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対話力のある会社さんとのTOC研修で感じたこと

1/12の朝
企業研修2日目の情景がとても美しかった。
 

 
1日目、TOCのシュミレーションゲーム中心に進行し、現状把握でモヤモヤする。
夜の懇親会ではワイガヤが加速する。
 
なぜ、みんなこんなに対話力があるのか?
なぜ、こんなにも「自分ごと」なのか?
 
社内の人たちはみんなそうなのか?
なぜ、こんなに熱心なのか・・・
 
会社の文化・風土がとてもいい。
 
研修の参加者は12名。
社員数約40名、パートさん含めると100名くらいの会社にて。
 
部門を超えて、役職や社歴も超えた人たちで、発する言葉はそれぞれ違えど、誰もが仲間や経営層への敬意・感謝と仕事に対する誇りを持っているのが端々から迸(ほとば)しる。
 
「こう在りたい」と自分の言葉で皆さんが話し続けるのを、ただただ感心し、聴いていた。
 
そして2日目の朝
ガヤガヤの空気が講義の始まりと共に、集中に入っていく。
 
私はその様子を後ろから見ていて、とても美しく感じた。
 
山の頂(いただき)を目指す後ろ姿のようだった。
 

 
TOCシュミレーションは後半に従って難易度も高くなり、決算数字は悪くなかったものの「良い会社かどうか」の問いには「うーーーん」と即答できない様子も見受けられた。
 


 
にも関わらず・・・
 
業務フロー作成のテーマに選ばれたのは、チャレンジングだった。
 
自分たちが見える範囲にとどまらず、見えないところも想いを馳せ、探究に挑んでられました。 
 
ボトルネックが特定出来ず、逡巡もありながらいくつかの目星をつける。
 
「大きな山は小さく崩す」
一気に崩せそうにないものは2分の1、4分の1にと自分たちで出来る事、出来る案に集中する。
 


 
今、取り組んでるものもフローに追加し、矢印で繋いでいくことで自分たちらしい「宝地図」が作られていく。
 
(「ボトルネックが成果を決める」の言葉に由来し、「業務フローは宝地図」という言葉があります。)
 
「私はこう思います。なぜならば・・・」

「うーーーん・・・難しいな・・・なぜならば・・・・」
 
「じゃあ、こうしたらどうでしょう・・・なぜならば・・・」
 
スムーズに行くことも、すんなり行かないこともありながら、対話が重ねられて行くことにこちらの組織の根底にある力を感じます。
 
誰もが他人事ではなく、自分ごとであるからこそ、未完成でも挑まれるだろうし、その都度、フローも修正していかれる事でしょう。
 
TOCは物理学・理論なのだけど、どのように使っていくかは組織の文化・風土(そして時間軸も)によって違う。
対話のため・考えるための手掛かりを存分に使って、探究の旅が始まる瞬間を見れたことが、嬉しいです。

こんな美しい情景を今年もたくさん見れますように。
皆さんの才能が青天井に発揮されますように。
 
 
 
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