お花見プチ茶会〜公園でお抹茶を嗜む方法【野点】〜
2020年3月、新型コロナウイルスが世界中に蔓延して、コロナ疲れなんて言葉も出てくる中、東京の桜開花宣言は、3月14日に発表された。
観測史上最も早いらしい。
しかも、その日は、ホワイトデーで雪が降るという、なんとも素敵な日でした。
それから1週間。天気も良かったので、友人とお花見しながら、お抹茶を飲もう!とういう企画をこじんまりと実施してみました。
初めてで、手探りだったので、ちょっとその記録を書き残しておこうと思う。
準備1:場所の選定
これが、まず大事ですね。最初、浜離宮とか凄い良さそうって思ったけれど、桜シーズンは、レジャーシート禁止だったので、やめました。
比較的、近くにある良さそうな公園ということで、戸越公園を選んでみました。
準備2;お茶とお菓子の事前購入
まず、お抹茶とお菓子がないと始まりませんよね。
今回は、阪急大井町の鶴屋八幡さんで、日持ちもして、春らしい和菓子をチョイス。
お抹茶は、一保堂さんの「初昔」を買ってみました。
お菓子は、家で切り分けておいて、お抹茶は、家で濾してから、茶器(棗など)に入れて準備OKです。
準備3:お道具選び
今回は、いわゆる略盆点前のスタイルを準備してみました。
家で取り合わせてみた様子
そして、野点用セットとして持っていた籠に、お茶碗、棗、茶杓を詰め込んでみました。
これは、持ち運びに本当に便利でしたし、雰囲気もあってよかったです。
あとは、お湯を捨てる建水を準備。お気に入りの常滑焼です。
タオルと風呂敷で包んで持ち運びました。なんだかんだ、風呂敷ってこういうときに便利ですね。
準備4:お湯とその他諸々
一番忘れてはいけないものが、お湯かもしれません。ぬるいとお茶が不味くなってしまうので。
家でお湯を沸かして、サーモス製の魔法瓶1.5Lに入れて、持っていきました。
安定の保温能力に感心します。
結果的には、4杯点てましたが、十分余裕がありました。
あとは、ティッシュ、ウエットティッシュ、ゴミ袋など、ピクニックの必須アイテムは、重宝します。
レジャーシートも必須。かなり大きめの方が良いですよ!
それと、懐紙や菓子切りを準備。
ボストンバックと、クリーニング屋さんの大きなバッグ2つで、現地へ向かいます。
出発:いざ戸越公園へ
大井町線に乗って、戸越公園駅で降ります。
そこから、歩いて5分くらいの場所に、ひっそり佇む素敵な大名庭園があります。
小さな滝や、池があって素敵です。
椿も咲いていました。
ただ、思ったより日射しが強い日だったのと、もう少し木陰で広々とした場所がないかなあってことで、すぐ近くの文庫の森へ移動してみました。
開放的で、広々としています。
そして、桜も咲いてた。
お花があると、心が揺れますね。
奥の方に、木陰を見つけて、そこがいい感じだったので、ひっそりと場所を確保。
シートを敷いて、持ってきた道具を出して、お菓子を用意して、お茶を点ててみました。
お菓子は、こんな感じで盛り付け(自宅で撮影したもの)
100均の器だけど、こういう時は、実用的かも。
肝心の野点をやってる時の写真は撮り忘れていました笑
いやあ、でも、とても気持ち良くて、友人も喜んでくれて、良かったなあって思います。
通りすがりのご主人や奥さまにも声をかけられたり。
風が少しあったので、途中、お茶っ葉がふわっとまったり、茶筅はすぐ倒れちゃたり。でも、それもまた、野点ならではの一期一会だったように思います。
「お茶が美味しい」
その一言をもらえることほどの喜びはありません。
大変良い経験をさせていただきました。
お花見の時期の野点、穴場の公園で、ひっそりと。
心安らぐ方法の一つとして、ご紹介させていただきました。
何かご参考になれば嬉しいです。
お気軽にコメントどうぞ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?