疾病利得

「敗北を避けるために、時に人は自ら病気になる。
『病気でなければ出来たのに…』」
「人は人生の敗北を避けるために、あらゆるものを利用する」
(2014 アルフレッド・アドラー 解説 小倉)

心中で
これはやりたくないなあ
あの人とはあわないから、会いたくないなあ
きついから今日は動きたくないなあ
といったことを内心で考えているときに

実際に身体のどこかが痛くなったり、
発熱したり、
足が動かなくなって動けなくなる
ことがある
その様なことでその嫌な場面を避けることが出来ることを
心理学の用語で第一次疾病利得という概念。

またそういった身体の状態になることで、
周囲の方々に心配や同情され、注目を集めたり、
お見舞いに何か保証を受けたりすることを
第二次疾病利得と呼ぶ。

無意識に感じている葛藤に対して
身体症状に転換するということで、
転換性障害という病名がつくことも。

無意識に感じている葛藤に対して
意識や人格の解離が起きる
解離性障害

記憶が消える
解離性健忘

行方不明になる
解離性遁走

など

いやあとても不思議なことだが、
その様なことが起こるのだ

病名がつくようなことではなくても
アドラーが仰るように
無意識的に
葛藤場面を避けるような行動を
人間がとっていることがあるのかもしれない

いやあとても不思議ですね…

10代20代はボクサー
30代40代は市民ランナー

元証券マン
看護師であり心理師でもあり

移動手段、通勤は走って移動する
死ぬまで走ると公言するkinokazuの
魂の記事を読んでいただき
ありがとうございました。

記事を引用・参考させていただき

勉強させていただき

ありがとうございました。

何かご意見あればよろしくお願いします。

引用・参考文献

小倉広著(2014)

アルフレッド・アドラー                       人生に革命が起きる100の言葉                    

ダイヤモンド社



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