医療介護サービスを利活用する人に安心感を与えるには?

おはようございます☀︎ デザイン保健師🔰kazu.です


以前にもお話ししたことがありますが、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 主席研究員 岩名 礼介 さんの講義を拝聴したことをもとに話したいと思います(自分の考えみたいに話していますが、岩名さんが話されたことです)

前回の記事はこちら


医療介護サービス利用者へ安心感を与えるには?

サービス利用者の不安を取り除き、安心感を与えるためには、「予測性」「一体性」「柔軟性」「個別性」「寛容性」がキーワード


予測性|疾患や障がいに基づく症状等で、なにが起こるかわかっていて、そこをサポートしてくれる感覚

一体性・柔軟性|サービス提供している人や機関に一体感があり、その時の状態に合わせて対応してくれる感覚

個別性・寛容性|自分らしくいるための社会資源があり、それらに受け入れられるという感覚


「予測性」「一体性」「柔軟性」は、医療介護専門職をサービス利用者から見た際に、ひとつになっているように見えることが大切で、「予測性」については同じ機関(機関A)が毎日観察をする必要はなく、さまざまな機関(機関B、機関C、機関D)が関わりつつ別々に観察した情報を共有できていれば、よりさまざまな専門性が多角的にアセスメントすることで、より質の高い「予測性」が提供されます

つまり、さまざまな専門性を提供しつつ、本人や家族から見たときに一つの会社に見えるぐらいの錯覚できるレベルで医療介護連携体制ができていると理想的です


そして「個別性」「寛容性」においては、個別のニーズに基づきながら提供されるサービスの多様性が求められます。

具体的には、地域包括ケアシステムの植木鉢における『土』をイメージしてください。土には色んな有機物が混じり合い、多様な栄養素が存在しています。

それは地域生活のイメージとかなり似通っていて、色んな有機物のようにさまざまな介護予防に資する場や機会があり、それが利用者の元気のもとになればとても良い「土」と言えます

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これぐらい肥厚して、素敵な色の土を目指したいですね(Design by kazu.)

土(地域づくり)事業は、PDCAだけで回していくことは難しく、行政はプラットフォームづくりはできるかもしれませんが、それぞれの介護予防に資する場や機会は住民が主体的に取り組むことが望まれます


介護予防に資するグループには、自分たちの仲良しグループだけでやっていきたい「クローズグループ」もあれば、色んな人に参加して盛り上げていきたい「オープングループ」、そして内容もゲートボールから絵はがきや裁縫など、実施主体も本当に多岐にわたっています


行政は通いの場やサロン等を可能な限り把握をして、それを地域にマッピングしつつ、Aは「オープンでゲートボール・利用者14名」、Bは「クローズで裁縫・利用者5名」、C・D・E・F・・・・・というように、上から見る視点をもとに整理して、「個別性」と「寛容性」が提供できるようにプラットフォームを整えていくことが必要です


学べば学ぶほどに、何から手をつけていけば良いか迷ってばかりですが、少しでも前進できるように頑張っていきましょう!

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