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スマホ写真からステップアップ!絞り優先モード(A)のすすめ。

こんにちは、kazukame12です。


カメラ初心者さんと、お話しをしていて…
「オートモードから、卒業したいんですけど、私にも、できますか?」

そんなことを聞かれたので、書いてみようと思います。


オートモードだと、「こう撮りたい。」と、イメージが出来るようになると、思うように撮れないと、感じて「カメラ難しいから、スマートフォンでいいや。」なんて、逃げちゃいそうになる。

僕も、一眼レフを買ったときは、そう思いました。

オートモード(スマートフォンもだけど…)で、少しこだわった写真を撮ろうとすると、カメラの癖を理解しながら撮る必要があります。

まだカメラの操作も瞬間的には出来ない初心者さんには、難しいですよね。

オートモードを卒業して、自分のイメージに近づけたい人に、ステップアップとして…

最初に何か一つ、自分でカメラを設定して、撮影をチャレンジするのに、おすすめなのは、「絞り優先モード」です。

理由も、ちゃんとあります。

基礎として「ピント」を合わせる!

そう、「自分で選んだ場所」に、ピントを合わせられることは、大事です。
ここまでは、できますね。

次に必要なのが、「被写界深度」

(ここからが、絞り優先モード(A.Avモード)を使うメリットです。)

…難しいですか?

簡単に言うと、「ピントが合って見える前後の幅」です。

カメラ  NIKON Z50
レンズ   NIKKOR Z 40mm F2
 
絞りを F2 にして撮影すると
ピントが合って見える前後が
薄いのが分かりますね。
 
桜の季節だったので
人が多かったのですが
ボカスことで、たんぽぽだけを
見せています。
 
目線の高さをたんぽぽに合わせることで
たんぽぽからの目線で見る
世界観も感じられますね。



今回は、自分の意図で、ピント合わせられる。
それを前提に、話していきます。

ちなみに…
この前に、書いた「おすすめのピント合わせ…」は、フォーカスエリア全体から、カメラにピント位置を自動で合わせてもらうモードを使っている初心者さんの参考になればと思い書いてみました。


さてさて。
ピントの細かい位置に、伝えたい表現や意図があるなら、さらに伝えたいと、思いませんか?

その時に、ピント面をアピールするのに、初心者さんがやりやすいのが、Aモードなのではないでしょうか!

フォーカスを合わせた部分の前後をボカセば、写真を観る人の視線は…
自然と、ピントの合っている位置にいきます。

つまり、見せたいを強調できます。


思い描いた見せたい部分を表現するときに、被写界深度をコントロールしやすいのが、絞り優先モードです。


難しく無いですよ~

大丈夫です。

被写界深度をコントロールすることで、写真の平面から、被写体を浮かび上がらせたり出来るのです。

NIKON Z50 +  50-250mmキットレンズ

慣れれば、マニュアルで撮ってしまう方が、仕上がりの感覚と直結した操作になるので、楽ですが…

最初は、露出などを考えに入れると、操作が多いので、難しく感じる人も居ると思います。

なので、絞り優先モードを使うことで、操作は、F値とシャッターにだけ集中できます。

感覚的な成功体験を最初にする方が、大事と思います。


フォーカスポイントを、選び。
絞り優先モード(A、Avモード)から、ピントの合って見える幅(被写界深度)を自分で考えて、後の設定は機械に任せて、沢山の写真を撮る(経験する)と、自分の中に、被写界深度の基準が出来てきます。


自分の基準が、凄く大事。

と、言っても、初心者さんには…

「なんか…良いかも〜」

そんな、感覚を「自分の設定した絞り」に、表現の違いを感じてください。

それ以上は、まだ考えなくて良いです。


「なんか、このF値(絞り値)好きやな~」

それで良いです。


そのうちに…この距離感で撮るなら…
人間は、このF値。
花は、このF値。
モノクロは、このF値。

そんな感覚が出来てきます。

中級者になると、光の角度や強さ、撮りたい空間までの距離や意味合い…
そんなことでF値も考えるようになります。

光の中の影の表情で、F値をコネコネします。

初心者だから、中級者みたいに考えたら、いけない!… なんてことは無いですよ~。

最初に、感情や雰囲気を表現しやすいのは、露出と絞り値だと感じているので、初心者のうちから表現を意識するのは、良いことだと思うのです。


混乱しない人は、チャレンジしてみては…?笑


絞りで出来る表現を楽しでみるのも、絞り優先モード(A、Avモード)の設定がある意味だと思うので、自分のスキを、探してください。




「絞りと、被写界深度」

絞り優先モードを、今回おすすめさせてもらったので、サラッと、被写界深度にもふれました。

実は、絞りが作る表現力は深くて難しいです。
露出補正やホワイトバランスとかも使うことで、空気感も表現できたりもしてきます。

撮る物の質感やイメージで、似合うF値があって、その環境の光の中でも表情が変わるので、またF値のバランスをとります。

そのくらい、写真の表現力に影響をあたえる物の一つに、絞りで変わる「被写界深度」が、あるのです。

ムズい?

でも、被写界深度で変わる表情をAモードで、感じてください。

この感覚的な部分は、経験しないと見えない部分でもあります。


いっぱい写真を撮って、楽しんでください。




それでは、良い写真ライフを!







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