スマホ写真からステップアップ!絞り優先モード(A)のすすめ。
こんにちは、kazukame12です。
カメラ初心者さんと、お話しをしていて…
「オートモードから、卒業したいんですけど、私にも、できますか?」
そんなことを聞かれたので、書いてみようと思います。
オートモードだと、「こう撮りたい。」と、イメージが出来るようになると、思うように撮れないと、感じて「カメラ難しいから、スマートフォンでいいや。」なんて、逃げちゃいそうになる。
僕も、一眼レフを買ったときは、そう思いました。
笑
オートモード(スマートフォンもだけど…)で、少しこだわった写真を撮ろうとすると、カメラの癖を理解しながら撮る必要があります。
まだカメラの操作も瞬間的には出来ない初心者さんには、難しいですよね。
オートモードを卒業して、自分のイメージに近づけたい人に、ステップアップとして…
最初に何か一つ、自分でカメラを設定して、撮影をチャレンジするのに、おすすめなのは、「絞り優先モード」です。
理由も、ちゃんとあります。
基礎として「ピント」を合わせる!
そう、「自分で選んだ場所」に、ピントを合わせられることは、大事です。
ここまでは、できますね。
次に必要なのが、「被写界深度」
(ここからが、絞り優先モード(A.Avモード)を使うメリットです。)
…難しいですか?
簡単に言うと、「ピントが合って見える前後の幅」です。
今回は、自分の意図で、ピント合わせられる。
それを前提に、話していきます。
ちなみに…
この前に、書いた「おすすめのピント合わせ…」は、フォーカスエリア全体から、カメラにピント位置を自動で合わせてもらうモードを使っている初心者さんの参考になればと思い書いてみました。
さてさて。
ピントの細かい位置に、伝えたい表現や意図があるなら、さらに伝えたいと、思いませんか?
その時に、ピント面をアピールするのに、初心者さんがやりやすいのが、Aモードなのではないでしょうか!
フォーカスを合わせた部分の前後をボカセば、写真を観る人の視線は…
自然と、ピントの合っている位置にいきます。
つまり、見せたいを強調できます。
思い描いた見せたい部分を表現するときに、被写界深度をコントロールしやすいのが、絞り優先モードです。
難しく無いですよ~
大丈夫です。
被写界深度をコントロールすることで、写真の平面から、被写体を浮かび上がらせたり出来るのです。
慣れれば、マニュアルで撮ってしまう方が、仕上がりの感覚と直結した操作になるので、楽ですが…
最初は、露出などを考えに入れると、操作が多いので、難しく感じる人も居ると思います。
なので、絞り優先モードを使うことで、操作は、F値とシャッターにだけ集中できます。
感覚的な成功体験を最初にする方が、大事と思います。
フォーカスポイントを、選び。
絞り優先モード(A、Avモード)から、ピントの合って見える幅(被写界深度)を自分で考えて、後の設定は機械に任せて、沢山の写真を撮る(経験する)と、自分の中に、被写界深度の基準が出来てきます。
自分の基準が、凄く大事。
と、言っても、初心者さんには…
「なんか…良いかも〜」
そんな、感覚を「自分の設定した絞り」に、表現の違いを感じてください。
それ以上は、まだ考えなくて良いです。
「なんか、このF値(絞り値)好きやな~」
それで良いです。
そのうちに…この距離感で撮るなら…
人間は、このF値。
花は、このF値。
モノクロは、このF値。
そんな感覚が出来てきます。
中級者になると、光の角度や強さ、撮りたい空間までの距離や意味合い…
そんなことでF値も考えるようになります。
光の中の影の表情で、F値をコネコネします。
笑
初心者だから、中級者みたいに考えたら、いけない!… なんてことは無いですよ~。
最初に、感情や雰囲気を表現しやすいのは、露出と絞り値だと感じているので、初心者のうちから表現を意識するのは、良いことだと思うのです。
混乱しない人は、チャレンジしてみては…?笑
絞りで出来る表現を楽しでみるのも、絞り優先モード(A、Avモード)の設定がある意味だと思うので、自分のスキを、探してください。
「絞りと、被写界深度」
絞り優先モードを、今回おすすめさせてもらったので、サラッと、被写界深度にもふれました。
実は、絞りが作る表現力は深くて難しいです。
露出補正やホワイトバランスとかも使うことで、空気感も表現できたりもしてきます。
撮る物の質感やイメージで、似合うF値があって、その環境の光の中でも表情が変わるので、またF値のバランスをとります。
そのくらい、写真の表現力に影響をあたえる物の一つに、絞りで変わる「被写界深度」が、あるのです。
笑
ムズい?
でも、被写界深度で変わる表情をAモードで、感じてください。
この感覚的な部分は、経験しないと見えない部分でもあります。
いっぱい写真を撮って、楽しんでください。
それでは、良い写真ライフを!
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