1844年弘化元年から梅と共に生きる酒蔵の話「佐藤酒造店の梅酒」

「梅酒」は、全てのお酒の中でも
本当に大人気商品です。

「プラムワイン」と言われている
世界でも人気のある梅酒。


その根っこにある理由のひとつに
「梅酒は健康に良いお酒では?」という
ストロングゼロの缶チューハイよりも(笑)
「良いイメージ」が梅酒にあるからだと思います。

老若男女の多くの人から支持される梅酒
特に女性層やお酒は得意では無いけれども
梅酒は、たまに飲みますと言う
お酒弱い派から初心者まで梅酒の層は広いです。

「梅酒のお茶割」は本当に美味しい。
温かい紅茶を梅酒と蜂蜜で割っても美味しい。
アイスクリームのバニラにかけても美味しい。
ビールで割っても美味しいんですよ。

とにかく幅広く根強く人気があります。

実は「梅酒の歴史」はとても古いのです。

梅酒と言えば、チョーヤさんですが。
公式サイトから

梅の存在について確認できるのは、今からなんと4000年も昔。紀元前2000年頃に中国の商書に「塩梅」と記載されているのが文献上、最古の記載と言われています。 
原産地である中国の長江流域から日本に渡来したのは弥生時代のこと。漢方薬として利用され、その後観賞用としても親しまれるようになったと考えられています。

本当に日本で梅酒を拡げた、立役者。チョーヤさん。
ホームページの梅情報は見事です。

なんと!最初は「漢方薬」だったんですね!
梅が、いつ頃から梅酒としても親しまれるようになったのか、記録としては残っていません。 
しかし、今から300年ほど前の江戸時代に書かれた「本朝食鑑」という文献には「梅酒」の作り方が記されています。当時は砂糖が貴重品であったと考えられるため、庶民の飲み物というよりは限られた人々しか飲むことのできなかったものと思われます。
江戸時代には、「梅干し」や「梅酒」といった梅を加工する文化はすっかり定着していたようです。また、江戸時代後期の農業書「広益国産考」には「梅を植えて農家の利益をあげることについて」という項目が見つかっています。 
当時の農業書を見ていくと、加工した梅を自分たちが食べるだけでなく、副業としての梅の栽培、加工販売が強く推奨されていたようです。
チョーヤが梅酒の製造販売を始めたのは1959年のことです。その頃、家庭での梅酒造りは一般的になっていましたが、実はまだ一般家庭での梅酒造りは法律で禁止されていました。1962年の酒税法改正で家庭での梅酒造りが認められると、梅酒を始めとした果実酒(ホームリカー)ブームがおこり、梅酒は多くの人に愛される存在となっていきました。

その昔は、高級品だったのが、わかります。

「青いダイヤ」と言われて、僕が百貨店時代は
「1粒1,000円くらいの梅干し」はザラにありました。
今でも千疋屋さんの梅干しは12粒で14,000円を超えます。

梅は高級品である事は今も変わりありません。
そして、梅の値段はどんどん上がっています。

梅酒ブームは、今も手作り梅酒が実は流行っていて
ホワイトリカーに漬け込む梅酒が主流ですが
やはり、梅は高級ですし、ホワイトリカーでさえも
かなりの値段がします。決して安くはありません。

酒蔵の梅酒の価値は、プロのモノづくりの世界です。
味も製品の価値も家庭のものとは段違いです。

梅酒の人気。ブームの魅力は
「その割にリーズナブルなところ」にあります。

500mlで1,500円前後の梅酒がほとんどで。
本当にコスパが良い。
梅干し1粒1,000円よりも、
ふんだんに梅を使っているのですから。笑。

ちなみに余談ですが
佐藤酒造店の越生梅林 梅酒は500ml税込み1,386円
これ安い!コップで3杯薄めずに飲んで1杯400円台ですからね。
(更に直売所だけの限定品も存在するようです)
理由は、蔵に自生する梅だから。原料がタダだから。
梅酒を買って来て梅酒を佐藤酒造店のような味わいにするのは不可能です。原価が合わない。

佐藤酒造店の梅酒は、取れた梅を「これでもか!」と
みんな入れるので「梅」「梅」「梅」です。

実は「梅酒」って、「梅酒っぽい」のが多いんです。
いろんなもので、梅酒っぽくしています。

梅酒といえど、いろんなモノがあります。

間違いなく、佐藤酒造店の梅酒は「本物の中の本物」

ちなみに僕も「全国の梅酒を北から南まで、200種類以上の梅酒を集め」た事もありますし。
全国の梅酒の大会のイベントにも参加させて頂いた経験もあります。

そんな話は。また今度。

朗報です!
佐藤酒造店のお酒が
オンラインで買えるように、なりました。
公式HPのサイトです。是非一度お立ち寄り下さい。


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