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ゴジラ-1.0 総天然色版➕モノクロ版
去年公開されるなり大ヒットし、国内外で数多くの賞を獲得した「ゴジラ-1.0」が、カラー版モノクロ版共にアマプラにて公開されたので観てみた。
もともと「三丁目の夕日」や「永遠の0」などを観て大泣きされられておきながら、山崎貴監督作はその感動を誘うための表現方法があざとすぎて好きではなく、どれほど話題になっても「ゴジラ-1.0」も頑なに観ていなかったのだが。
結論から言えば「ゴジラ」70周年記念作と
死にたがりの君に贈る物語
読了して本を閉じた後に真っ先に感じたのは「安堵感」だった。
それは出版業界冬の時代の今でも「物語が人の心を動かす力、人の志を動かす力」がいささかも衰えてはいない事への、である。
古来から物語というのは、人の心の琴線に触れ、ある時は活性した生への導きになり、ある時は前進への原動力となり、またある時は生を終わらせる程の力にもなり得るものであった。
が、いつしかその力を得る対象は書籍に綴られる物語ではな