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アフターコロナ時代に日本のグローバル化が加速する

現在、世界中でコロナウィルスを封じ込めようと国、企業、国民が力を合わせて戦っています。

どのくらいの犠牲が伴うのかわからないが、いずれコロナ問題は収束するでしょう。

コロナが収束した後もコロナ前と同じ環境には戻らないし、コロナによって我々の生活習慣や、働き方、考え方など様々なものが変わるでしょう。

アフターコロナ時代に何が変わるのかを予測することで、新規事業を立ち上げたり、組織マネジメントに活かすことを考えているので、ここに備忘録として書いておきます。

アフターコロナ時代、日本のグローバル化が加速する。

他にも色々な変化があるだろうけど、今日はここにフォーカスします。

日本のグローバル化が加速する理由は、多くの組織や人がリモートワークを経験することで、距離が離れていてもチームは一緒に働けることに気づき、地方在住者や海外在住者を採用をするからです。

欧米の大手IT企業はだいたいインド、フィリピン、南米に自社の開発拠点を持ってR&Dや自社の製品・サービス開発を行っています。すでに自社の開発チームを分散しています。当然既存サービスとの連携や整合性を取るために本社開発チームをはじめ世界中のチームと連携していることでしょう。

これらの会社では、エンジニアだけでなく、世界中から優秀な人材を集め功績を残した人は人種に関係なく昇進します。Google、マイクロソフト、アドビ、IBMなどはCEOがインド人です。経営陣にも世界中の優秀な人材が登用されています。

日本企業や技術が世界でまだ通用するものもあると思いますが、人材のグローバル化においては大きく置いていかれています。今ほど人、モノ、金、情報が世界を飛び交う時代ではなかった20世紀には通用したものが、今は通用しません。

日本がグローバル化できない障壁の一つがリモートワークが浸透していないことです。日本人は日本語で阿吽の呼吸で空気を読みながらコミュニケーションをすることが重要とされてきました。これがグローバル化を妨げています。

今回、コロナの問題で多くの企業がリモートワークを強制的に実施し成功することで、この障壁が克服できます。

リモートワークに成功した会社はアフターコロナもオフィス勤務とリモートワークのハイブリットになると思います。同じチームに地方在住者、海外在住者がリモートでつながって仕事をします。

リモートワークをサポートする新しいツールがどんどん出てきて、ツール同士が連携し便利になります。リモートワークの成功事例やノウハウが共有されて、徐々に浸透していくと思います。

リモートワークは本当は東京よりも地方の企業にこそメリットが大きいのです。地方にいながら優秀な人材にアプローチができて、場所にとらわれずにグローバルな活動ができるツールですから。

ただ、地方にはリモートワークを試行錯誤しながら業務に落とし込むことができる人材が少ないので定着率が下がるかもしれません。

日本の企業のリモートワークが浸透しにくい理由がもう一つあります。それは、まだまだ年功序列の企業が多く経営陣が高齢でテクノロジーに疎く、新しい時代の変化についていける人が少ないことです。

年功序列は経団連やトヨタなどの大手企業が終身雇用制度を維持できないと明言したので、今後数十年をかけて無くなっていくものと思います。(それまで企業や日本経済がもたないかもですが)

これをきっかけに、企業がデジタル化を推進し、世界で起きている産業構造とビジネスモデルの変化にもキャッチアップできることを願うばかりです。

リモートワークに成功した会社は海外人材でのリモートワークにもチャレンジしてみてください。

海外人材の採用もできると採用対象者が一気に広がります。東京では見つからなかった人材が世界中を対象にすれば、見つかる可能性が高まります。

弊社では、グローバル人材のご紹介やベトナムでのグローバル開発でクライアント様のグローバル化のお手伝いをさせていただいております。

・ベトナム、マレーシア、インドネシアのトップ大学のIT学部、機械工学部、電気電子工学部にて日本語教育を提供し新卒学生採用ジョブフェアを開催しています。

・JICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業基礎調査(2019年)に採択され、ブラジル人ITエンジニアで日本語可能人材の人材紹介を行っています。

・ベトナムのハノイ、ダナン、ホーチミンの3拠点に1500人のITエンジニアを抱えて、お客様のシステム開発をサポートしております。

・企業のDX化もサポートしております。

ベトナムでの大学教育の取り組みについて以下の記事に詳しく書いてあります。

ご興味のある方はWebサイトよりお問い合わせください。


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