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新規事業・イノベーションのリアル ~2022年上半期振り返り

2022年もあっという間に半年が終わってしまいました。
ご縁をいただいた方々に、心から感謝申し上げます。

上半期の振り返りと今後のアクションをここに記します。
あくまでいち個人の記録ですが、特に診断士属性の方や、新規事業開発・伴走に挑む方に少しでも参考になれば幸いです。

本年も残り半分、どうぞよろしくお願い致します。


簡単に自己紹介

北村和久と申します。「きゃず」と呼ばれています。
事業創造デザイナー・中小企業診断士として、SIer・一般社団法人・個人の3軸で活動しています。

個人としての原体験/ビジョンはこちら。

バイオリズム上、21年は開墾期で「学習」期間でした。
22年からは発芽期に入り「活動」期間です。いわゆる「攻め」の時期。

ここまでたっぷり耕した土のうえに、実際に芽を生み育てる一年にしていこうと、年初に決意表明していました。


SSDC関連

事業創造デザインプログラムの導線設計整理

(年初の決意表明)
熱量の高い方々が興味を持ってプログラムへと進んでもらえるよう、導線設計を見直します。社会に役立つ事業を生み出すために。

(半年を振り返って)
これまで踏み込めていなかったプログラムの価値、講座体系を整理し、導線設計の見直しができました。ようやくまっとうなプログラムとして立てつけができた印象。

誰に何を提供するものか?を整理
過去の受講生の感想・インタビューをもとに提供価値を整理

6月末時点でEssential(体験セミナー)計13回・約150名Basic(座学&基礎ワーク)計8回・約40名に受講いただきました。実際にやってみると、当初想定通りとは違うペルソナが集まったり、違う価値が見えてきたり。
Advanced(実践ワークショップ)は7月末から開催。ここから何を生み出していけるか。

Advanced(実践ワークショップ)前に、導入としての体験編を立てつけ
各講座の前後に、アンケートや取得指標を定めました

企画を通して函館・新潟・横浜・神戸・長崎など自治体の方々との接点もでき、会員企業のミドル層の方々とも関係性を強化中。今後に向けた展望が大いに広がっています。


事業創造の事業化検証フェーズへ

(年初の決意表明)
事業化検証フェーズへ進む活動が3つできてきました。各チームの方とともに進んでいきます。1つでも事業化に結びつけたい!

(半年を振り返って)
正直、反省ばかり。
事業化検証のフェーズに実際に進んだのは2チーム(1チームは活動開始前に辞退)。その2チームも、約半年の活動を経て活動中止となってしまいました。意志は必要だけれど、それだけでは何かが足りない

PSF(Problem Solution Fit)達成を目指す段階では、具体的なソリューションをつくり仮説検証を進める中で、よりチームビルドの本質個々人のWhyの掘り下げが問われます。伴走者も然り。審査・評価の基準、伴走時のチェック項目…プログラム運営上の課題が沢山見えてきた半年間でした。

↓自社(SIer)での取り組みと絡めて、人材開発専門誌『企業と人材』4月号にて取材頂きました。失敗も、タダでは転ばぬように。


卒業生ネットワークの活性化

(年初の決意表明)
デザインプログラム卒業生ネットワークを活性化し、事業化したい人、事業化を応援したい人とが一体になり、熱量がずっと高い場をつくれるようチーム化・仕組み化を推進します。

(半年を振り返って)
長年の課題だったチーム化・仕組み化に、ようやく着手ができました。
プログラム企画運営をともに進めてくれるチームを組織化し、役割も設計。個々人の志向にあわせた経験やスキル習得できるようにしました。
志をともにしてくれる仲間の存在は、本当にありがたいです。

修了後のキャリアパスイメージを整理
アルムナイ(プログラム修了者)の有志による共創の場「A-Salon」立ち上げ。
月1回程度活動中


プロセスと足跡を書籍に

(年初の決意表明)
22年は、書籍化を目標にします。事業創造のプロセスはここ数年で書籍、記事などかなり体系化されてきました。でももっとわかりやすい共通言語にできるはず。まずは企画書を書こう!

