と連絡先も知らないしどこで何してるのかも知りません。  僕もやり返してやろうなんて気持ちも全くありません。ただその人には「人をいじめて人格を変えたことがある」というレッテルが一生付き纏うでしょう。

今回僕が伝えたいのは、同情は求めていません。当たり前ですがいじめはしないこと。何度も言われたことがあると思いますが経験談から身近に感じていただければ嬉しいです。

自分が意識していなくてもいじめになることだってあります。今回の僕の経験も相手は無意識のうちにやっているかも知れません。

僕のようにやられた側は目には見えない深い傷を負っています。人を気遣うう心を持って欲しいです。

そしていじめられたことがある人、いじめられている人。

その瞬間は本当に辛いと思います。全てを失ったような感覚で死にたくなるかも知れません。ですが負けないでください。

やられたことよりこれからのことを考えてください。

僕は「もうそんなひどい人と関わらなくていい」

「いじめの危険さを知れた」

「人を大切にする心を持てた」と簡単には学べないことを知ることができました。どうか乗り越えてその経験を次の自分へと生かしてください。

この経験は一生の宝です。

この記事が多くの人に届き、少しでもいじめについて深く考えてくれる人が増えることを願っています。


拙い分ではありましたが読んでいただきありがとうございました!少し暗い話でしたが一番に発信したい内容だったので書かせていただきました!

次は明るめの話にしようかな、、笑