見出し画像

22観客っぱーずブログ

どうも、ただの観客です。
観客として22下駄っぱーずの皆さんを観てきた感想を綴ります。暇で暇でどうしようもない人だけ読んでください。

目次

1.下駄っぱーずとの出会い
2.印象的な演舞
3.感謝の気持ち

1.下駄っぱーずとの出会い

僕が下駄っぱーずを見るようになったきっかけはいたって不純なものでした。付き合ってる人が下駄っぱーずに所属していたので、下駄っぱーずそのものを応援するというよりは、彼女を応援するついでに下駄を見るようになったという感じです。

特に最初の頃は対面での開催が無く、オンラインでの演舞を視聴するだけ。その頃は、パフォーマンスを見るという意識は薄く、知り合いを探してスクショすることに注力していました。そんなこんなで惰性で下駄の演舞を追い続けていたのですが、そんな自分を大きく変えてくれた公演があります。21早稲田祭でのアリーナ公演です。

自分にとって初の対面公演ということで、張り切って最前の席に座ったことを覚えています。(最前に座ったあと、四方八方から皆さんの名前を叫ぶ声が聞こえて、場違いなところに座ってしまったと気づきました)
初めて生で観る下駄っぱーずのパフォーマンスは、「サークルなんてただの遊びだろう」とたかを括っていた僕に、強烈な右ストレートを食らわせてきました。

映像からでは伝わりきらない迫力。
一人一人が本気で楽しんでいる姿。
先輩をはじめとする観客の熱量。
何より、パフォーマンスに対して真摯に向き合い、一つ一つの演舞に全てを込めて踊っている皆さんの想いが、踊りや音や空気から僕の胸に響いてきました。

今思えば、この時が「下駄っぱーず」というアーティストに出会った時だったのかもしれません。知り合いのいるサークルという枠から、パフォーマンス集団として皆さんのことを見るようになりました。
好きな演舞をYouTubeで観たり、公演があればなるべく行くようにしました。気づいたらすっかり下駄っぱーずのファンになっていました。

2.印象的な演舞

そんな下駄っぱーずファンの僕が、特に印象に残っている演舞をいくつか紹介したいと思います。

1つ目は21単独公演の「mono」です。
mono自体、とても好きな曲、演目で毎回楽しみにしていたのですが、21単独公演のmonoは特に凄まじい迫力だったと記憶しています。14期さんの引退公演ということもあり、特に気合が入っていた公演だったとは思いますが、その気合いがmonoに乗って鬼気迫る勢いを感じました。全身に鳥肌が立ったのを覚えています。あまりの迫力でおしっこを漏らしていたかもしれません。

2つ目は21単独公演の「アイノカタチ」です。
少し玄人ぶって、既存曲ではない演舞を選んでしまいました。ご了承ください。でも、このパフォーマンスは既存曲以外のものでは最も印象に残っているパフォーマンスです。下駄っぱーずの守備範囲の広さに衝撃を受けました。源田かと思いました。純白の衣装に身を包み、しなやかで儚げに舞を舞う姿はまさに妖精のようでした。もしかしたら本当に妖精だったのですか?

3つ目は22早稲田祭の「mono」です。
まさかの二回目のmonoの登場です。結局、僕はmonoが好きなんですよね。ただ、22早稲田祭のmonoは今まで観てきたmonoの中でも個人的にはNo. 1のパフォーマンスでした。15期の引退公演でもあり、そしてmonoに関しては納めということで、最高のmonoにしてやろうという気概がひしひしと伝わって来ました。monoの集大成とも言うべき、史上最高のmonoのステージだったのではないかと感じています。

4つ目は22早稲田祭の「湊」です。
私情が入っていないとは言い切れませんが、とにかくこのパフォーマンスを見ていたら、とめどなく涙が溢れてきました。今まで数多くの公演を見てきた15期代の踊りを見るのが、このステージで最後になると思うと、涙が止まりませんでした。でも、皆さんの顔はとても晴れ晴れしていて、踊りを見たら、後悔なんて一つもなく、純粋にこのステージを楽しんでいるということが伝わってきました。力強く、思いを乗せる皆さんの踊りが「湊」の力強さに乗って、どこまでも止まることなく前進する下駄っぱーずを体現していたように思いました。この演舞を観て、湊は本当に15期にぴったりな曲だと確信しました。最も心を動かされた演舞でした。

3.感謝の気持ち

これまでたくさんのパフォーマンスを見せて頂いた皆さんには本当に感謝の気持ちしかありません。
僕はサークル活動というものに熱中してこなかった人間なので、サークル活動というものを舐めていました。

何に熱中することもなく、ただ無気力な生活を送る毎日。サークルにも行かなければ、単位も取らない。そんな腐った人間です。

でも、下駄っぱーずの公演はいつでも、自分も何かを頑張ってみようと、そう思わせてくれました。同じ大学生でも、ただダラダラ毎日を過ごしている自分と、毎日練習に励み、仲間と共に一つのパフォーマンスを創り上げている皆さんとの間にはこれでもかってくらい、輝きに差がありました。(月とスッポンの上位互換、串田と下駄っぱーず)

あまりの差に当てられて、正直嫉妬したり、クラクラしそうになることもありました。でも、そんなことより何より、同世代の学生がこんなにも輝いているということに、大きな尊敬の念を抱きました。

もちろん、皆さんが輝きを放つまでにはたくさんの暗い道(しんどい練習とかめんどくさい気持ちとか)も通ってきたことと思います。暗い道を乗り越えたからこそ、皆さんの輝きは一層眩く、かっこいいのでしょう。何より、暗い道を前にして逃げ出さない強さがとてもかっこいいです。

僕は、輝きたかった人間です。でも、暗い道を目の前に、すぐ歩くことを辞めてしまった。その結果、大学生活の間に自分は何の舞台にも立てていない。ただの観客です。

でも、昨日の早稲田祭での引退公演を観て、自分も暗い道へと進んでみよう、逃げないで立ち向かってみようと思うことができました。皆さんのパフォーマンスにはそんな力があります。僕みたいなどうしようもない人間にも、頑張ってみようと思わせてくれる、そんな力があります。

自分みたいな人って結構たくさんいると思っているんです。何にも本気になれず、ただのうのうと生きるだけの日々。少し辛そうなら立ち向かうことすらしない。これからもそんな僕たちに頑張るきっかけや勇気を与えてくれたら嬉しいです。

最後になりますが、22下駄っぱーずの皆さん今までお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。皆さんのおかげで、はじめて隈講にも入ったし、アリーナにも入れました。きっと、皆さんに出会ってなかったら早稲田祭も行ってなかったと思います。皆さんのパフォーマンスを見ることが大学生活の大きな楽しみになっていました。来年以降は知り合いは皆引退するのですが、陰ながらこっそりと皆さんの活躍をのぞいていようかなと思っています。
2年半、たくさんの感動をありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?