(半年を振り返って)
書籍化は、事業創造デザインプログラムの価値を高め人が集う場にするために重要なピース。にも拘わらず、ぜんぜん着手ができず…orz。
原因としては、第Ⅰ領域の「緊急かつ重要」な必須活動に追われすぎたことにあります。あまり良くない兆候。

見せかけの緊急課題に対処する第 III 領域の時間を、第 II 領域の活動に当てるように意識しなおします。

『7つの習慣』でも有名な、時間管理マトリックス。
第 II 領域の「緊急ではないが重要」な象限に、どれだけ時間とエネルギーを向けられるか。
2019年10月 事業創造デザインプログラム 構想メモ
手書きのメモは、こういう時に貴重な素材!!


SSDCシンポジウム2022「日本の若者が世界で活躍するための条件」

(半年を振り返って)
年初には10月頃の想定だったのが、大幅前倒しの7月4日(月)開催となりました(この記事を書いている時点で、超直前期)。
アナログ、note、facebook、twitter、各コミュニティのslack、Teamsなどあらゆるチャネルに意図をもって、継続的に情報展開していきました。
広告なし・平日日中帯の開催ですが、登録数200名超え。

↓登壇者プロフィール・活動内容・書籍などの紹介記事

↓シンポジウム概要記事

素晴らしい登壇者の方々の講演やパネルディスカッションを、少しでも多くの人に届けたい。日本の若者が活躍する機会をつくりたい。そんな想いで企画運営の「中の人」として動いています。

↓ギルドメディアのまるカリさん、カヤバさんにたくさん助けて頂いています。感謝…

↓ギルドメディアさんに取り上げて頂いたインタビュー記事


個人、中小企業診断士関連

hintゼミからの縁

(年初の決意表明)
ビジネスデザイナーとして、講師として。ご縁を頂いた方と一緒に、実際の関係性や事業を生み出す活動にひとつでも貢献していきます。

(半年を振り返って)
子どもや大人のためのアート遊び場「クリップ」では、新店舗のオープンに伴うクラファン支援や、座談会のお手伝いをさせてもらいました。


俳優・声優・プロコーチの桐本拓哉さん(@kirimototakuya)とも、いろいろ悪企み中。
イノベーションは、既存の概念の新しい組合せ。互いにバックグラウンドが違うからこそ、経験や思考を分かち合うと色んな発想ができる。新たな価値を発見できる。人生の大先輩なのに胸を貸して頂いて、ともにワクワクすることを考えられて、感謝しかありません。

(2022/9/4追記)桐本さんとのご縁は、SSDCの事業創造デザインプログラムDay1、Day2にて特別講義の形で実現しました。桐本さんに心より感謝です。



↓hintゼミ内では6月に「新規事業・イノベーションのリアル」講演をさせてもらいました。その際のスライド一部抜粋。


中小企業診断士アントレプレナーシップ研究会の進化

(年初の決意表明)
おなじ志を持つ仲間を無理なく増やして、活動を進化させたい。興味ある方はぜひ一声くださいまし!

(半年を振り返って)
発起人の増渕 健二さん ・田中 悠太さんとともに3人で立ち上げた研究会(任意団体)も設立から約2年経ちました。いまでは15名ほどの魅力的な診断士が集まり、ちょっとしたチームになってきました。

これまでに扱ったテーマ
新規事業・スタートアップのフェーズ全体像、組織づくりのポイント、CPF/PSF/PMFとは、スタートアップファイナンス、MVPの事例、ビジネスモデルキャンバス、自治体・社団法人・スタートアップでの取り組み、公民共創、デザイン思考・サービスデザインによる事業開発の概要と事例、など。

興味がある方はご連絡ください!


福島県大熊町「課題の学校」

(年初の決意表明)
野網 美帆子 さんに縁をもらい、21年秋から、震災で被災した福島県大熊町を起点とした課題解決の場に講師として携わらせてもらっています。参加者同士のコミュニティ形成や、具体的なアクションのきっかけになれれば嬉しいな。

(半年を振り返って)
3月に第一回の報告会を終えました。
先日、再びご縁を頂き、22年度も関わらせて頂けることに。今年は現地に伺う回数も増やせそうなので、リアルの接点をもっと作っていきたい!!


ソーシャルメディアでの発信

(年初の決意表明)
note、facebook、twitterの軸は引き続き。
22年は各メディアの熱量を高めて、同じ志の方と繋がっていけるよう、テーマを探求しつつ計画的な発信・運用をしていきます。

ソーシャルメディアの運用別タイプ

(半年を振り返って)
note:11本(SSDC7本、個人4本)
SSDCの認知向上に向けnote活用し発信を注力しました。事業創造デザインプログラム、SSDCシンポジウムなど。
このため、個人は3月以降は大幅にペースが落ちてしまいました。

↓個人noteの通算記録

↓1月以降の投稿で最も「スキ」を頂いた記事
新規事業・スタートアップ フェーズ別おすすめ本77選 

↓継続的にビューが伸びている記事(斉藤徹さんの著書が大反響のおかげ。コバンザメ効果)
『だから僕たちは、組織を変えていける』が、僕たちに問いかけるもの


facebook:53本(SSDC9本、個人44本)
SSDCのfacebook発信強化を意識しました。ただfacebookは外部リンクを張ると極端にインプレッションが下がるようなアルゴリズムなので、拡散効果を得るのは厳しいなぁと気づき。
そもそも深くアクションを促すなら、個別のMessengerや、FBグループへのメンション投稿のほうが効果的。

個人の投稿はおおよそ3-4日に1本のペースで、仕事のこと、プライベートのことを半々ずつ。あんまり肩肘張らず、楽しみながら続けていきます。

twitter:
22年からtwitterを本格開始。おかげで540もの方とご縁を頂けました。文章にもキレが出てきました。
カヤバ師匠の教えもあり意識しているのは、投稿パターンの違いと、アナログとも共通するコミュニケーション

投稿のパターンの違い
・広く網を張る(範囲。共感を狙う)
・狭く掘り下げる(密度。共鳴を狙う)

コミュニケーション
仲良くなるには順序がある。アナログでも、デジタルの世界でも同じ。
目くばせ(いいね)→挨拶(リプ)→共感(リツイート/引用リツイート)→共鳴(相互フォロー、コラボ)

影響力の武器』の理解は必須だなとあらためて感じています。

特にtwitterでは「返報性の法則」が協力に発動する

このあたりは、師匠の投稿もあらためて読み返し。

↓プチバズした投稿。診断士クラスターから資格垢に展開していった


総じて、noteやtwitter(InstagramやYouTubeなども)はコンテンツメディアです。意図をもってコンテンツをつくり、多層的に重ねていくことで、徐々に見込み顧客に共感され、共鳴をつくり、届いていくようになる
コンテンツドリブンマーケティングこそが王道だと、感じています。


家族と健康

(年初の決意表明)
なによりも支えてくれる家族の笑顔と心身の健康があってこそ。
すぐ仕事にのめり込んでしまう父ちゃんなので、土台として家族との時間を大切に。
・妻と話す・外食する時間を天引き
・娘と話す・遊ぶ時間を天引き

22年には40歳になるので、痛め抜いてしまったカラダとも向き合ってつくりかえていきます。
・早朝のウォーキング、ランニング
・毎日の筋トレ、体幹トレ、ストレッチ
・月1回のボディケア(つらくなる前に)

(半年を振り返って)
…30点。
仕事の状況により、家族との時間を犠牲にしてしまっていること。
GW前に家庭内がコロナ禍に突入してしまったこと。
体力づくりに毎日は取り組めていないこと。

うーん。家族との時間をちゃんと作らねば。
まだまだ、課題は山積みです。


まとめ

色々書きましたが、いずれにも共通するのは「人」「場」「意志」「創造」

個の想いと行動が原動力。でもひとりでは事は為せず、多様性をもった繋がりがあってこそ広がり、形になっていく。

そんなこんなで沢山の人にお世話になると思います。
この世に生を受け、喜怒哀楽を実感できることに感謝。
いま、この時代をともに生きられることに感謝。

みなさまにとって、22年後半が引き続き素晴らしい年となりますように。
どうぞよろしくお願いいたします!

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長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
新規事業を通した社会課題の解決や夢の実現に興味のある方。資格の活かし先を考えている方、次世代のために何かしたい方へ。
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